バングラデシュのニュース(2013/11/24) 

◆イベント情報◆
・展示会:豊かなインドの針仕事展 9/5~12/21 目黒
 http://www.iwatate-hiroko.com/news.html
・まなびカフェ「サラワクの先住民族と私たちの暮らし」 11/30
 http://www.jummanet.org/notice/2013/11/1130.html
・TV放送:ドキュメンタリーWAVE「あなたのTシャツはここから来ている」 11/30
 http://www.nhk.or.jp/documentary/
・GCMP×Enactus「結果にこだわる途上国支援」 12/1
 https://www.facebook.com/events/443059549137588/

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■見出し(2013年11月24日) No2013-60
〇TV放送:ドキュメンタリーWAVE「あなたのTシャツはここから来ている」
〇バングラ、IT人材育成強化 日本の情報処理技術者試験を導入
〇原石を宝石に-世界に通用するIT人材を育成-ITEEマネジメント能力向上プロジェクト
〇日系縫製メーカーが最優秀縫製工場賞を受賞 (バングラデシュ)
〇テーマ「NGO 天国「バングラデシュ」で変わりゆく支援と外部者の役割 
 ~マイクロクレジットからBOP ビジネス~ 」
〇世界HOTアングル 地域で守る、安全な出産
〇バングラデシュはBTM ――経済大国の予兆と実力――
〇バングラデシュの衣料産業に懸念、労働環境の改善を=国連
〇最貧国バングラデシュで賭けに出るユニクロ!ここで成功すれば世界1見えてくる
〇中野・新井にバングラディッシュ人レシピのカレー店-バー店舗借りランチのみ開店

■TV放送:ドキュメンタリーWAVE「あなたのTシャツはここから来ている」
 http://www.nhk.or.jp/documentary/
 (NHK-BS1 2013年11月30日(土)午後10:00~午後10:50)
  再放送: 2013年12月01日(日)午前11:00~11:49

低価格のTシャツ、ジーンズなど日本が衣料品の輸入を急増させている国がある。バング
ラデシュである。この3年で3倍と急増、進出する日本企業もこの5年で倍増し170社に上
っている。人件費の安さを武器に世界2位のアパレル大国に成長したバングラデシュだが、
今年4月縫製工場が入居していた8階建てのビルが崩落、1000人以上の死者が出る大惨事
が起きた。今バングラデシュでは、労働者が賃上げを求めて激しいデモを繰り返してい
る。工場側は、賃上げすれば注文が周辺国に奪われてしまうと応じず、多くの工場では
操業がストップしている。日本人の生活に欠かせなくなった低価格の衣料品の生産地で
起きている出来事を見つめる。

■バングラ、IT人材育成強化 日本の情報処理技術者試験を導入
 http://www.sankeibiz.jp/macro/news/131120/mcb1311200502004-n1.htm
 (SankeiBiz 2013年11月20日)

バングラデシュで、日本生まれの認定試験を活用したIT(情報技術)人材の育成への
取り組みが始まっている。バングラデシュではIT産業が急成長しており、国内のみな
らず、世界に通用する人材の需要が高まっている。

◆国家認定制度目指す
バングラデシュに導入される試験は、情報処理技術者試験(ITEE)。日本の国際協
力機構(JICA)が技術支援しており、これをITスキルの国家認定制度とすること
を目指している。10月27日には、ダッカで初めての模擬試験が実施された。
ITEEは日本で開発され、1970年から日本の国家試験として導入された。201
0年までに日本国内で約1600万人が受験し、190万人が合格。ITEEはアジア
各地にも広がっており、フィリピン、タイ、ベトナムなど6カ国では年に2回、同じ日
に同じ内容の試験が実施されている。また、独自のITスキルに関する試験を実施して
いるインド、シンガポール、韓国、中国、台湾を含めた11カ国・地域との間で、資格
の相互認証をしている。
ITEEには4段階12種類の試験があるが、バングラデシュではまずレベル2の基本
情報処理技術者試験の導入を目指す。14年4月には参加者を拡大して2回目の模擬試
験を実施。本試験は14年10月の実施を目指す。
このプロジェクトのきっかけとなったのは、コンピューター技術を教える青年海外協力
隊員だった庄子明大さんだ。庄子さんは現在も、同プロジェクトの専門家として活動し
ている。庄子さんと、この活動に賛同した協力隊員たちはITEE導入がプロジェクト
化する前の10年、ダッカで269人を対象に模擬試験を実施。受験者の合格率は、他
の試験実施国に引けをとらないほどで、優秀な人材がバングラデシュにも多くいること
が改めて分かったという。

