バングラデシュのニュース(2013/07/14)

■見出し(2013年07月14日) No2013-39
〇TV放送:世界の果ての日本人!~ここが私の理想郷~
〇バングラデシュ不動産投資クラブ発足
〇バングラデシュ政府、労働者の権利と安全性の改善を約束
〇希望も課題もいっぱいでオッケー! バングラデシュで働く日本人
〇ファーストリテイリング、バングラに出店 社会的貧困、ビジネスで解決
〇学生プレス研究会キックオフシンポジウムを開催
〇外国語講座特別編 『ベンガル語講座』(8/10,8/17 2回)
〇新興国に”教育革命”を起こす、24歳の日本人
〇ロシアと準備作業契約 バングラデシュの導入計画で
〇EU通商担当委員、バングラデシュの悲劇に対応し、持続可能性コンパクトを起動
〇米国の小売業者、バングラデシュで工場の安全性向上へ
〇【海外赴任レポート】 バングラデシュ 山口 敬宣さん 2012年9月

■TV放送:世界の果ての日本人!~ここが私の理想郷~
 http://www.tbs.co.jp/suitoku/suitoku20130717.html
 (TBS 2013年07月17日)

バングラデシュ/ノルシンディ
レポーター:スマイリーキクチ

日本人男性、竹内僚(34歳)さんは日本の企業で働いている時、バングラデシュのリサイ
クル会社に誘われて駐在員となった。
ところが1年後、会社が倒産。しかし、当地に留まることに。苦心の末、今から6年前に
は唐辛子加工の会社を立ち上げた。
作っているのは、ギネスブックに認定された激辛タバスコよりもさらに辛いともいわれ
る代物である。
触れるだけで皮膚が痛くなるので作業をする時は、ゴーグルと皮膚を露出しない完全装
備が必要になる。竹内さんの理想郷とは・・・

■バングラデシュ不動産投資クラブ発足
 http://pressrelease-zero.jp/archives/35936
 (プレスリリースゼロ) 2013年07月11日

バングラデシュ出身の実業家、エムデ・モイン氏(ピクト株式会社 代表取締役)と、
海外不動産コンサルティングを行うデュアルデザイン株式会社(本社:群馬県高崎市)は、

「バングラデシュ不動産投資クラブ」を共同でスタートいたします。

バングラデシュ不動産投資クラブ
http://bangladesh-investment.com

バングラデシュの首都ダッカは、世界一ともいわれる人口密度(東京の4倍)を誇る都市で
す。
アジアの最貧国と言われ続けていたバングラデシュでは、今後急激な経済発展が見込ま
れています。
バングラデシュ不動産投資クラブは、人口過密・経済発展に伴い圧倒的に住宅が足りて
いないバングラデシュで、
不動産投資を成功させるための投資クラブです。

バングラデシュの不動産に投資したい方、またはすでに投資しており運用している方の
交流の場・情報交換の場としてサービスを提供していきます。
投資で最も必要なものは「情報」です。
業者やサイトから一方的に得る情報ではまだまだ不足しており、投資家同士の生の声は
大変参考になること間違い無しです。
すでに投資家として成功している方もそうでない方も、今後の投資家としての運用をよ
り成功させるべく、バングラデシュ不動産投資クラブで新たな情報・発見を見つけて頂
ければ幸いです。

もちろん情報交換だけでなく、不動産の購入・賃貸・売却・そして開発など、会員が安
心して投資運用が出来るように
現地のコアな情報を沢山無料で提供し、ワンストップのサービスを提供いたします。

入会は無料で、会員にはセミナーの割引やその他、各種特典がつきます。
海外不動産にあまり興味がない方も、まずはアジアへの投資・ビジネスを行う上での
情報収集の場として、お気軽にご入会下さい。

【セミナー情報 バングラデシュ不動産投資セミナー主催】
◆バングラデシュ不動産投資セミナー

日時: 7月20日(土)
時間: 16:00-18:00(開場15:30) 懇親会18:30-
開場: 東京都豊島区東池袋1-20-2 池袋ホワイトハウスビル3F 第三会議室
費用: 無料(懇親会は任意、4,000円となります)

