バングラデシュのニュース(2013/07/04) ■TV放送:NHK-BS1 7/7 17:00~,7/10 24:00~ 

■見出し(2013年07月04日) No2013-37
〇テレビ放送:「一度は食べたい!世界の珍味」
〇テレビ放送:ラベルの裏側 ~グローバル企業の生産現場~
〇高松港にバングラデシュ人アーティストが100人やって来る!瀬戸内国際芸術祭2013
〇「JFW-IFF バングラデシュ・パビリオン、並びにバングラデシュセミナー」 のご案内
〇イベント:”参加型”帰国報告会 ~可能性と挑戦に満ちた新・新興国の現場から~」
〇バングラデシュにおける女性の社会進出問題の解決を支援、
 アジア女子大学へ100万ドルの寄付と女子サッカーへの支援を実施
〇ベンガル語・ネパール語 夏の2日間集中講座 ご案内(7/20-21,7/13-14)
〇JICAボランティア40周年記念式典
〇生活改善を目指して-初代女性ボランティア奮闘記-
〇バングラデシュの首都ダッカに初めてのバス系統図

■テレビ放送:「一度は食べたい!世界の珍味」
 http://www.nhk.or.jp/agora/
 http://www.nhk.or.jp/agora/yotei/index.html
 (NHK-BS1 2013年7月7日(日) 17:00~17:50)

今回の地球アゴラは、ご飯やお酒に相性抜群!の珍味を大特集。世界ではいったいどん
な珍味が人々に愛されているのか、各国のアゴラーに紹介してもらいます。
タラ漁が盛んな北欧ノルウェー。その身を干した乾燥タラは、国内だけでなく外国にも
輸出されますが、この地でなければ味わえない珍味があります。本来捨てられる部位を
使った、その珍味とは?
バングラデシュからは、とっても臭い珍味が登場。そのまま食べるのではなく、鍋に入
れたり、すりつぶして味噌のようにしてご飯と一緒に食べます。バングラデシュの珍味
を通して、人々をひきつける“臭い珍味”の魅力を語り合います。
さらにイタリアからは、大理石と珍味の意外な関係を紹介。スタジオには日本の珍味メー
カーの方たちが集合! 思わず食べたくなる珍味の魅力を語り合います。
(生放送のため内容が変更になる場合があります。)

●バングラデシュ/ダッカ 高橋アイシャさん
(日本人学校教師) 滞在歴16年
日本で知り合ったバングラデシュ人男性との結婚をきっかけに、バングラデシュへ渡る。
現在は3人の子供を育てるかたわら、ダッカの日本人学校で英語や社会を教えている。

●ノルウェー/オスロ 佐藤成吾さん
(和食レストラン経営) 滞在歴30年
ストックホルムに開店した和食レストランの料理指導担当者として北欧へ渡る。その後
オスロに移り、独立。最近は日本食の人気の高まりに嬉しい悲鳴をあげている。

●イタリア/スポレート 粉川妙さん
(食文化研究家) 滞在歴8年
食のライターを目指しスローフード系の料理学校で学ぶため、渡伊。1年間の料理実地
研修を経て、現在、ライフワークである「イタリアの豚」の研究のため、イタリア全国
を調査している。

■ラベルの裏側 ~グローバル企業の生産現場~
 http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/130710.html
 (NHK-BS1 2013年07月10日 24:00~24:50)

去10年間でフランスでは洋服の値段は13%も下がったという。その代償を支払って
いるのは誰なのか―?アパレル産業が輸出の8割を占めるバングラデシュを取材したク
ルーは、工場でさまざまな“搾取”が行われている現実を目の当たりにする。
バイヤーを装って有名ブランドの商品を請負う工場を訪れた取材班は、低年齢の未成年
が多数働いていると見る。そして、労働者が住むスラムに潜入し、12歳の少女から週
に60時間、労働しているという証言を得る。
健康に被害を及ぼすため先進諸国では禁止されている加工方法も行われている。働く職
人は、医者に健康被害を食い止めるためにも、ただちに仕事を辞めるよう勧められるが、
家族を養うためには、それはできないという。
さらに取材班は、ブランドを多数展開する欧州大手企業の取引先工場に関する文書を入
手。どの工場も労働環境が劣悪だと知りながら取引を続けていたことも発覚する。
原題:Underhand Tactics: Toxic Lable
制作:Premieres Lignes Television (フランス 2012年)