◆合格者には優遇措置
バングラデシュ政府情報通信省とともに試験導入に取り組むJICA「ITEEマネジ
メント能力向上プロジェクト」チーフアドバイザーの保谷秀雄さんによると、日本政府
はITEEの合格者には労働ビザの発給で優遇措置を設ける予定という。日本企業への
就職の道も大きく開けることになる。「ITEEの導入と人材育成はバングラデシュの
ためだけではありません。日本企業の人材不足をも救うことになるのです」と言う。
バングラデシュのIT産業は10年現在、約3億5000万ドル(現在のレートで約3
48億5650万円)規模といわれ、08年の約3億ドルから17%伸びている。この
うち7割を占めるのが、ソフトウエア関連産業だ。規模では2億5000万ドルで、0
8年と比較すると5割近い大きな伸びを示している。
バングラデシュ・ソフトウエア情報サービス協会(BASIS)によると、1997年
に協会が発足したとき、わずか17社だった会員企業は、現在658社。毎月10社前
後の新規申し込みがあるという。
同協会によると、国内には現在1000社近いソフトウエア関連企業があり、3万人以
上のIT技術者が働いている。若い労働力が多く確保できること、英語教育が浸透して
いること、政府も「デジタル・バングラデシュ」のスローガンを掲げて外資誘致などに
取り組んでいること、税の優遇制度があることなどから、IT産業の進出先として注目
をされている。最近では、韓国のサムスンがダッカに南アジアで2カ所目となる研究開
発センターを開設した。

一方で業界にとって人材育成は緊急の課題となった。同協会は独自に研修センターを開
設。上級技術者に対するスキルアップ研修を実施しており、毎年1500人前後が利用
する。だが、それでも需要に追い付いておらず、ITEEの導入がITスキルのレベル
アップに貢献するものと期待を寄せている。(月刊誌「プノン」編集長 木村文)

■原石を宝石に-世界に通用するIT人材を育成- 
 ITEEマネジメント能力向上プロジェクト
 http://www.jica.go.jp/bangladesh/office/others/human/06.html
 (JICA 2013年11月18日)

◆きっかけは青年海外協力隊員
バングラデシュの人口は1億5,000万人以上。しかも毎年1%強ずつ増え続けている。201
1年の統計に基づくと、世界194カ国中8番目に人口が多い国となっている。

「この国のいちばんの宝は人材です」。JICAの「ITEEマネジメント能力向上プロジェク
ト」チーフアドバイザーの保谷秀雄さんは言う。

保谷チーフアドバイザーによると、このプロジェクトの目的はソフトウエアや、ITを活
用したサービス(ITES)産業の分野で世界に通用する人材をバングラデシュで輩出する
こと。いわば、原石を宝石にするためのプロジェクトだ。具体的には、日本で誕生した
「情報処理技術者資格試験(ITEE)」をバングラデシュに導入し、ITスキルの国家認定
制度とすることに取り組む。10月27日には、ダッカでITEEが初めて模擬試験として実施
される。

ITEEは日本で開発され、1970年からは国家試験として導入された。2010年までに日本国
内で約1,600万人が受験、このうち190万人が合格している。ITEEはアジア各地にも広が
っており、フィリピン、タイ、ベトナムなど6カ国では年に2回、同じ日に同じ内容の試
験が実施されている。また日本は、これに独自の試験を実施するインド、シンガポール、
韓国、中国、台湾を含めた11カ国・地域との間で、資格の相互認証をしている。

このプロジェクトがバングラデシュで始まったきっかけは、2010年までコンピューター
技術を教える青年海外協力隊員(JOCV)だった庄子明大さんだ。庄子さんは現在、同プ
ロジェクトの専門家として保谷さんとともに活動している。「人材育成といっても、共
通の指標を定めて取り組む必要があると考えました」。庄子さんとこの活動に賛同した
JOCVはITEEの導入を具体的な目標としてグループ活動を始め、2010年にはダッカで269人
への模擬試験コンテストを実施。受験者の合格率は、他の試験実施国に引けをとらない
ほどだったといい、優秀な人材がバングラデシュにも多くいることが改めて分かった。

