◆イベント情報◆
・エスニックフェスタ – Stand Up for Your Rights- 2/9 東京・文京区
http://www.jummanet.org/notice/2013/12/29—stand-up-for-your-rights-.html
・国際母語デー 2/21
・東京ボイシャキメラ 4/20前後 池袋西口公園
■見出し(2014年01月18日) No2014-03
◯JICAより「バングラデシュ国省エネルギーマスタープラン策定プロジェクト」を受託
◯電源開発、バングラデシュの省エネマスタープランを策定、JICAと業務受託契約
◯「ミドリムシが地球を救う」ユーグレナ・出雲充社長に聞く「未来のつくりかた」
◯バングラデシュ名物リキシャに驚きのイノベーション!社会の変化を象徴
◯「短パンでもいい、耳の穴だけは守れ!」バングラデシュの不思議な防寒対策
◯ビーマン・バングラデシュ航空、DC-10-30のラストフライト詳細を発表
◯親日だったバングラデシュ、 中国の猛アタックで心変わり?
◯利豊、ベンダーサポート部門新設へ?バングラの衣料品工場火災受け
◯バングラデシュの衣料メーカーが生産体制縮小、衣料供給不足も
◯バングラデシュの総選挙を受けたEUの声明
◯バングラデシュ、ハシナ新内閣が発足
◯バングラ新内閣が発足=選挙「正当性」不透明なまま
◯バングラの韓国系工団でデモ、現地労働者1人死亡
◯韓国:バングラデシュ、韓国永元貿易工団の労働者デモに発砲
◯ダッカ大学(バングラデッシュ)と大学間交流協定締結
■JICAより「バングラデシュ国省エネルギーマスタープラン策定プロジェクト」を受託
http://www.jpower.co.jp/news_release/2014/01/news140115.html
(電源開発(Jパワー) 2014年01月15日)
電源開発株式会社(本社:東京都中央区、社長:北村 雅良、以下「Jパワー」)は昨日、
独立行政法人国際協力機構(JICA)と「バングラデシュ国省エネルギーマスタープラン
策定プロジェクト」の実施について、業務委託契約を締結しました。今後、バングラデ
シュ国における省エネルギー(以下、「省エネ」)の促進・実施に向け、協力を進めて
まいります。
バングラデシュ人民共和国(以下「バングラデシュ」)は、国民一人あたりの年間一次
エネルギー消費量や電力消費量が世界で最も低いレベルにあるものの、過去10年間で年
率6%の堅調な経済成長に伴い、2020年までに一次エネルギーの需要が3~4倍、電力需要
が6倍になる見込みとなっています。一方、主要な一次エネルギーである天然ガスや電力
供給は深刻な供給力不足に陥っています。
バングラデシュ政府は、供給力の能力増強に努めるとともに、需要側における効率的な
エネルギー利用が不可欠との認識を踏まえ、電力鉱物エネルギー省の下に、再生可能エ
ネルギーの普及および需要側の省エネ促進を所管する規制機関SREDA(Sustainable and
Renewable Energy Development Authority:持続・再生可能エネルギー開発庁)を設立
し、本格的に省エネ政策全体の方針・省エネ関連制度の制定等に着手しようとしていま
すが、本分野の知見に乏しいことから検討が遅滞しています。このような状況の下、バ
ングラデシュ政府は、世界最高レベルの省エネを実現している我が国に対し、省エネ政
策全体を包括するマスタープラン策定を支援するプロジェクト実施を要請してきました。
本プロジェクトでは、バングラデシュの省エネ促進に必要となる情報を整備するととも
に、需要側における効率的なエネルギー利用促進に向けた戦略、それらを具現化するマ
スタープラン案を策定すること、および同マスタープランの実施に必要な組織体制を整
備するための支援を実施する計画であり、本プロジェクトが、バングラデシュ政府の省
エネ政策およびその推進機関の整備・強化を通して、バングラデシュの省エネ促進に貢
献することを期待されています。
Jパワーは、これまで国内外でコンサルティングを中心とした省エネ関連事業を展開し
てきており、海外におけるその実績は28件、16カ国以上にのぼります。現在、省エネ分
野はJパワーの海外コンサルティング事業の新たな成長分野となっており、こうしたフィ
ールドで培われた技術と知見を生かし、今後も海外コンサルティング事業を展開してま
いります。
以上
【添付書類】
本文(PDF:153KB)
http://www.jpower.co.jp/news_release/pdf/news140115-1.pdf
別紙1「バングラデシュ国省エネルギーマスタープラン策定プロジェクトの概要」(PD
F:100KB)
http://www.jpower.co.jp/news_release/pdf/news140115-2.pdf
別紙2「省エネルギー関連コンサルティング・事業化検討案件一覧」(PDF:126KB)
http://www.jpower.co.jp/news_release/pdf/news140115-3.pdf
■電源開発、バングラデシュの省エネマスタープランを策定、JICAと業務受託契約
http://business.nikkeibp.co.jp/article/emf/20140116/258329/
(日経BP 2014年1月16日)
電源開発(Jパワー)は、バングラデシュの省エネマスタープラン策定プロジェクトを