■高松港にバングラデシュ人アーティストが100人やって来る!瀬戸内国際芸術祭2013
 http://www.jica.go.jp/shikoku/topics/2013/130626.html
 (JICA四国 2013年06月26日)

3年に一度開催され、前回(2010年)は約90万人が来県した瀬戸内国際芸術祭。2回目の
開催となる今回は、春・夏・秋の3シーズンに分けて開催されます。そのうちの一つとし
て、今年は高松港にダッカの街並みを再現しようとするバングラデシュプロジェクトが
開催され、夏会期中(7月20日~9月1日)、総勢約100名のバングラデシュ人アーティス
トが、高松港を賑わせます!

芸術祭総合ディレクターの北川フラム氏により、『世界最貧国』というマイナスイメー
ジを払拭する、明るくカラフルでアートが生活に根付いたバングラデシュを表現したい
!と企画されたこのプロジェクトですが、JICA四国でもぜひこのプロジェクトを応援し
ようと取り組んでいます。

バングラデシュ派遣中の隊員が活動先の子どもたちに描いてもらった絵を、バングラデ
シュ事務所の協力を得て、香川県丸亀市の特産である「うちわ」にし、県内各所で展示。
訪問客への広報もしています。また、会期中次々と訪れるベンガル人(バングラデシュ
人)の通訳サポートを、青年海外協力隊バングラデシュOBがリレーで担当します。

この夏は、高松港が熱い!皆さまも夏休みはぜひ香川へベンガルの風を感じにおいでま
い~!

■「JFW-IFF バングラデシュ・パビリオン、並びにバングラデシュセミナー」 のご
案内
 http://www.jtia.or.jp/osirase/2013IFF-Bangladesh/2013IFF-Bnangladesh.htm
 (日本繊維輸入組合 2013年7月7日~19日)

拝啓 時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
 さて、駐日バングラデシュ大使館より、来月開催されます JFW-IFF(インターナショ
ナル・ファッション・フェア)における「バングラデシュ・パビリオン」並びに「バン
グラデシュセミナー」について、以下の通り案内がありましたのでお知らせ致します。

 詳細及びお問い合わせは以下をご覧下さい。
敬具

 この度は、2013年7月17日~19日に開催されますJFW-ⅠFF/インターナショナル・ファ
ッション・フェアに、EPB(Export Promotion Bureau Bangladesh/バングラデシュ輸出
振興局)とBKMEA(Bangladesh Knitwear Manufacture and Exporters Association/バン
グラデシュニット製品製造輸出業協会)が中心となり、バングラデシュ衣料品製造メー
カー約30社が、日本企業との新規取引を開始したく参加を予定しております。

 是非この機会が、両国のビジネスパートナーシップの強化につながると信じています。
バングラデシュパビリオンにて皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

Md. Rashidul Islam
Commercial Counsellor
Embassy of Bangladesh, Tokyo

◆【 JFW-IFF「バングラデシュ・パビリオン」開催概要 】
展示会名称: JFW インターナショナル・ファッション・フェア
会   期: 2013年7月17日(水)~19日(金)
       10~18時(最終日17時まで)
会   場: 東京ビッグサイト(東京国際展示場 西展示棟)
       西2ホール1階
出展企業: カットソー、ニット製品を中心に31社

皆様のバングラデシュ・パビリオンへのご来場をお待ちしております。
また、下記イベントが会期中に予定されています。

◆【 バングラデシュをもっと知るセミナー 】
日   時: 2013年7月17日(水)13時~14時30分
会   場: 東京ビッグサイト(東京国際展示場 西展示棟)
       西2ホール2階 西2商談室2
内   容: 講演①「〝ネクスト11” バングラデシュ、新・新興国との
           ビジネスの可能性を考える」
            日本貿易振興機構(ジェトロ)
            途上国貿易開発部 アジア支援課課長 鈴木 隆史氏
       講演②「バングラデシュのビジネス」
           丸久株式会社 代表取締役社長 平石 雅浩氏