【本件に関するお問い合わせ】
バングラデシュ不動産投資クラブ 運営事務局
岩元 哲也
t-iwamoto@bangladesh-investment.com

■バングラデシュ政府、労働者の権利と安全性の改善を約束
 http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/accidents/2955001/11018617?ctm_campaign=txt_topics
 (AFP通信 2013年07月09日)

【7月9日 AFP】バングラデシュのディプ・モニ(Dipu Moni)外相は8日、同国で4月に起
きた縫製工場での崩壊事故を受け、従業員の権利向上と工場における安全性の改善を約
束した。欧州連合(EU)は、バングラデシュが十分な改善を行わなかった場合、貿易上
の優遇措置に悪影響が出る可能性もあると忠告していた。

 同外相はスイス・ジュネーブ(Geneva)で記者会見し、バングラデシュが「従業員の
権利が守られ、安全な環境で、まっとうな労働条件と適切な賃金で働ける」縫製産業の
中心地となるように取り組んでいくと述べた。

 バングラデシュ政府は同日、EUが提案した「持続可能性の協定」に合意した。労働者
の権利と工場の安全性改善が目的で、労働組合の権利を守ることや、今年末までに調査
官を200人増員し、全国で800人にすることなどが含まれている。

 国際労働機関(International Labour Organization、ILO)も携わるこの協定は、4月
に同国の複合施設ラナプラザ(Rana Plaza)で起きたビル崩壊事故のような悲劇を繰り
返さないことを目指す。この事故では1129人が死亡し、世界で起きた中でも最悪の産業
事故の1つとなった。

 バングラデシュ議会は今月、縫製工場での労組の設立を容易にし、事故に巻き込まれ
た作業員に補償を与える法案を可決する見込み。欧州委員会のカレル・デフフト(Kare
l de Gucht)委員(通商担当)は、この新法の施行が最初の重要なステップとなると述
べている。

 バングラデシュ政府の取り組みの見返りとして、EUはラナプラザの事故で永続的な障
害が生じた人々への支援や、中国に次ぐ衣料品輸出国となっているバングラデシュの労
働基準を改善させるための技術支援の拡大を約束している。(c)AFP

■希望も課題もいっぱいでオッケー! バングラデシュで働く日本人
 http://www.j-cast.com/kaisha/2013/07/09178987.html
 (J-CAST 2013年07月09日)

2030年までに人口が2億人を超えると言われているバングラデシュ件。しかしこの国が
どこまで市場として魅力的かは、まだ疑問符が残ります。

バングラデシュには課題が山ほどあります。そもそもアジア最貧国のひとつと言われ
ており、国民1人当たりのGDPは2012年で世界185カ国中160位(アジアではネパールに次
ぐワースト2)。人口は多くとも、1人ひとりの購買力は非常に低いのが現状です。

<渋滞や停電、デモなど厳しい問題が頻発だが>

インフラも整っておらず、慢性的な渋滞や老朽化した建物の倒壊事故、電力不足によ
る停電など、製造業にとって非常に厳しい環境と言えます。

さらに政治や宗教を発端としたデモも頻発しており、私が訪れた時も1週間に3回のデ
モが起こり、その度に半日外出ができませんでした。デモ隊にオート三輪が押し倒され、
人が入ったままの状態で火が付けられている映像がテレビで繰り返し流されていました。

とはいえ、安い労働力と多くの人口を求めてバングラデシュに参入する企業はあとを
絶ちません。例えばユニクロです。ユニクロはアジアの他の国々では日本と同じ品質・
価格帯で洋服を売っており、現地の人から見るとやや高級店という位置づけになってい
ます。

しかし私が知る限り、ここバングラデシュだけは現地価格に合わせた価格で販売して
いました。これはノーベル平和賞を取ったムハマド・ユヌス氏率いるグラミン銀行と共
同出資している「グラミン・ユニクロ」という会社として進出しているためだと思われ
ます。市内にあるグラミン・ユニクロの店舗は、日本のユニクロとは似ても似つかぬ小
ささで、Tシャツが1枚100円程度で売られていました。

その他、繊維業、製造業や商社など、バングラデシュ件には約100社の日本企業が進
出しています。1000社以上が進出しているインドネシアと比べればまだまだ少ないです
が、その数は近年着実に増えています。