庄子さんを始めとしたJOCVは、ITEEの導入に向けて動き始めた。成功に結び付けるため
のカギは、バラバラなことを考えていた「産官学の連携」だと思った。情報通信技術省
と同時に、試験実施に協力したダッカ大学やバングラデシュ工科大学への働きかけ、さ
らには産業界へのアプローチとしてバングラデシュ・ソフトウエア情報サービス協会(
BASIS)にも協力を持ちかけた。関係者の勉強会を開きながら下地作りを進め、ITEE導入
はJICAの技術協力プロジェクトとして2012年に始動。庄子さんたちJOCVのアドボカシー
が結実した。そして、「試験の導入がゴールではない」と言う庄子さんの願いどおり、
プロジェクトを通し、産官学それぞれの関係者は、互いに距離を縮める必要性を再認識
している。

◆成長するバングラデシュのIT産業
バングラデシュのIT産業は2010年現在、約3億5,000万ドル規模といわれ、2008年の約3億
ドルから17%伸びている。このうち7割を占めるのが、ソフトウエア・ITES産業だ。規模
では2億5,000万ドルで、2008年と比較すると5割近い大きな伸びを示している。

バングラデシュ・ソフトウエア情報サービス協会(BASIS)事務局のハシム・アーメド氏
は「1997年に協会が発足したとき、会員企業はわずか17社でした。それが今や658社とな
り、毎月5から10社の新規申し込みがあります」と、言う。

同協会によると、国内には現在、800から1000社のソフトウエア・ITES関連企業があり、
30,000人以上のIT技術者が働いている。IT産業進出先としてのバングラデシュの魅力に
ついてアーメド氏は、若い労働力が多く確保できること、英語教育が浸透していること、
政府も「デジタル・バングラデシュ」のスローガンを掲げて外資誘致などに取り組んで
いること、税の優遇制度があること――を挙げた。最近では、韓国のサムスンがダッカ
に南アジアで二カ所目となる研究開発センターを開設した。

伸び行く業界にとって、人材育成は緊急の課題だ。同協会は独自に研修センターを開設。
上級技術者に対するスキルアップ研修を実施しており、毎年1,000人から1,500人が利用
する。しかし、これだけでは需要に追い付いていないという。「IT関係の学部の卒業生
は毎年6,000人前後いますが、即戦力になるかというと難しい。私たちは大学に対し、産
業界のニーズも反映した教育課程を検討してほしいと伝えています」

一方の学術界も、IT人材が、国内のみならず世界中で求められていることを強く認識し、
JICAのこのプロジェクトに積極的に協力している。

「IT技術者という仕事は、グローバルな職業です。世界中どこにでも仕事がある。だか
らこそ、体系化された試験制度によるスキル評価の客観化は大切なことです」。日本に
留学経験のあるダッカ大学コンピューター学部のハッサンヌッザマン学部長と、ハイデ
ル・アリ教授は指摘する。ハッサンヌッザマン学部長は、ITEEを実施するアジア6カ国で
構成するITPEC(情報処理技術者試験委員会)で試験問題作成に参加、アリ教授はITEE運
営を指導するマスター・トレイナーの研修に参加した。

両教授は「狭き門をくぐって入学した学生たちは非常に優秀です。ただ、即戦力とする
ためには企業や政府も、実態に則した人材育成に投資をして欲しいと思います」と言う。
また、就職をしても数年で転職してしまう例も多く、技術者たちの働く環境づくりを含
むマネジメントの向上にも期待したい、と言う。

ハッサンヌッザマン学部長は、「近年、ただ技術を教えるのではなく、ITマネジメント
の重要性を強く感じています。産業界においても、国家の政策決定レベルにおいても、
技術と人材をどう有効活用するのかという戦略の視点が重要。大学のカリキュラムにも
盛り込まれるべきでしょう」と、話す。

◆本試験は2014年10月に
ITEEには4段階12種類の試験があるが、バングラデシュではまずレベル2の基本情報処理
技術者試験(FE)の導入を目指す。10月27日に初めての模擬試験を数百人規模で行い、
来年4月には会場を複数に拡大して2回目の模擬試験を実施。本試験は2014年10月の実施
を目指す。