※事前の参加申込みは不要です。当日直接会場までお越しください。
※本セミナーは衣料関係者限定となります。業界外の方のご参加はお断りさせていただ
きます。

 同展示会会期中には、以下イベントも開催しておりますので、皆様のご参加を歓迎い
たします。

◆「バングラデシュ・パビリオン 開催記者会見」
  日 時: 7/18(木) 14:00-16:00
  場 所: 西2ホール2階 西2商談室6
  内 容: バングラデシュ通商省輸出振興局
       駐日バングラデシュ大使館
     バングラデシュ・ニット製品製造輸出業協会
による発表

◆「ウェルカムパティー」(参加無料)
  日 時: 7/17(水)-19(金)19:30-21:30
  場 所: 17(水)東京ベイ有明ワシントンホテル
        18(木)TFT/東京ファッションタウン
       19(金)未定

【 お問合せ先 】
 丸久株式会社 東京支店
 担当:前田
 TEL:03-5772-0311

                                  以上

■”参加型”帰国報告会 ~可能性と挑戦に満ちた新・新興国の現場から~」
 http://crossover21.net/event.html
 (官民協働ネットワーク Crossover21 2013年07月13日)

世界銀行バングラデシュ現地事務所での勤務を終え、この夏からワシントンの世銀本部
に向けて新たなスタートを切るCrossoverスタッフ代表の池田洋一郎が、バングラデシュ
の人々の懐に飛び込んで国造りに参加した2年間を通じて感じたこと、
考えたこと、そして学んだことを皆さんと追体験します。

○ 開催案内
日 付:7月13日(土) 13:00- 報告会  18:30- 懇親会
会 場:報告会
    富国生命ビル(内幸町)10階 世界銀行 東京開発ラーニング・センター
懇親会:富国生命ビル 地下1階 ラ・ベルデ 日比谷店(LA VERDE)
    http://www.jointokyo.org/ja/about/location/
定 員:100名
会 費:報告会 500円
    懇親会4,500円

申込み 7月11日(木)までに以下の専用フォームに必要事項をご記入の上、お申込み下
さい。
申込みフォーム

(注1)定員に達し次第、申込み受付を終了させて頂きます。
    参加ご希望の方はお早めにご登録を願います。

(注2)参加申込み後に、やむを得ず参加が出来なくなった場合には、
    必ず事前にスタッフ(staff@crossover21.net)までご連絡願います。

○ 当日のスケジュール

報告会
 12:30 開場、受付開始
 13:00 開会に当たってのメッセージ
    ~Crossover21のビジョンと本会の趣旨~
 13:10 プレゼンテーション ~新・新興国バングラデシュへの
      理解を深める20の質問 ~
 14:10 参加者とプレゼンターとの対話(質疑応答)
 14:40 休憩
 15:00 ケース・スタディの提示
    ~悲惨な産業事故はなぜ繰り返されるのか?~
 16:00 ケースに関するグループ・ディスカッション
 17:00 グループ・ディスカッションのまとめ
 17:30 参加者からのバングラデシュにおける活動報告
 17:50 閉会に当たってのメッセージ
 
懇親会
 18:30-20:30

富国生命ビル 地下1階 ラ・ベルデ 日比谷店(LA VERDE)

■バングラデシュにおける女性の社会進出問題の解決を支援、
 アジア女子大学へ100万ドルの寄付と女子サッカーへの支援を実施
 http://www.fastretailing.com/jp/csr/news/1306171000.html
 (株式会社ファーストリテイリング 2013年06月17日)