ただし、バングラデシュ件で日本人が現地採用されるチャンスはまだ少ないです。た
だでさえ会社数が少ないのに、この国の外国人就労規制は厳しく、外国人1人採用するの
に製造分野では20人以上、商業分野では5人以上のバングラデシュ件人を雇用する必要が
あります。

<道なき道を切り拓くのが好きな人にはチャンスかも>

その他、バングラデシュには有形無形の様々なルールがあり、日本の大企業の駐在員
ですらビザ取得に苦労するという現状があります。実際、現地在住の日本人はJAICA(独
立行政法人国際協力機構)が派遣する青年海外協力隊などの海外ボランティアの割合が
非常に高いです。

とはいえ、チャンスはゼロではありません。現地に進出している企業に直接アプロー
チをかけるなど、積極的な行動で職を見つけた人もいます。

現地には、自身でレストランを開業したり、そこでインターンとして働いていたり、
グラミンバンクでインターンをしていたり、現地人に日本語を教えていたりと、駐在員
以外にも様々な仕事をしている人たちがいました。

著書「裸でも生きる」でおなじみの山口絵理子さんが、鞄を製造する会社「マザーハ
ウス」を設立したのも、ここバングラデシュです。

ここで働いている人は「バングラデシュで働く」ということに強いこだわりを持って
いる人が多いと感じました。この雑踏に惹かれる人がたくさんいるのです。

市街を外れるとすぐに舗装道路がなくなるような国で、道なき道を自分で切り拓いて
チャンスをつかみ取ることが好きな人は是非チャレンジしてみてください。将来なんか
いいことあるかもねー♪ じゃあね、ばいばーい!(森山たつを)

■ファーストリテイリング、バングラに出店 社会的貧困、ビジネスで解決
 http://www.sankeibiz.jp/business/news/130706/bsc1307060501003-n1.htm
 (SankeiBiz 2013年07月06日)

 カジュアル衣料品店ユニクロを運営するファーストリテイリングは5日、企業活動を
通じて貧困の解消などを目指す「社会貢献型ビジネス」として、初の店舗をバングラデ
シュ件の首都ダッカに開店した。商品企画から生産、販売まで現地で実施し、利益も同
国への再投資に回す。最貧国でも持続可能なビジネスモデルの構築を目指す。

 運営するのは、同国で貧困層向けの小口融資をしているグラミン銀行とユニクロとの
合弁会社「グラミンユニクロ」。2店舗でのスタートだが、店舗網を順次拡大する。商
品の価格帯は200~1200タカ(約250~1500円)程度。デザインはバング
ラデシュ件人が考案し、同国独自の商品となる。伝統衣装「パンジャビ」もそろえた。

 開店に先立ち、グラミンユニクロの新田幸弘・最高経営責任者(CEO)は「社会的
課題をビジネスで解決する。気に入ってもらえる服を提供したい」と述べた。

 今後、人口の大多数を占める中間層以下の顧客開拓につなげる考えだ。(ダッカ 共
同)

■学生プレス研究会キックオフシンポジウムを開催
 http://www.shimane-u.ac.jp/docs/2013071000013/
 (島根大学 2013年07月10日)

本学が山陰中央新報社と結んだ包括連携協定に基づく取り組みの一つとして設立した「
学生プレス研究会」のキックオフシンポジウムを、7月6日に開催しました。学生や社会
人など約70人の参加があり、「今求められる情報発信のあり方」をテーマに、基調講演
やパネル討議で意見を交わしました。

基調講演で、島根県海士町の隠岐島前高校魅力化プロジェクトに取り組む岩本悠氏は、
少子高齢化や人口減少が進む隠岐島前を「日本の未来が観える島」と、入学者が減少し
続ける隠岐島前高校は「個別指導が行き届く」と、違う発想で捉え、離島のハンディは
逆転の発想で魅了につながることを説明し、島外にアピールする要素になったとの解説
をしました。

また、外資系インターネット企業に勤める地元出身の三好大助氏は、バングラディシュ
のグラミン銀行での勤務体験や失敗談を披露しました。

パネル討議では、山陰中央新報社の田中輝美記者が「大きな情報があふれる中で、一つ
の情報に対して複眼的な考察を加えることが大切」と話し、情報発信の前に情報の良し
悪しを見分けられる力をつけることの重要性を指摘しました。

