バングラデシュのニュース(2013/05/15)  ■TV放送 NHK-BS1 5/18 午前0:00~ 

バングラデシュのニュースがあったのでメールしました。

■見出し(2013年05月15日) No2013-26
〇Budda puja & Boishakhi Purunima
〇NHK BS1  エキサイト・アジア「第4回」 5月18日(土)午前0:00~ 
〇2013年5月号 BOPビジネス 新たな市場はココだ!
〇バングラの工場安全協定-ウォルマートなどの署名は不透明
〇バングラデシュ工場の安全対策協定、H&MやZARAが参加を表明
〇ウォルマート、バングラデシュで独自の安全計画を策定
〇開発途上国での多国籍企業の事業活動??バングラデシュの繊維産業
〇崩壊事故のダッカ、数百工場が無期限閉鎖 労働者抗議で
〇ビル倒壊現場の捜索終了、1127人の遺体を収容 バングラデシュ
〇バングラデシュ、衣料業界の最低賃金引き上げへ
〇【人大杉】バングラディッシュの列車の乗客がヤバ過ぎるとロシアのサイトで話題に

■イベント: Budda puja & Boishakhi Purunima
 http://kanaben.s3.zmx.jp/image/20130526_Buddapuja.JPG

2013年5月26日 東京・赤羽Bivioホール(JR赤羽駅前ショッピングセンター Bivio ビビオ3F)
にて、バングラデシュ仏教徒のイベントがあるそうです。
お時間のある方は行ってみて下さい。
チッタゴン・マハムニ母子寮周辺に実家のある、バルワ族の方もいらっしゃいます。

Beginning of Puja & Worship 10:00 – 12:00
Lunch 12:00 – 14:00
Discussion on Buddhism, Boishakhi 15:00 – 18:00
Cultural program, Uttron Cultural Group Bangladesh 18:00 – 20:00

Organized By “World BARUA Organization”

■NHK BS1  エキサイト・アジア「第4回」 5月18日(土)午前0:00~ 
 http://www4.nhk.or.jp/exciteasia/
 (NHK-BS1 2013年05月18日)

アジア各国で奮闘するビジネスマンのドキュメント・マガジン。
バングラデシュで日本のミシンを売り込む営業マンのシビアな交渉。
定年退職後海外で夢を追う人々を紹介する。

アジア各国で奮闘する日本人ビジネスマンに密着するドキュメント・マガジン。
「世界の縫製工場」バングラデシュで圧倒的なシェアを持つ日本のミシンメーカー。
安さで売り上げを伸ばす中国メーカーに対抗したシビアな交渉に迫る。
定年退職後、中国で工場団地の運営をまかされた元自動車メーカーの幹部社員、
ベトナムの現地工場の社長に抜てきされた67歳の元職人も紹介する。

■2013年5月号 BOPビジネス 新たな市場はココだ!
 http://www.jica.go.jp/publication/j-world/1305/index.html
 (JICA’s World 2013年5月号)

◆特集 BOPビジネス
◇新たな市場はココだ!(PDF/2.27MB)
 http://www.jica.go.jp/publication/j-world/1305/ku57pq00001c3rat-att/tokushu_01.pdf

 市場と貧困層をつなぐビジネス ― BRAC
 世界に広がる!? 日本企業の挑戦 ― 株式会社資生堂
 
◇共にビジネスの種を育てる バングラデシュ(PDF/2.23MB)
 http://www.jica.go.jp/publication/j-world/1305/ku57pq00001c3rat-att/tokushu_02.pdf

 from BANGLADESH 共にビジネスの種を育てる
 貧しさと喧騒が混在する街街
 川崎市の企業が生んだ水の技術
 自転車をこいできれいな水を作り出す
 あなたの家のもやしがバングラ産に?
 