株式会社ファーストリテイリングは、女性の社会進出問題の解決支援のため、バングラ
デシュで下記の2つの施策を実施します。 バングラデシュでは社会的、宗教的、歴史的
な要因により、性別による固定的な役割分担意識が依然として根強く残っていますが、
今回の取り組みにより、次世代を担う女性たちが自分たちの能力を公の場で発揮し、社
会で活躍できるようになることを支援していきます。
ファーストリテイリングは、途上国等での貧困、教育、衛生、ジェンダー、環境といっ
た社会的課題を解決し、その国の経済や社会の発展、より豊かな生活づくりへ貢献して
いきます。
アジア女子大学(ASIAN UNIVERSITY FOR WOMEN)に、100万ドルの寄付を実施
バングラデシュのアジア女子大学に、5年間で100万ドルの寄付を実施します。アジア女
子大学は女性リーダーの育成を目指しているアジアで唯一の国際大学で、一家で初の大
学進学者も多く、学生の約60%が全額奨学金受給者です。 今回の寄付を通じ、個人の経
済事情にとらわれず、意欲のある女性の誰もが大学で学べる機会を提供していきます。
世界を舞台に活躍する女性人材の育成、女性の社会進出を支援していきます。
バングラデシュの女子サッカーを支援
ユニクロとユニクロのグローバルブランドアンバサダーである世界No.1のテニスプレイ
ヤー、ノバク・ジョコビッチ氏の共同発案によるプロジェクト「Clothes for Smiles(
http://clothesforsmiles.uniqlo.com/ja/)」の一環として、公益財団法人プラン・ジャ
パンと共同で、バングラデシュの女子サッカーを支援します。
バングラデシュの7つの管区の10歳から15歳の女子約1,200人を対象に、サッカーの技術
指導や大会の企画、運営に加え、リーダーシップトレーニング、ジェンダーや女性の権
利、性と生殖に関する健康などへの意識啓発も行っていきます。トレーニングウェアと
して、ユニクロの服の提供も予定しています。
サッカーの練習や試合を通じて自らを表現する方法や自信を身につけ、バングラデシュ
の女子たちが公の場でも自らの権利や意見を主張できるように支援をしていきます。
◆ 活動対象地域:バングラデシュの7つの管区
 ダッカ、ラジシャヒ、ロングプール、クルナ、バリサル、シレット、チッタゴン
◆ 対象:7管区64チーム(1チーム18人)に参加する約1,200人
◆ プロジェクト期間:約3年間

■ベンガル語・ネパール語 夏の2日間集中講座 ご案内(7/20-21,7/13-14)
 http://www.shaplaneer.org/news/2013/06/2720-21713-14.html
 (早稲田奉仕園 2013年7月)

・バングラデシュに行ったとき、少しでもベンガル語・ネパール語で話したい、
・ベンガル語・ネパール語がどんな言葉か知りたい、
・バングラデシュ・ネパールの生活や文化について関心がある
そんな方にピッタリな、週末2日間で言葉の基本と簡単な会話を学ぶ集中講座です。
教授経験豊富なネイティブの講師が、楽しく、わかりやすくお教えしますので、
ぜひ多くの方にご参加いただければと願っています。
みなさまのご参加お待ちしています。

【日程】ベンガル語クラス:7月20日(土)・21日(日)
     ネパール語クラス:7月13日(土)・14日(日)
【時間】両クラス共通
     10:00~16:00(途中1時間昼休み)      
     10:00~12:00  LESSON(1)
     12:00~13:00 お昼休み
     13:00~16:00  LESSON(2)   
【会場】早稲田奉仕園内会議室 
【受講料】15,000円+教材費実費(コピー代)
※シャプラニールの会員、ボランティアの方は、初回に限り10%オフの
13,500円で受講できます。

【内容】2日間のレッスン内容例(内容は各クラスによって異なる部分があります)
*言葉の成り立ちを理解しよう
*正しい発音を練習しよう
*コミュニケーションに必要な会話を覚えよう
  あいさつ/自己紹介/御礼を伝える/買い物をする
  場所をたずねる    など・・・
*知っておきたい文化や習慣を紹介

【お申し込み】
開講日8日前までにお電話、メール、ウェブサイトからお申込ください。

詳細は以下のウェブサイトでご確認ください。
http://www.hoshien.or.jp/class/intensive_class/asian_syutyu2013summer.html

■JICAボランティア40周年記念式典
 http://www.jica.go.jp/bangladesh/office/information/event/20130621.html
 (JICAバングラデシュ 2013年06月14日)

6月14日、バングラデシュの首都ダッカにて、アラウディン首相顧問ご夫妻やリズビー首
相顧問、日本大使館の南公使ほか500人をお招きして、JICAボランティアの40周年を祝う
式典を開催しました。JICAボランティアがバングラデシュに初めて降り立ったのは、バ
ングラデシュの独立後間もない1973年。これまでの40年間で計1,171名のボランティアが
派遣されており、教育、保健、職業訓練、農村開発、IT、環境、スポーツなど、様々な
分野で活躍しています。