学生プレス研究会のメンバーは、手分けして基調講演やパネル討議を取材しました。今
後、「島大新聞」として発行することにしています。

■外国語講座特別編 『ベンガル語講座』(8/10,8/17 2回)
 http://www.pref.kagawa.lg.jp/kgwpub/pub/cms/detail.php?id=18007
 (香川県 2013年07月11日)

瀬戸内の海と島々を舞台に3年に一度開催される現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭2
013」。7月20日から始まる夏会期では、高松港にダッカの街並みを再現しようとするバ
ングラデシュ・プロジェクトが開催され、総勢100名を超えるバングラデシュ人アーティ
ストが高松港を賑わせます!今回はそのバングラデシュ・プロジェクトに寄せて、ベン
ガル語講座を開講します。
 不思議な文字の形や独自の響きで異国感を感じさせるベンガル語を学んで、ダッカの
街並みが再現された高松港へ繰り出してみませんか?ベンガル語を活かして芸術祭をも
っと楽しみましょう!

1 開講日時
  8月10日(土曜日)10時~12時
  8月17日(土曜日)10時~12時  
  ※2回連続の開講となります。

2 場所 
  アイパル香川3F会議室

3 講師 
  ☆ナハール・カムルン(香川大学留学生)
  ☆三宅優加(青年海外協力隊OB)

4 受講料
  2回セットで1000円(1日のみの場合500円)

5 定員
  30名

6 お問い合わせ・お申し込み先
  公益財団法人香川県国際交流協会事務室(アイパル香川2F)
  TEL:087-837-5908 Fax:087-837-5903

ベンガル語講座 [PDF] [403kb]
 http://www.pref.kagawa.lg.jp/kgwpub/pub/cms/upfiles/qirashi_18007_1.pdf

[担当]
知事公室国際課 
電話: 087-832-3027
FAX: 087-837-4289
メール: kokusai@pref.kagawa.lg.jp

■新興国に”教育革命”を起こす、24歳の日本人
 http://toyokeizai.net/articles/-/15358
 (東京経済Online 2013年07月12日)

今、ひとりの日本人がバングラデシュなどの新興国で教育革命を起こしている。その名
は税所篤快。彼が手掛けるのは、映像を使って、途上国・新興国に教育イノベーション
を起こすe-Educationプロジェクトだ。バングラデシュでは、農村部の貧困層に映像で授
業を届け、“バングラデシュの東大”と言われるダッカ大学の合格者を生み出した。
リクルート出身で民間人として初めて東京都の公立中学校校長を務めた藤原和博氏が、
「今いちばんリーダーシップがあって、普通の会社で収まらないようなパワーのあるや
つ」、そして「今いちばん応援している」人物として名前を挙げる税所氏。現在24歳の
彼に、これまでの歩みと、今、取り組んでいる課題、そして「グローバル戦力」として
海外で結果を出すためのヒントを聞いた。
(本記事は、BBT大学で開催されたフォーラム、「『今そこから、世界が欲しがるグロ
ーバル戦力になろう!』」の内容を編集したものです。講演の映像はこちら)

<現役大学生がバングラデシュに革新を起こすまで>

――なぜ日本の現役大学生がバングラデシュの片田舎で教育を手掛けることになったの
でしょうか。そのきっかけを教えてください。

このプロジェクトが始まったきっかけは、高校時代の数学のテストの点数が、100点満点
中2点だったことにあります(笑)。そのとき、出会ったのが、衛星予備校の「東進ハ
イスクール」。同校はフェイス・トゥ・フェイスの授業をやらず、全部、ビデオ学習の
授業を行っていました。この授業を受けていたら、ひどい成績だった僕が、1年後には
早稲田大学に合格することができました。

この経験から、「東進ハイスクール」のビジネスモデルを、先生不足に悩む途上国でマ
ネすれば、インパクトのあるイノベーションを起こせるのではないかと思ったのです。

最初に、バングラデシュの最果てのハムチャー村という場所でビデオ学習を実践したと
ころ、受講生30人の中から、ダッカ大学の合格者を出すことができたのです。ほかの生
徒たちも10人、20人と、どんどん大学に受かっていきました。これを現地のメディアが
「ハムチャー村の奇跡」と呼び、「日本から来た若者とバングラデシュの大学生が教育
革命を片田舎で起こした」と報じました。これが2011年のことです。朝日新聞では「バ
ングラデシュ版『ドラゴン桜』始まる」という見出しで記事になりました。