◇ここがすごい!ニッポンの技術(PDF/1.33MB)
 http://www.jica.go.jp/publication/j-world/1305/ku57pq00001c3rat-att/tokushu_05.pdf

 安全な水をたっぷりと!“AMAMIZU”タンク ― 株式会社天水研究所
 焼かない!?レンガ ― 亀井製陶株式会社

◆一括ダウンロード
 全文版(PDF/16.9MB)
 http://www.jica.go.jp/publication/j-world/1305/ku57pq00001c3rat-att/all.pdf

■バングラの工場安全協定-ウォルマートなどの署名は不透明
 http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323531704578482061055138632.html
 (THE WALL STREET JOUNAL 2013年 5月 14日)

少なくとも1127人の衣料品工場労働者が死亡したバングラデシュのビル倒壊事故を受け
て、一部の西側の小売業者は13日、安全基準を満たしていない工場の利用を避けること
を約束した。一方、同国政府は労働組合の設立を容易にすると発表した。

 問題は企業と政府が衣料品輸出が急増しているバングラでの基準改善にリップサービ
ス以上のものを支払うかどうかだ。

 一部の主要アパレル企業は同日、バングラの工場の安全基準に関する期間5年の画期的
な協定に参加した。この協定に参加した業者にはヘネス・アンド・マウリッツ(H&M)、
インディテックス、ZARA、テスコ、C&A、カルバンクラインの親会社PVH、独小売会社チ
ボ、アソシエーテッド・ブリティッシュ・フーズ傘下のプリマークなどだ。協定は小売
業者が安全基準を満たしていない工場での製造を禁じるとともに、必要な修繕と改修へ
の支払いをさせることになっている。

 関係筋によると、倒壊したラナ・プラザ工場のがれきの中から注文書が見つかった伊
ベネトン・グループも同協定への署名を真剣に検討している。同工場で同じように生産
していたマンゴMNGホールディングはまだ署名していない。同社のコメントは得られてい
ない。

 今回協定に署名した企業は、倒壊事故を受けて2週間前にドイツで開かれた会議に労働
者の権利擁護団体や労組、NGO、それに国際労働機関(ILO)とともに参加して協定草案
作りをした約20の企業のうちの一部。この会議で協定署名の期限が14日とされていた。
会議参加のさまざまな組織によると、残りの企業も今週中に参加を表明する可能性があ
る。

 H&Mは「影響力を持ち、それを維持するためには、ブランドの広範な連携が必要だ」と
指摘した。

 一方、米ウォルマート・ストアーズやシアーズ・ホールディングス、ギャップ、JCペ
ニーなど米国の世界的な小売業者は、まだ協定に署名していない。労働団体は、少なく
とも10年にわたってバングラで製品を調達し、同国にとって最大の顧客の一つであるウ
ォルマートは以前から法的な拘束力のある同協定に抵抗していると指摘する。同社は独
自の安全計画を実施しており、最近では、米国のあるNGOに160万ドルを寄付して、環境
・健康・安全のための学校をバングラにつくることになったという。ウォルマートの広
報担当者は、今のところ同協定について発表することはないと述べた。

協定は、バングラにある5000の衣料品工場を査察する安全責任者を指名するとともに、
労働者向けの火災安全訓練をすることをうたっている。各社は5年間に最大250万ドル(
2億5500万円)を支払う。各社の支払額はバングラでの生産量に基づいて算出される。

これとは別に、活動家らは事故の犠牲者への補償基金に7000万ドル以上を拠出するよう
西側の小売業者に求めている。

 一方でバングラ政府は、衣料品製造労働者は工場所有者の許可を得ることなく労組を
作ることが認められると発表した。人権擁護団体はこれが厳密に施行されれば、生命を
守ることのできる変化だと歓迎した。

 4月24日の8階建てラナ・プラザの倒壊事故は世界最悪の産業事故の一つとなり、バン
グラのハシナ政権は同国の労働条件をめぐる懸念への対処を迫られた。同国の衣料品産
業は低賃金を背景に急速に成長している。同政権は12日、同業界の最低賃金をすぐに今
の月38ドルから引き上げる計画だと明らかにした。38ドルは中国の4分の1の水準。政府
は先週、安全面で問題があるとして18の衣料品工場を閉鎖した。このうち3つは同国最大
の製造業者の工場。政府は全工場の検査を進めている。