式典には現役のボランティアのみならず現在JICA専門家としてご活躍されているボラン
ティア一期生の大嶋健男氏らOBの方々にもご参列いただき、これまでの歴史を振り返る
とともに、バングラデシュの未来を予想したプレゼンテーションやベンガル語の方言を
駆使した寸劇、ボランティアがプロデュースした記念ソング、ボランティア活動を題材
にしたクイズ等、ボランティアの豊かな発想による企画で盛り上がりました。

現地の人々と共に歩んできた40年という歴史の重みを胸に、引き続きバングラデシュの
発展に貢献していきたいと考えています。

関連URL
 ボランティア派遣40周年記念パンフレット(PDF/15.0KB)
 http://www.jica.go.jp/bangladesh/office/information/event/ku57pq00001jjr3i-att/pamphlet_40th.pdf

■生活改善を目指して-初代女性ボランティア奮闘記-
 http://www.jica.go.jp/bangladesh/office/others/human/04.html
 (JICA 2013年07月01日)

松本智子(旧姓佐藤)
青年海外協力隊、職種:野菜隊員
派遣期間:1981年10月~1984年4月(昭和56年2次隊)
配属機関:農村開発局(BRDB)、ジェソール県シャシャ郡

1.派遣当時の状況

派遣当時、バングラデシュには女性隊員が一人もおらず、男性隊員が当時のJICA駐在員
に、イスラムの国に女性は無理と、かなりの反対をしたと聞いています。しかも農村地
域とあって、あまりに危険だということで、畜産隊員の河内耕一さんがボディガードを
兼ねて、セットになって派遣されました。
その頃のバングラデシュでは、女性が外に出るには、黒いブルカをかぶって顔をかくす
のが当たり前でした。協力隊のトレーニング服だった真っ赤なトレパンで街中を歩いた
り、貸与された真っ赤なオートバイに乗っていると、周囲にはいつのまにか人だかりが
でき、何度も交通渋滞を起こしてしまう状態でした。よほど珍しかったのですね。
電気がない、水道もない、ガスもないところで、まず生活の場を整えること。ベンガル
語もおぼつかないまま、与えられた宿舎で、一から始めなくてはなりませんでした。朝、
板の窓を開け放って光を入れようとすると、鉄格子の向こうに、たくさんの子どもたち
の顔がならんでいるのを追い払い、手押しポンプで水を汲んで顔を洗うことから1日が始
まりました。

2.活動内容

私は農村開発局が行っている女性組合で、生活改善をめざして家庭菜園を普及すること
を願って配属されました。
イスラム教の強いバングラデシュでは、男性隊員は村の女性たちの姿を見る機会がなく、
女性の生活はナゾに満ちていました。配属先のカウンターパートの女性とともに、村を
まわり、女性たちの生活を見ること、知ることから活動がスタートしました。
村の女性たちは家の周辺から外に出る機会はあまりなくても、子育ての傍ら、その生活
の中で牛、ヤギや鶏の世話をしたり、米をついたり、牛フンから燃料を作ったりと、様
々な仕事をしています。そこで家の近くに家庭菜園を作ることを勧めたり、健康のため
に野菜を食べることの必要性を説明したりしました。
栄養についてもっと詳しく知る隊員がいたら活動が拡がると思い、JOCV事務所に家政隊
員の要請を出し、1983年に飯野美恵子さんが来てくれました。飯野さんが来てからは村
の生活改善のために何ができるかを共に考え、活動しました。
まず、村々を回って健康のために野菜を食べること、工夫して野菜を作ることを普及す
るセミナーを開きました。また、彼女は地域の女性たちが上手に刺繍するのを見て、ダ
ッカのクムディニ財団で行っていた刺繍プロジェクトに参加して、女性たちの収入向上
を図ろうと開始しました。村から出たことのない女性たちを夜行バスでトレーニングに
つれて行き、そこで様々な苦楽を共にしながら刺繍の仕事をスタートさせました。
飯野さんと、そこでできることを手探りでいろいろとやってみたことが楽しく思い出さ
れます。例えば、NGOのMCC(メノナイトセントラルコミッティー)の大豆栽培普及を聞
き、栄養改善に役立てたいと、シャシャ郡でも試作してみることにしました。マイメイ
シン農科大学やチュワダンガ県のMCC事務所から種と根粒菌を分けてもらいに行ったり、
事務所近くにデモンストレーション畑を作り、農家に協力してもらって栽培に取り組ん
だりしました。また、地域の産物を加工して瓶詰めにできないかなどの試みもありまし
た。
私は、1984年に任期終了でシャシャを離れましたが、活動は引き継がれ10年に及ぶJOCV
の活動が行われました。
その後、協力隊活動としてBRDBシャシャに隊員は必要ないと言われ、協力隊の活動は終
了します。