<僕たちは「サンダーバード」になりたい>

バングラデシュの経験を生かし、同様の取り組みを世界の8地域に広げています。

たとえば、パレスチナのガザです。ガザは、5~6メートルもある高い壁が取り囲んだ
10キロ×40キロの地域に140万人が住んでいる場所で、文字どおり“刑務所のような街”
です。ここに小学生が27万人いるのですが、そのうち30%が学習障害(LD)なのでは
ないか、という予測をフランスのコンサルティング会社が出しています。

ガザには学習障害の子どもたちに特別支援教育を行う18人の先生たちがいるのですが、
実は彼らは学習障害に関する専門知識がほぼありません。かといって、壁のせいで専門
家も送れない。そこで、中東でアラビア語のわかる学習障害の専門家を探し、その専門
家を講師にして、18人の先生たちにオンライン授業を行いました。まだまだ27万人の30
%をカバーするには足りませんが、小さな火種は灯すことができたのではないかと思い
ます。

もうひとつ、最新の事例を紹介します。東ヨーロッパ、ハンガリーの小学校には、30人
に2~3人はジプシーの子どもがいます。先生やほかの生徒たちには彼らに対する偏見
があり、それを感じたジプシーの子どもドロップアウトしてしまいます。ジプシーの子
どもたちの中学校進学率は2割程度です。小学校すら卒業していない人は職が見つかり
づらく、ジプシーの失業率が上がっていく。負のスパイラルです。

そこで、スタンフォード大学で教育を学び、ハンガリーの小学校の校長を務めるエメザ
さんという方に協力してもらいました。彼女の授業を受けたジプシーの子どもだけは中
学進学率が9.5割ととても高い。ならば、そのノウハウをハンガリー中の先生たちに全面
公開しようということになりました。今週末からインターネットでオープンにします。
ただし、それだけではインセンティブがないので、学んだ先生たちの中で、優秀だった
方には豪華日本旅行をプレゼントすることにしました。

僕たちには目指している姿があります。それは「サンダーバード」です!?サンダーバー
ドは国際救助隊ですが、僕たちは国際教育救助隊になりたいんです。電話1本で世界の
教育の危機に駆けつける。

<プレゼンは「禅」の気持ちでシンプルに>

――世界で結果を残すために、もっとも重要なことをひとつ挙げるとすれば何でしょう

「相棒」です。これは相棒と書いて“ビジネスパートナー”と読みます。僕たちのチー
ムが現地でいちばん大事にしているのは、どういう相手とパートナーシップを組んで、
プロジェクトを組成して、契約を結んで、ターゲットとなる生徒あるいは先生にサービ
スを提供するかなんです。すべてはどういう相棒を得るかにかかっています。

バングラデシュではサービスを提供して4年目になるのですが、日本人メンバーはいま
せん。僕の大事な相棒、マヒンをはじめとする現地パートナーがすべてをやっています。
僕は東京で資金集めだけを担当しています。バングラデシュでの授業が現地で受け入れ
られ、現地メディアでも報じられているのは、現地パートナーがしっかりしているから
なんです。

――相棒はたしかに大事かもしれませんが、異国で相棒を手に入れるのは簡単ではない
ですね。

現地のいいパートナーを見つけるためには、2つポイントがあります。ひとつは「禅」
です。『プレゼンテーションZen』というベストセラーがありますが、僕はそれが大好き
です。

その本では、シンプルなプレゼンを推奨していました。外国へ行ってプレゼンテーショ
ンを行うとき、とにかくシンプルなアイデアでないと伝わりません。僕が何かを説明す
るときは、2枚の写真だけを使って説明しています。たとえば、0点の答案の写真と、
映像授業を経た結果の答案の写真2枚を見せるだけで、つたない英語でも相手には伝わ
ります。

もうひとつ大事にしているのは、「俺はやっているぞ」、と“後姿”を見せることです。
そうすれば、「あ、コイツはマジなんだ」とわかってもらえます。バングラデシュは、
企画もシンプルだったし、僕もやる気でした。日本人が自分の国の教育格差のために動
くという感動と、もう実際に動いているという刺激が、パートナーのマヒンの中で熱意
を生み、すばらしい仲間になってくれたのだと思います。