保谷チーフアドバイザーによると、日本政府はITEEの合格者には労働ビザの発給におい
て優遇措置が設けられる予定で、日本企業への就職の道も大きく開けることになる。「
ITEEの導入と人材育成はバングラデシュのためだけではありません。日本企業の人材不
足をも救うことになるのです」と言う。

「ITEEを全国に広め、多くのプロフェッショナルな人材を育てたい」と、試験を実施す
る情報通信技術省のN.I. カーン次官は言う。「まずは世界に通用する質の高いサービス
を提供できる人材を持つこと、そうすれば自動的に国の利益となります」

「確かに優秀な人材の多くは米国など国外企業に流出してしまいます。けれど、私は空
洞化を恐れていません。彼らは外に出て、新しい考え方や知識を得ている。彼らがバン
グラデシュに帰ってくれば、私たちは自分たちだけでは得ることができないものを、彼
らを通して得ることができる。得なことです。この国を、いったん外に出た人材が、ま
た戻ってきたいと思うような環境にすること。それが私の仕事だと思っています」

「デジタル・バングラデシュ」へ、ITEE導入が大きな役割を果たすことを期待したい。

(了)

「ITEEマネジメント能力向上プロジェクト」の詳細はこちら
 http://www.jica.go.jp/oda/project/1200040/index.html

■日系縫製メーカーが最優秀縫製工場賞を受賞 (バングラデシュ)
 https://www.jetro.go.jp/biznews/5289bcf006d60 
 (JETRO 2013年11月20日)
 
2013年11月20日 ダッカ事務所

 日系縫製品メーカーの小島衣料(本社:岐阜市)が、ダッカで開かれた衣料品展示会
で最優秀縫製工場賞を受賞した。高度な生産管理が必要なフォーマルスーツを製造し、
高い輸出実績を挙げたことが評価された。優れた品質や技術を用いる外国企業の投資が
歓迎された一例となった。

 

■テーマ「NGO 天国「バングラデシュ」で変わりゆく支援と外部者の役割 
 ~マイクロクレジットからBOP ビジネス~ 」
 http://www.jica.go.jp/tsukuba/event/2013/1118.html
 (JICA 筑波国際センター 平成26年1月19日)
 
青年海外協力隊茨城県OV会主催:国際理解教育ひろば(1月ひろば)のご案内
テーマ「NGO天国「バングラデシュ」で変わりゆく支援と外部者の役割―マイクロクレジ
ットからBOPビジネス―」
1990年代から2000年代にかけてBRAC、グラミン銀行、ASAとマイクロクレジット全盛を迎
え、それがNGOの自己資金にもなっていたバングラデシュ。2013年現在では、BOPビジネ
スの開拓地として様々な活動が実施されています。バングラデシュでの援助業界の潮流
を事例に、変わりゆく国際協力の現場で、日本のODAやNGO、そしてBOPビジネスはこれか
らどんな役割が求められるかについて、参加者のみなさんと一緒に考えられればと思い
ます。
※BOP…Base of the Pyramidの略。世界の所得別人口構成で、最も収入が低い約40億人。
この層の人たちを対象にしているのがBOPビジネス。
※「国際理解教育ひろば」は平成25年度で14年目を迎えました。参加型ワークショップ
形式でグローバルな課題を、参加者同士で、楽しく考え、学び合うセミナーです。

◆ 日 時: 平成26年1月19日(日) 9:30 ~ 12:15
◆ 会 場: JICA筑波国際センター 
  つくば市高野台3-6(つくばエクスプレス「つくば」駅 バスターミナル(2)番の
りばから、つくバスN 南部シャトル「茎崎窓口センター行き」に乗り約16分。「高野台
中央」下車。徒歩約5分。(片道300円))

◆ 講 師: 小嶋 淳史さん(JICA駒ヶ根青年海外協力隊訓練所 市民参加協力担当)

茨城県龍ヶ崎市出身。大学卒業後、サラリーマンを経て、2002年4月より(特活)シャ
プラニール=市民による海外協力の会入職。手工芸品担当、ダッカ駐在員、東京事務所
海外活動担当、ダッカ事務所長を経験。シャプラニール在職中の2008年4月にネパール制
憲選挙・日本国政府選挙監視団員、2008年9月から外務省NGO長期スタディプログラムと
してインド・コルカタにある現地NGOに半年間在籍。2012年4月より現職。