 事故現場での救出作業は13日、縮小された。この日は救出作業開始後初めて1人の遺体
も見つけることができなかった。先週はほとんど毎日100人程度の遺体が発見されていた。

■バングラデシュ工場の安全対策協定、H&MやZARAが参加を表明
 http://www.cnn.co.jp/business/35032013.html
 (CNN 2013年05月14日)

ニューヨーク(CNNMoney) バングラデシュの首都ダッカ近郊で起きた縫製工場
が入居するビルの崩壊をきっかけに、同国内の工場での安全強化を目指して提案された
協定に、欧米のファッションブランドが参加を表明している。
スウェーデンのへネス・アンド・マウリッツ(H&M)が13日に署名し、ZARAを
運営するスペインのインディテックス、カルバン・クラインやトミー・ヒルフィガーを
傘下に置く米フィリップ・ヴァン・ヒューゼン(PVH)などがこれに続いた。
協定は5カ年計画で、バングラデシュにある工場の安全監視体制を見直す内容。各小売
企業が独立機関による立ち入り検査を実施し、検査結果を公開する。企業側はさらに、
工場の防火設備や改築に資金を提供し、対策を拒否する工場とは取引を打ち切らなけれ
ばならない。
現時点で署名している唯一の米企業、PVHは、この計画に最大250万ドル(約2億
5000万円)を出資すると表明した。H&Mやインディテックスは出資額を公表して
いない。
大手小売企業の多くはこれまでも工場の安全基準を定め、検査を実施してきたが、検査
担当者が企業に直接雇われるケースも多く、透明性が確保されていなかった。企業側に
改善を求めるオンライン請願には、世界各国から100万人近くの署名が集まった。
協定への参加は15日に締め切られる。米小売大手のウォルマート、シアーズ、JCペ
ニー、ギャップなどにも参加を求める声が上がっている。

■ウォルマート、バングラデシュで独自の安全計画を策定
 http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324582304578484352839507528.html
 (THE WALL STREET JOUNAL 2013年 5月 15日)

 米小売りチェーン大手ウォルマート・ストアーズ(NYSE:WMT)は14日、バングラデシュ
の衣料品工場での安全性強化に向けた独自の計画を発表することで、欧州の主要小売業
者とは一線を画した。この計画を1100人以上の死者を出した先月のビル崩壊のような大
惨事を防ぐための誓約と位置付け、法的拘束力を持つ契約ではないとしている。

■開発途上国での多国籍企業の事業活動??バングラデシュの繊維産業
 星野 裕志(九州大学大学院経済学研究院教授)
 http://www.sekaikeizai.or.jp/active/article/130513hoshino.html
 (社団法人 世界経済研究協会 2013年05月13日)

昨年末以降、バングラデシュの繊維工場の火災で、多くの犠牲者を出すという痛ましい
報道に接する機会が何度かあったが、先月は首都ダッカ近郊の縫製工場などが入るビル
の崩壊事故で600人を超える死者が出た。同国では史上最悪の産業事故という。ビル崩壊
の危険性が指摘されながら操業が続けられていた、あるいは非常口が閉鎖されていた、
など次々に明らかになる事実を記事で読みながら、この数年、チッタゴンの繊維工場を
10カ所以上訪問しながら見た劣悪な労働環境を思い出す。

 最近バングラデシュ製の衣類を見かける事が多くなってきたが、バングラデシュは現
在、中国に次ぐ世界第二位の衣料品の輸出国であり、繊維産業が同国の輸出全体の約8
割を占めている。世界の主要ブランドがバングラデシュに生産拠点を置く一方で、中国
のような生産技術の集積があるわけでもなく、近隣のインドやパキスタンのような綿花
の生産国でもないバングラデシュの優位性は、労働者の賃金の低さにある。300万から4
00万人といわれる繊維労働者の賃金は、月3,000タカ(約4,000円)程度であり、ストラ
イキを繰り返しながらも、なかなか労働条件が改善される様子もない。