彼が本気になると、ネイティブなので僕より10倍も100倍も仕事が早いのです。いつの間
にか僕がビハインドになっていて、3カ月後には僕のやることがなくなり、彼が全部や
るようになっていました。プロジェクトのオーナーシップは彼に移ったのです。

<「突撃!-著者インタビュー」で突破力をつけろ>

――では、「世界で結果を出す力」はどうすれば身に付くのでしょう? おススメの方法
などがあれば教えてください。

僕がバングラデシュに行くきっかけになったのは、『グラミン銀行を知っていますか』
という1冊の本です。それを読むと、バングラデシュに貧しい女性にしかおカネを貸さな
い不思議な銀行があるらしい。これはすごい!?と思って、僕がとった行動は「突撃!?
著者インタビュー」です。

まず、著者の坪井ひろみさんの名前をグーグルで調べたら、秋田大学の教授ということ
がわかったので、秋田大学の代表電話に電話をかけました。「坪井先生の研究室にお願
いします」とそれらしく言うと、つながるんですよ(笑)。「先生の本を読んで感動し
ました。ぜひお話を聞かせてください」とお伝えしたら坪井先生が快諾してくれたので、
その日の夜行バスに乗って秋田まで行きました。それがすごくいい出会いになりまして、
ぜひともバングラデシュに行きたくなり、早稲田の友達を誘って行ってしまったんです。

この方法は、過激かつクリティカルな僕のおススメの方法です。突破力も幸運も引き付
けることができますので、本を読んで感動したら、ぜひその著者にコネクトしてもらい
たいですね。

著者の人は話を聞きに来てくれるとうれしいんですよ。読者が50人いても、49人は著者
に連絡なんかしないんです。だから、たまに来る激烈なアプローチが喜ばれる可能性が
……4割6分ぐらいあるのです(笑)。その可能性に懸けるのなら、悪くない懸けだと
思います。

<ポジティブなレスポンスをくれる人を探そう>

――「やりたいことが見つからない」という悩みに対して、どう思いますか?

相談する周りの大人のレスポンスが大事です。だいたい、「それは難しい」とか「ビジ
ネスとして食っていけるの?」とか言われるじゃないですか。せっかく企画書を作り、
理想に燃えていても、そういうレスポンスをされると萎えるんです。しかも、1~2回
ではなく、10回、20回と続くと、「もういいよ」という気持ちになってしまいます。そ
ういう人たちばかりに囲まれ続けるのか、1人でも「やってみたら」とポジティブなリ
アクションをくれる人に会えるかどうかだと思いますね。

僕の場合、バングラデシュで事業をやる前に、自分が生まれ育った東京の足立区で教育
事業をやろうとしました。ところが、30人ほどに相談したら、ほとんどがネガティブレ
スポンスでした。バングラデシュでネガティブなリアクションをした人はゼロです。な
ぜ僕が日本ではなく、バングラデシュでチャレンジを始めたのかというと、そのあたり
のメンタルが大きかったと思います。バングラデシュ人はけっこう適当なので、気軽に
「やってみたら」と言うんですよ(笑)。

その象徴がグラミン銀行を創設したムハマド・ユヌスさんで、初めて彼に教育事業のこ
とをプレゼンテーションしたとき、彼は開口いちばん「Do It, Do It, Go Ahead」(や
れやれ、やってみなさい)と言ったんですよ。僕はすごく感動しました。ノーベル平和
賞を取った人が、僕にやれと言っているんですから。その言葉を真に受けて僕は行動し
始めてしまったんですね。

僕たちのチームは本当に若くて未熟なので、経験のある方たちからたくさん吸収したい
し、いろいろ教えを請いたいと思っています。そこで、一歩踏み出せないという方は、
ぜひとも「若手とのタッグ」をおススメしたいと思います。チャレンジ精神だけはある
若者とタッグを組むことによって、僕たちは学ばせてもらえることができますし、お互
いにいい効果を波及させることができるのではないかと思います。

(聞き手/加藤郁生<BBT大学>、構成/大山くまお)

■ロシアと準備作業契約 バングラデシュの導入計画で
 http://www.jaif.or.jp/ja/news/news_detail.php
 (日本原子力産業協会 2013年07月10日)