◆ 申し込み:開催1週間前までに下記の連絡先までご連絡ください。
   E-mail:kokusai_hiroba@yahoo.co.jp FAX : 029-855-7986

◆ 主催:青年海外協力隊茨城県OV会
  関連ファイル: 国際理解教育ひろば1月チラシ(PDF形式/203KB)
   http://www.jica.go.jp/tsukuba/event/2013/ku57pq00000cnn4h-att/ku57pq00000cnn5c.pdf
  関連リンク: 国際理解教育ひろばのブログ
   http://hiroba09.tsukuba.ch/

■世界HOTアングル 地域で守る、安全な出産
 http://www2.jica.go.jp/hotangle/asia/bangladesh/001145.html
 (JICA 2013年11月15日)
 
バングラデシュのノルシンディ地方チャンダンプル村。水田に隣接して、柵とトタンの
屋根でできた簡易な家が立ち並び、呑気そうに草をはむ牛が出迎えてくれる。バングラ
デシュ農村部ではおなじみの風景である。

田んぼのあぜ道沿いを歩くこと数分。ゴザの上に男女十数人が集い、真ん中に置かれた
村の地図を見ながら、真剣に議論している。強い日差しの下、話し合っているのは、地
区の妊産婦がどこに住んでいて、妊娠の期間が何ヵ月かである。若い女性から白ひげの
長老まで村の有志で構成されたこの集会が、コミュニティーサポートグループ(CSG)だ。
JICAの技術協力プロジェクト「母性保護サービス強化プロジェクト(SMPP)」で組織さ
れた村レベルで妊産婦を支援する体制だ。

人口約2,000人のチャンダンプル村で、出産する女性は年間30~40人ほど。地元住民に
話を聞くと、郡病院はアクセスが悪いため、妊産婦の大部分が産前検診を受けることも
なく、正式な訓練を受けていない伝統的な助産婦のもとで出産することが一般的だった
という。病院に連れて行くべきかの判断が遅れ、出産時に妊産婦が亡くなるケースもあ
った。

2006年に始まったSMPPでは、ノルシンディ地方で住民を組織化し妊産婦支援体制を確立
したり、公的医療機関のサービスを改善したりした。またこれらと地方行政との連携を
通して、妊産婦と新生児の健康改善のための支援が行われた。2012年から円借款で実施
されているフェーズ2では、この「ノルシンディモデル」を全国に展開している。

CSGは安全な出産を主目的に、母子保健に関心のある地域住民がコミュニティーの妊産
婦と保健医療施設との連携を強化している。インターネットも無く携帯電話の普及率も
低いこの村で、情報を収集するには足を使って聞きまわるしか方法はない。たった十数
人のメンバーで、村全体の妊産婦を把握するのは、容易ではないだろう。しかし白ひげ
の長老は、「何も大変なことはない。井戸端会議に入ったり、その辺を歩いている人を
捕まえては話しかけるのだよ」と言う。農村のコミュニティー網を活用しつつ、細やか
な情報収集が行われている。

それにしても働き盛りの村民が、農作業やリキシャ(三輪タクシー)の運転手、子ども
の面倒を見ながら、無償でなぜここまでコミュニティーに尽くせるのだろうか――。こ
の質問にはCSGのメンバー全員が手を挙げる。バングラデシュの妊産婦の死亡者数は出生
10万件に対して194人(2010年)。とりわけ郡病院へのアクセスが悪い農村部では問題は
深刻だ。自分の妻を出産で亡くしたメンバーの「男は妻を亡くすことが一番つらい」と
いう言葉が、CSG参加者の使命感を物語る。

妊産婦の出産を取り巻く問題は、地域のモチベーションだけで解決できる問題ではない。
フェーズ2で取り組んでいる郡病院の能力強化、地方行政の人員不足、CSGなど住民の活
動に対する行政のサポートなど、SMPPの挑戦はまだまだ続く。青空の下、汗を流して活
発な議論を交わすチャンダンプル村のCSGメンバーの姿から、プロジェクトの意義と可能
性を確信した。

(関連リンク)
母性保護サービス強化プロジェクトフェーズ2
 http://www.jica.go.jp/oda/project/1000327/
 

■バングラデシュはBTM ――経済大国の予兆と実力――
 http://www.jbic.go.jp/wp-content/uploads/reference_ja/2013/10/14812/20130912_seriesMacro.pdf
 (国際協力銀行 2013年10月03日)
 (一般財団法人海外投融資情報財団(JOI)機関誌「海外投融資」2013年9月号掲載)