 実際に繊維工場を訪れてみると、工場の入口付近にはたいてい「18歳未満の児童は雇
用していない」とのプレートが掲げられているのだが、工場内に入ると、中で働く従業
員の多くは明らかに14歳にも満たない子ども達である。細かい作業に向いているのか、
綿くずの舞う中で、少女たちが縫製の補助や製品の包装作業に従事し、少年たちは原料
の反物の運搬やケミカルの液体を使った製品の洗浄などに携わっている。工場の管理者
に質問を向けると、これもたいてい、児童労働を禁止している事や労働基準を適切に遵
守しているとの返答が戻ってくるが、目の前で繰り広げられる光景は、それがまったく
建前であることを物語っている。また中には、織物機械が地面に直接置かれていたり、
来客用どころか従業員が座る椅子すらひとつも無いような工場もあり、機械のすき間に
も通路にも積もっている綿くずの山を見ると、何らかの失火があれば瞬く間に燃え広が
るだろう事は容易に想像ができた。

 一方で、近代的なショールームのような本社と作業場施設をもつある繊維会社では、
管理者が快適なオフィス環境で仕事をしており、現場の作業場も同様に整然としている。
ウォルマートやIKEAと取引をしているこの会社は、毎年これらの取引企業からの視察を
受けるので、児童労働や基準を下回る労働環境はあり得ず、すべてのコンプライアンス
は遵守されているとの説明を受けると、それはその通りなのだと思う。ところが、先に
訪問した下水溝に囲まれた土間に綿くずだらけの工場で生産されたタオルが、実はこの
ショールーム工場に納品され、多国籍流通企業で販売されていることを知れば、欧米か
らの定期的な視察者達はその事実を知らされないのか、あるいは、あえて知ろうとはし
ないのだと思う。

 多国籍企業の責任を問い、先進国並みの労働基準を遵守する企業のみとの取引の徹底
を求めるとすれば、現在のバングラディシュの繊維工場の多くはその対象から外れ、そ
のレベルに適合しようとすればバングラディシュの優位性も低下する事になる。その時、
繊維工場で働く多くの子ども達は職を失い、少年たちは路上で生活し、少女たちは性産
業などによって搾取されていく事も避けられないのではないだろうか。子どもにとって
は過酷な労働であっても、それが彼らの生活を支えている。もちろん、現状の方がよい
と述べるつもりは少しもないが、先進国の倫理観や論理が、現状を解決してくれるわけ
ではない。ある工場で見かけた「自分で稼いだお金で食べる食事が一番おいしい食事」
と書かれたサインボードが、現実の厳しさを示している。

 ファーストリテイリングの柳井会長は、現地でも購入可能な製品の生産や保健衛生に
寄与する商品の販売を目的として、バングラデシュのグラミン銀行と協力しソーシャル
・ビジネスを立ち上げている。多国籍企業は、競争優位性を高めるべく、ますます新た
な開発途上国を探索し進出して行く。企業の責任範囲をどこまでと捉えて企業活動を行
って行くのか、企業の社会的責任はますます複雑にまた多様化していく。

■崩壊事故のダッカ、数百工場が無期限閉鎖 労働者抗議で
 http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/accidents/2943903/10739190
 (AFP通信 2013年05月14日)

【5月14日 AFP】4月にバングラデシュ・ダッカ(Dhaka)近郊で縫製工場などが入るビル
が崩落し、1100人以上が死亡した事故を受け、同国の衣料品産業を支える同市アシュリ
ア(Ashulia)地区で縫製工場労働者らが抗議行動を起こしており、数百工場が無期限に
閉鎖される見通しだ。

 崩壊事故現場での遺体の捜索活動が打ち切られる中、同国繊維業界の主要団体、バン
グラデシュ衣料品製造業・輸出業協会(Bangladesh Garment Manufacturers and Expor
ters Association)は13日、現場に近いダッカ郊外の工業地帯、アシュリア地区の全工
場の操業を、追って通知があるまで停止すると発表した。

 同協会のシャヒドラ・アジム(Shahidullah Azim)氏は、この決定について「われわ
れの工場の安全を確保するためだ。アシュリア工業団地の全工場は、労働者による抗議
行動のため、14日から無期限閉鎖される」とAFPに語った。