3.当時を振り返って

シャシャに入った当時は、食事をつくるのも大変。手押しポンプで水を汲み、薪で火を
焚き、鍋でご飯を炊いて、まっ黒けになってようやくごはんが食べられます。生活する
のが精いっぱいでこれでは大変とお手伝いの村の女性を頼んだのですが、これがまた、
人を使ったことがないので、盗まれたりだまされたりと苦労しました。また、文化の違
いからこんなこともありました。日本人がお酒を飲んだり、イスラム教ではないという
ことを悪く言いふらす人があったらしく、村の未婚の女性が妊娠したときには、畜産隊
員が疑われて、村人が襲ってくると言われ、本当に怖くてダッカに逃げたこともあり、
今思い出すと、本当におかしいですね。
また家庭菜園を村で作っていたのですが、せっかく出た芽がヤギや鶏に食べつくされて、
がっかりしたことが何度もありました。
ふと周りを見ると、屋根にかぼちゃを這わせていたり、家畜の害がないように工夫して
野菜作りをしているお家があり「やはりその土地にはその土地の知恵があるのだな」と、
だいぶ後になって気がついて、自分の経験がないゆえのなさけなさに頭を殴られたよう
でした。
飯野さんがダッカでの刺繍トレーニングに村の女性たちを連れて行った時は、始めての
環境で病気になる人、天井についているファン(扇風機)で額を切る人、一生懸命刺繍
しても、やり直し、と厳しく言われて落ち込んだりと、大変なことの連続で、それでも
女性たちが強くなって自信を持って笑顔で帰って来た様子に驚いたことも忘れられませ
ん。
電気のない村、正確に言うと電線は来ているのですが、ほとんど停電であたりは真っ暗、
蒸し暑さを逃れて、シャシャの宿舎の屋根に上がって、夜空を見上げたときの、満天の
星空!今でも心に残っています。遠くで村の人のさびしげな歌声がかすかに聞こえ、ち
らちらと灯油ランプの灯がゆれる。これぞ、バングラデシュ!懐かしいですね。

4.当時と現在のバングラデシュを比較して

私が派遣される前から、先輩隊員たちが稲作など様々な技術指導に熱心に取り組んでき
た結果なのでしょう、昨年シャシャ郡を訪れた時に驚いたのは、村のすみずみまで乾季
の稲作が普及し、整然と田植えがされた田んぼが広がっていることでした。土地の利用
は以前とは比べものにならないくらい高度になっています。でもその一方で、やはり農
村の生活はあいかわらず、池で水浴び、洗濯でした。
ダッカの経済成長はめざましく、繊維産業の発達や携帯電話、車の普及など、すごい勢
いで進んでいます。ダッカでは、かつて低層だったビルに高く高く建て増しされ、立派
なオフィス街やショッピング街となっていました。そして、ダッカの繁栄とは裏腹に、
農村の生活はおいていかれてます。経済格差が大きく、物価が高くなった分、大多数の
農村の人々の生活は苦しくなっています。

5.最後に

1981年に私が派遣されてから、すでに30年以上が経ちました。心配された女性隊員の派
遣ですが、皆さん元気に、バングラデシュの村でいろいろな分野の活動をしました。女
性が外に出にくいイスラムの国だからこそ、女性隊員が必要とされるのだと思います。

思えば、協力隊には配属先と派遣目的があっても、配属先には具体的なプログラムや予
算などはなく、悩みながら、何が地域のためになるのか、何ができるのかを考え、自由
にさせてもらえたことは、本当に貴重な体験でした。
バングラデシュの人々とぶつかり、その時の駐在員に相談したり、先輩隊員にかみつい
たり、発展とは何か、協力とは何かについて、どっぷりとその文化につかって思いめぐ
らせて、なにより私自身が成長させていただきました。
バングラデシュの農村の生活をよくしたいと願って始まったシャシャ郡の活動は、30年
以上経った今、地元の協力を得て、皆で自分たちの子どもたちの健康を守り、持続可能
な学校給食を、という形でまとまりつつあります。つくづくすごいことだなあと思いま
す。 シャシャの小さな試みが、全バングラデシュに広がっていきますようにと、心から
願っています。