1. なぜ「あの国」のみが注目されるのか
人、人、さらに人。バングラデシュには人が多い。最大都市の目抜き通りに人があふれ
ているのは大半の国でみられる光景だとしても、郊外に行っても人が多い国はこの国を
除いてめったにない。人口が1億5000万人と日本より多い国であることもさることなが
ら、より注目したいのは人口密度である。国際通貨基金(IMF)統計でみた国別人口密度
順位では、シンガポール、香港、バーレーン、マルタ、モルディブに次ぐ第6位。ただ、
第7位以降の台湾、バルバドス、モーリシャスも含め、すべての国が人口の少ない小国
であるなかで、たとえば人口1000万人以上の国という限定された基準でみれば、バング
ラデシュは世界一の人口密度をもつ国だといえる。この人口密度が、経済発展との関係
においても重要な意味をもつのだが、それは本稿の中盤で触れることとして、まずは、
わが国における「経済大国ブーム」について論じることで、バングラデシュの位置づけ
を考える準備としたい。

2. バングラデシュの相対的実力
3. 繊維産業をテコとした経済発展を展望する
4. すでに着手する日本企業
5. 必要なのは「メディアに踊らされない客観的な選球眼」

※詳細はリンク先をご確認下さい。

■最貧国バングラデシュで賭けに出るユニクロ!ここで成功すれば世界1見えてくる
 http://www.j-cast.com/tv/2013/11/15188749.html
 (J-CAST 2013年11月14日)

【NHKスペシャル「成長か、死か~ユニクロ 40億人市場への賭け~」】  総合/デジタ
ル総合 11月17日(日) 21:00 ~21:49

衣料品チェーン「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは、今年(2013年)初
めて売上高1兆円を超えた。その原動力は海外への大量出店で、年間150店舗というペー
スでグローバル展開を急ぐが、ファストファッション業界ではZARA(スペイン)やH&M
(スウェーデン)に及ばず世界4位だ。

柳井正会長兼社長は「ベースオブピラミッド(BOP)」と呼ばれる世界最貧国市場へ
の進出に打って出た。今年7月には他社に先駆けバングラデシュに店を開き、Tシャツ1枚
230円の安さで勝負に出た。柳井氏はバングラデシュで成功すれば、アフリカなど世界中
商売できると豪語する。

06年にノーベル平和賞を受賞した「グラミン銀行」と手を組んだ出店戦略に密着しつ
つ、グローバル市場で戦う日本市場の代表として、「2020年に世界4000店舗、売上高5億
円」の目標を掲げるユニクロの姿を追う。

*NHKスペシャル「成長か、死か~ユニクロ 40億人市場への賭け~」
 http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/1117/index.html

 

■中野・新井にバングラディッシュ人レシピのカレー店-バー店舗借りランチのみ開店
 http://nakano.keizai.biz/headline/345/
 (中野経済新聞 2013年11月19日)

中野・薬師あいロードに11月2日、バングラディッシュ人がレシピを考案するカレー店「
NICE!カレー」(中野区新井1)がオープンした。

定番の「チキンカレー」

 同店は、夜に同所で営業をしているバー「POOL」が昼間は営業していないことに目を
付け、カレー店を始めようとしていた店主の徳重周太さんが知り合いだったバー店主と
交渉し、昼間だけ開店する形で実現。

 徳重さんはバングラディッシュ出身のモタハル・ホセンさん(バングラデシュ出身)を
ビジネスパートナーとしてレシピを任せ、バングラディッシュの味を生かしつつ、日本
人好みにスパイスの調合などをアレンジしたという。手羽元が1本入っている定番の「チ
キンカレー」、シナモンやココナツの効いた「ココナッツカレー」、3種類のチーズが入
っている「チーズカレー」(以上550円、キャベツサラダ付き)を提供している。

 店内はカウンター5席を含む10席程度。店主の徳重さんは「お客さまとの距離が近く、
いろいろな人とコミュニケーションができるので、この狭さに心地よさを感じている。
たくさんの人に出会いたい」と話す。「新たなメニューも考案中で、今後はさらにサー
ビス部分に力を入れたい」と徳重さん。

 営業時間は11時30分~15時。

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