 地元警察署長によると、工場全体の80%の作業員がストライキを起こし、賃上げと、
倒壊したサバール(Savar)地区の複合施設ラナプラザ(Rana Plaza)の所有者の処分を
要求している。

 アシュリアにはバングラデシュの大手縫製工場が集中しているが、アジム氏によると、
4月24日のビル崩壊事故以降「事実上、稼働していない」状態だという。アシュリアには、
ウォルマート(Walmart)やH&M、テスコ(Tesco)、インディテックス(Inditex)、カ
ルフール(Carrefour)などの欧米大手メーカー向けの衣料品を製造する約500工場が集
まっている。(c)AFP

■ビル倒壊現場の捜索終了、1127人の遺体を収容 バングラデシュ
 http://www.cnn.co.jp/world/35032030.html
 (CNN 2013年05月14日)

バングラデシュ中部サバール(CNN) バングラデシュ軍は13日、首都ダッカ近郊サ
バールのビル倒壊現場での遺体捜索作業を終了すると発表した。20日間に及んだ作業
で生存者2438人を救出、1127人の遺体を収容した。
現場向かいのビル内に設けられた本部では毎日、発見された遺体の数がボードに書き込
まれた。100体を超える日もあったが、この数日間はめっきり少なくなり、13日の
数字はゼロ。軍幹部は「全員を捜し尽くした」と宣言した。14日には地方当局が現場
を引き継ぎ、片付け作業に入る。
ただ、倒壊当時、ビル内の5つの縫製工場にいた従業員らの正確な数は分かっていない。
少なくとも98人は依然として安否不明のままだ。一方で身元不明の遺体59体につい
てはDNA鑑定が行われている。引き取り手のいない230体の遺体は、市民団体がダ
ッカに埋葬。頭部や手足だけが見つかったケースもある。
ビルのオーナーは倒壊の前日、建物の亀裂を指摘されて、「このビルは100年もつ」
と言い放っていたとされる。インドへ逃れようとしたところを逮捕されたこのオーナー
に対し、極刑を求める声が集中している。
同国の衣料品業界全体の労働条件を見直す動きも出始めた。政府は最低賃金引き上げを
検討する委員会の設立を発表。13日には、従業員の生命保険加入を定める新法の草案
が閣議で承認された。

■バングラデシュ、衣料業界の最低賃金引き上げへ
 http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323531704578479690069255144.html
 (THE WALL STREET JOUNAL 2013年 5月 13日)

【ダッカ(バングラデシュ)】バングラデシュ政府は12日、衣料業界の賃金を引き上げ
る方針を明らかにした。先月、首都ダッカ近郊で縫製工場などが入居するビルが崩壊し
て多数の死者が出た事故を受け、政府には同業界の労働基準を改善するよう圧力がかか
っていた。

労働者団体は、現行の月38ドル(約3900円)という最低賃金はカンボジアの半分で、こ
れでは食べていくこともままならないと述べる。8階建てのビル「ラナ・プラザ」が崩壊
した事故では、死者数が12日の時点で1118人に上っており、ダッカでは何万人もの労働
者が街頭で抗議活動を行っている。

 同国のアブドゥル・ラティフ・シディキ繊維相は12日、政府が労働者団体や工場所有
者と速やかに協議を開始し、同業界の新たな最低賃金で合意する予定だと述べた。同繊
維相は、この引き上げが5月1日にさかのぼって適用される見通しだと付け加えた。

 しかし、賃金が大きく改善する公算は小さい。工場所有者は賃上げに反対しており、
賃金を大幅に改善できる余裕がないと述べる。西側の消費者が安価な衣料品に慣れてし
まっているためだという。

 同国の大手衣料メーカー、Envoy Groupの共同オーナーの1人、Abdus Salam Murshedy
氏は、「賃金を引き上げなければならないのなら、われわれは小売店に対し、『1枚買っ
たらもう1枚は無料』といった慣行をやめてくれ」と言わなければならなくなるかもしれ
ない」と述べた。