ロシアのロスアトム社傘下のNIAEP社は6月27日、バングラデシュの原子力発電
所導入計画で準備作業を実施するため、同国と新たな契約に調印した。

ロシアはすでに今年1月、この作業で必要となる5億ドルをバングラデシュに融資する
政府間協定を結んでおり、今回の契約は環境影響調査やエンジニアリング作業など、関
連文書の作成準備を目的とするもの。2018年以降にダッカの北西200キロメート
ル、ガンジス川岸のルプールで第3世代の100万kW級ロシア型PWR(VVER)
2基を完成させるため、具体的な作業が進展中だ。

■EU通商担当委員、バングラデシュの悲劇に対応し、持続可能性コンパクトを起動
 http://www.euinjapan.jp/media/news/news2013/20130708/144408/
 (駐日欧州連合代表部 2013年07月08日)

<日本語仮抄訳>

欧州連合(EU)のカレル・ドゥグヒュト通商担当委員は本日、バングラデシュの衣料工
場に勤務する労働者の条件を改善するために、合同の施策に着手した。これは、本年4月
にダッカでラナプラザ・ビルが崩壊し、1,100人を超す死者が出たことに対応する動きで
ある。

この持続可能性のためのコンパクトは、労働者の就労、衛生、安全条件を改善すること
に加え、同国の既製服業界における責任ある企業行動を奨励することを目的としている。

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-13-667_en.htm?locale=en

■米国の小売業者、バングラデシュで工場の安全性向上へ
 http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324195104578599061830227422.html
 (ウォール・ストリート・ジャーナル 2013年07月11日)

【ワシントン】ウォルマート・ストアーズ(NYSE:WMT)やギャップ(NYSE:GPS)を含む北米
小売り十数社は10日、バングラデシュで労働者の安全性を高めることで5年間の契約を結
んだと発表した。4月には衣料品工場が崩壊して多数の労働者が死亡した。

■【海外赴任レポート】 バングラデシュ 山口 敬宣さん 2012年9月
 http://www.jfa.or.jp/jfa/international/dispatch/report/yamaguchi.html
 (日本サッカー協会)

【プロフィール】
山口 敬宣(やまぐち・よしのぶ)

1978年4月29日生まれ。京都府京都市出身。
幼稚園時代からサッカーを始め、以後全国各地の学校を転校しながらも、サッカーを続
ける。北海道立札幌南高校を卒業後は神戸大学へ進学。その後、筑波大学大学院の体育
研究科コーチ学専攻で勉学に励む。指導者として、つくばFCジュニアユースでコーチを
経て、横浜FCサッカースクールのコーチ、つくばFCサッカースクールのスクールマスタ
ー(スポーツ普及事業部長)を歴任。その間にドイツ8部リーグのOSV Meerbuschで選手
としてプレーした経験を持つ。2011年9月にバングラデシュに派遣され、国立スポーツ学
院でサッカーのコーチを務めている。取得ライセンスは、JFA公認B級コーチ、公認キッ
ズリーダーインストラクター。

~派遣国・地域の紹介 : バングラデシュ人民共和国~
南アジアの共和制国家。東、西、北にインドと国境を接し、南はベンガル湾に接する。
首都はダッカ。面積は日本の約4割の14万4,000平方km。1億4,231.9万人の人口の大部分
がベンガル人であり、公用語はベンガル語。宗教はイスラム教徒89.7%、ヒンズー教徒
9.2%、仏教徒0.7%、キリスト教徒0.3%(以上、外務省ホームページを参考)。
FIFAランキング:170位(2012年9月5日発表時点)

現在、私はJ I C A(国際協力機構)の青年海外協力隊として、BKSP(バングラデシュ国
立スポーツ学院)にてサッカーのコーチをしています。任期は2011年9月~2013年9月の2
年間で、執筆現在(2012年8月)でおよそ1年が過ぎようとしています。

<バングラデシュサッカーの現状>
国内1番の人気スポーツはクリケットで、その次にサッカーが人気です。この2つのスポ
ーツは全国規模のプロリーグがあり、サッカーはバングラデシュ・プレミアリーグと呼
ばれています。ナショナルチームは2003年に南アジアサッカー選手権で優勝するなど、
以前は南アジア内では強豪だったのですが、現在は下位に低迷しています。
 国中の広場や空き地では、クリケットをしている子どもたちが大半で、サッカーをし
ている子はまれです。ただ、2 0年前まではむしろサッカーを主にやっており、全国各地
のローカルリーグも盛り上がっていたそうです。