■バングラデシュの首都ダッカに初めてのバス系統図
 http://jp.globalvoicesonline.org/2013/06/27/23294/
 (グローバルボイス 2013年06月27日)

1500万人の人口を擁し激しい車の洪水で知られるバングラデシュの首都ダッカのバス利
用者は、初めてバス系統図を見てルートを決めることができるようになる。

マサチューセッツ州ケンブリッジに本部を置くソーシャルベンチャーグループ[訳注:リ
ンク先は訳者が追加しました]の Urban Launchpadとバングラデシュの支援団体体Kewkr
adongは、紙面およびオンライン上で利用できる ダッカのバス系統図のアルファ版をリ
リースした。2013年6月5日に紙のアルファ版バス系統図が初版5000部、市内の住民に配
布された。

2012年1月に発足したこのプロジェクトは、市内のバス系統図を作成する際、ダッカのバ
ス運行に関するデータを早急に収集できるよう、スマートフォンを駆使したボランティ
ア集団を送り出した。そして、いろいろと違ったルートのバスでたどってみたり、利用
者の意見を収集した。 しかし、これをクラウドソーシング[訳注:リンク先は訳者が追
加しました]と呼んではいけない。プロジェクトチームは、こうして都会の情報を素早
く集める手法をフロックソーシング(flocks + mobiles)[訳注:人々を外に送り出し、
携帯機器による仕事を委託]と新しく名づけたからだ。

このグループはこのアルファ版製作の資金集めに、クラウドファンディング[訳注:リン
ク先は訳者が追加しました]のウェブサイトKickstarterを利用した。現在の正確さは75
%にとどまるが、次のバージョンでは95%まで正確になることを目標としている。
この系統図の導入に対してツイッター上ではなばなしく多くの喝采の声が上がった。映
画監督の Mizanur Rahman(@MadLungiFilmz) は下記のように言っている。
  @MadLungiFilmz:これは私のような交通機関おたくには、まさに神からの賜物ですな
!:D 初のバス系統図製作に参加したみんなによるすばらしい取り組みだ。
 http://fb.me/1KIhOXJHg

都市開発のエキスパートだというJacqueline M Klopp(@jmklopp1)はこの系統図を称賛し
ている。
  @jmklopp1:ダッカで初めてのすごく素晴らしいバス系統図だわ。 kck.st/RDQi5N v
ia @kickstarter

作家でブロガーのMamun M AzizはSomewhereinblogで下記のように言っている[bn]。
  ダッカではバス運行上の管理不行き届きが随所にみられる。その上、バス停留所が
地図上に明記されていない。私営の交通会社同士で数多く連携しており、その運行ルー
トはきっちりと定められていない。こういったこと全てが、ボランティアがバス系統図
を作成しようとしたときに大いに支障となった。しかし、なんとか1つにまとめあげた。
系統図の表には路線網が印刷され、裏側にはバス会社、バスの番号、および出発地と終
点がそれぞれそれぞれ記載されている。

2013年1月、このプロジェクトのクラウドファンディング・キャンペーンが終盤に近づく
と、人々はこの基金に寄付したことをツイッター上で公表するようになった。このプロ
ジェクトのKickstarterに寄付をしたHarry van der Velde (@harryzicht)は、この系統
図を「crowdpower(大衆の力)」の作と称した。
  @harryzicht:Crowdpowerだ。見易いし、機能的だ。皆の協力で作ったものだ。私は
Kickstarterkck.st/RDQi5Nに寄付をしてダッカ初のバス系統図作りに協力した。

企業家のNash Islam (@nashislam)はこの系統図の潜在的なインパクトについて次のよう
に言っている。
  @nashislam:私はダッカ初のバス系統図作りに寄付をした。このプロジェクトはダッ
カに大きなインパクトを与えるものだ。御自身で http://kck.st/RDQi5Nを確認してくだ
さい。

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