 一方、同業界で働く多くの従業員は、賃上げの有無にかかわらず、仕事をやめるつも
りはないと話す。他に選択肢があまりないからだ。

 ラナ・プラザに入居する工場の裁縫師で、崩壊事故で肋骨を負傷したSaira Banuさん
は、本当は仕事をやめたいと話す。しかし、20代のBanuさんは以前の家政婦の仕事には
戻りたくないという。家政婦は最低賃金の対象にもならないため、月20ドル程度しか稼
げないからだ。

 Banuさんは「別の仕事を探したいけど、わたしに何ができるか分からない」と語った。

 バングラデシュは中国を下回るの賃金を利用し、ここ10年間で巨大な衣料産業を構築
してきた。中国は依然として世界最大の工業国だ。バングラデシュは現在、年間200億ド
ル相当の衣料品を米国や欧州の小売店に輸出している。

 この2000年代初頭以降のブームは、これまでバングラデシュの男社会の田舎で雇用の
機会に乏しかった女性に仕事を与えた。同業界に従事する400万人の90%以上は女性で、
主に田舎出身の若い女性が占めている。

 事故当時、ラナ・プラザの4階に入居する「ファントム・アパレルズ」工場で働いてい
た裁縫師のRozina Akterさん(21)によると、この業界の仕事のおかげで彼女の家族は
救われたも同然だという。出身の村で家族が飢えに直面していたためだ。

 4月24日のビル崩壊時、彼女は階段に走っていこうとしたが、次の瞬間、真っ暗闇に落
ちた。彼女は2日後に救助隊員によってがれきの中から運び出された。現在、足を骨折し
て病院で治療を受けている。にもかかわらず、彼女は別の工場の仕事を探そうと懸命だ。

 Akterさんは「わたしは回復し次第、仕事に戻るつもりだ。全てのビルが崩壊するわけ
ではないだろう」と話した。

 彼女は3年前、両親と4人のきょうだいとともに同国北部の農業地帯ガイバンダからダ
ッカに移ってきた。川の氾濫によって水田が流されてしまったからだ。同国の川沿いで
はこういった氾濫がよく起こる。

 Akterさんは家の農業を手伝うために中学1年のときに学校を中退した。工場では最低
賃金で働き始めたが、スキルを学び、事故当時までに月58ドルを稼げるようになってい
た。

 彼女は週7日、1日8-12時間働いていた。同じ業界で働く彼女の姉も同じくらいの賃金
を稼いでいる。このおかげで家族は寝室が2つある小さな家を月64ドルで借りることがで
きている。

 Akterさんは「次の給料日までやりくりするのにお金を借りなければならないこともた
まにあるが、そのまま村にいたら、今頃は飢えていたに違いない」と話した。

 バングラデシュが前回、最低賃金を引き上げたのは2010年終わりで、ほぼ2倍に引き上
げた。衣料業界の労働者の最低賃金が最初に設定されたのは1994年。海外の小売店が同
国からの購入を増やし始めたことを背景に、同業界が海外からの監視を受けるようにな
った時期だ。最低賃金は06年にも再度引き上げられた。

 非営利団体「Bangladesh Center for Worker Solidarity」の代表、Kalpona Akter氏
は、「こういった労働者が衣料品を生産して、バングラデシュは外貨を獲得できている
のだから、彼らはもっと高く評価されるべきだ」と話す。

 しかし、バングラデシュの労働者、とりわけ教育水準の低い労働者は、賃上げを要求
できるだけの力に乏しい。化学工場や船舶解体場の仕事は、さらに危険だとみられてい
る。

 ダッカに本拠を置くシンクタンク、政策調査研究所の代表、Ahsan Mansur氏は、「現
実はというと、教育をほとんど受けず、スキルにも乏しい女性労働者をこれほど多く受
け入れられる業界が他にないのだ」と述べた。

■【人大杉】バングラディッシュの列車の乗客がヤバ過ぎるとロシアのサイトで話題に
 http://blog.livedoor.jp/sekaiminzoku/archives/26901689.html
 (世界の憂鬱 2013年05月14日)

ビッショ・イステマの時のバングラデシュ鉄道の様子(写真)を掲載しています。

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