<BKSPの概要>
 私の任地であるB K S P(ベンガル語でBangladeshKrira Shikkha Protishtan)は198
6年に創設された、バングラデシュを代表するインターナショナルレベルのスポーツ選手
を育成するための学校です。全国5カ所に分校がありますが、BKSPダッカ本校は全寮制で、
全校生徒は約500人います。12種目の部があり、サッカー部はクリケット部に次いで規模
の大きな部活です。現在、サッカー部にはBKSPダッカ本校と2つの分校の生徒がいて、生
徒1 2 7人とコーチ陣1 0人(ベンガル人8人、インド人1人および私)が在籍しています。

 学年編成は、日本でいう中学・高校生程度です。しかし、受験浪人も留年もあります
ので、14歳で入学したり、20歳で卒業する生徒もいます。

<BKSPの国内での位置付け>
 毎年、サッカー部に入るために全国から500人程度の受験者が集まり、15~25人程度が
合格するという、国内では唯一のスポーツエリート校です。BKSPからは、U-14~U-22年代
のナショナルチームにそれぞれ3~10人程度を毎年送り出しています。現在のA代表にもB
KSP出身の選手が3人います。また、上級生の数名は、日本でいう特別強化指定選手のよ
うに、BKSPに所属しながら国内プロリーグに登録してプレーしています。

<私の主な活動について>
 私の派遣された目的は、BKSPのサッカー部の選手をインターナショナルレベルに育て
ることです。赴任半年間で、全ての学年を担当してきましたが、そこで分かったことは
大きく2つありました。それは「国の年齢別代表選手になるが、他国に劣るサッカーであ
る」ということと、「特定の選手は成長しているが、落ちこぼれも多く、全体としての
成長が乏しい」というものでした。
 それを踏まえて、選手がより成長するために、現地のコーチたちと議論を続けてきた
テーマは大きく2つです。1つ目は「コーチ自身が成長すること」。2つ目は「コーチ陣が
共通の指導方針の下にコーチングをすること」。私の指導哲学の中に、“選手は指導者
の映し鏡である”という考えがあります。ですから、努力やチームワークの重要性を指
導者が選手に教えるためには、まずは自分たちから行わなければならないということを
訴えています。
 そのためのアプローチは、試行錯誤の中、いくつか行っています。最も大切にしてい
るのは、指導者・選手間でのコミュニケーションを学び、自分もその中に入ることです。
さらに言えば、個人を知り、指導者・選手間の関係を知り、その上で指導者にも選手に
も私を認めてもらい、さらに私も相手を認め、共に成長するという姿勢を持ち続けるこ
とを大切にしています。今までの一番の成果は選手の実質的な成長というよりも、私「
YAMA」という一人のコーチがBKSPの一員になったことかもしれません。

<今後の計画・目標>
 指導者の成長や指導方針 の明確化をより促進するためにも、今後主として2つのアク
ションを準備しています。1つ目は、BFF(バングラデシュフットボール連盟)との共通
指導者講習会。3カ月前にBFFのコーチングスタッフに対して、JFAキッズプログラムを紹
介したことがあり、次回も日本オリジナルの指導を紹介してほしいというニーズがあり
ます。ですから、次回はBKSPのコーチ陣も交じえ、さらには日本から指導者を招聘(しょ
うへい)して、講習会を開きたいと思っています。
 2つ目は、日本への選手・指導者の派遣です。日本サッカーの今を見て、実際に肌で感
じ、経験して、自分たちの目標と現実を分析してもらいたいです。

<夢の実現に向けて>
 私に対して、「代表選手になって、国のため家族のためにプレーしたい」「もう一度
バングラデシュが、サッカーの盛んな国になってほしい」という夢を語ってくれる現地
の選手や指導者は少なからずいます。ただ、まだまだ夢の実現のためにどうしたらいい
のか分からず、諦めたり、現状で満足している人が多いと感じます。ですから、私との
日々の生活やさまざまなアクションをきっかけに、彼らが夢を育み、その夢の実現に向
かうために、私はその手助けをこれからもしていきたいです。

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