実施する。独立行政法人の国際協力機構(JICA)と1月14日に業務受託契約を結んだ。同
国は経済成長に伴ってエネルギー供給力が不足していることから、省エネが求められて
いる。Jパワーは、効率的なエネルギー利用に向けた戦略などを立案する。
プロジェクトは1月から2015年3月までを予定し、総額は約1億3000万円となる。Jパワ
ーは、バングラデシュでの省エネ推進に必要な情報を整えるとともに、エネルギーの効
率的な利用を促進するための需要側の戦略と、それを具体化するマスタープラン案を策
定する。併せて、マスタープランを実施するのに必要な組織体制整備を支援する。
バングラデシュ政府は、天然ガスや電力の供給力増強を進めると同時に、需要側の省
エネが必要と考え、再生可能エネルギーの普及と需要側の省エネを所管する規制機関を
設立して省エネ政策の制定を目指している。しかし知識に乏しく検討が遅れていること
から、トップ水準の省エネを実現した日本に、政策全体のプラン策定を要請した。
Jパワーは国内外でコンサルティングを中心に省エネ関連事業を展開し、海外の実績は
28件、16カ国以上にのぼる。現在、省エネが海外コンサルティング事業の新しい成長分
野になっている。バングラデシュの省エネマスタープラン策定では、これまで蓄積した
技術や知識を活用して同国政府の省エネ政策と推進機関の整備・強化を図る。
■「ミドリムシが地球を救う」ユーグレナ・出雲充社長に聞く「未来のつくりかた」
http://www.huffingtonpost.jp/2014/01/13/euglena-mitsuru-izumo_n_4588933.html
(ハフィントンポスト 2014年01月14日)
ミドリムシ、知っていますか? 世界の食糧危機や環境問題を解決し、近い将来には、
ジェット機も飛ばせるかもしれない。そんな可能性を秘める藻の一種が、ミドリムシだ。
「子供たちの栄養失調をなくすのは、ミドリムシ」と惚れ込み、屋外大量培養を成功さ
せ実用化への道を切り開いたのはベンチャー企業「ユーグレナ」の社長・出雲充さん。
「ミドリムシと出合って以来13年、『ミドリムシで地球を救う』ことを仕事にしている」
と話す出雲さんにこれまでの挑戦やミドリムシがつくる未来について聞いた。
ミドリムシ(学名:ユーグレナ)は、名前からイモムシなど虫の仲間だと誤解されがち
だが、ワカメやひじき、昆布と同じ藻の一種。植物と動物の両方の性質を持ち合わせ、
ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸など59種類もの豊富な栄養素を含む。二酸化炭素CO
2を吸収して成長する特徴も持つことから、食糧危機や環境問題の解決に活用しようと、
日本でも1980年代から研究されている。出雲さんらが2005年8月に設立したユーグレナは、
それまで困難とされたミドリムシの屋外大量培養に成功。サプリメントやクッキー、化
粧品などの製造販売、OEM(相手先ブランドによる生産)受託を行っている。
<「仙豆」を探し求めてミドリムシに>
東京大学1年生のときに旅行で訪れたバングラデシュで見た光景が、出雲さんがミドリ
ムシと出合うきっかけをつくった。「バングラデシュは世界で最も貧しい国の一つと聞
いていた。通りで子供たちがおなかをすかせて、ワンワン泣いていると思っていた。け
れど、1日3食必ずカレーや豆のスープなどを食べていて、飢えで泣き叫んでいる子供
は1人もいなかった」。問題は栄養失調だった。炭水化物でカロリーは摂取できるが、
ほかに食べ物がなく栄養が偏っていたのだ。
「バングラデシュの栄養失調をなくすにはどうしたらいいのか。漫画『ドラゴンボール
』の仙豆(せんず、栄養素が豊富な奇跡の豆。空腹を一瞬に満たす)みたいな食べ物が
あって、それがあれば栄養失調なんてあっという間に解決するんじゃないか」。仙豆を
探し求め、栄養価が高い食べ物を次々と調べた。農学部3年生のとき、ついに「ベスト
・オブ・栄養素」のミドリムシにたどり着く。
栄養価が高く、食べ物としてのバランスもいいミドリムシ。だが、栄養価の高いミドリ
ムシは、培養している間に、他の微生物や酵母、カビなどが浸入してきて、食べ尽くさ
れてしまう。大量培養の難しさは実用化の最大のネックになっていた。大学でミドリム
シ研究に没頭していた出雲さんも「ミドリムシの実用化は未来の話」と卒業後、都市銀
行に就職した。
それでも、ミドリムシへの情熱は衰えることはなかった。大学院でミドリムシの研究を
続けていた後輩の鈴木健吾さん(現・ユーグレナ取締役)と夜な夜なミドリムシについ
て語り、休日を利用しては夜行バスに乗り日本中のミドリムシ研究者に会いに行った。
しかし、次第に限界を感じる。「『出雲くんはミドリムシに関してアマチュアではトッ
プ。でも銀行員の人がミドリムシに浮気しても、人生をミドリムシにかけている研究者
が必要なデータなどを簡単には見せられないよ』と。逆の立場でもそうだな、と思いま
した」。出雲さんは銀行を辞めた。
<坂本龍馬のごとく、日本中の研究者を一つに>
銀行員としての暮らしを捨て、リスクを背負って、日本中の研究者の協力を得るため飛
び回った。すると、今度は違った反応が返ってきた。「『銀行を辞めて来ました。ミド
リムシ一本です。本気ですから先生、どうですか』と話すと全然違った。日本中のミド
リムシ研究者がデータを共有してくれた」。出雲さんらは2005年8月、「ユーグレナ」を
設立。その年の12月、日本中の研究者の協力を得て、沖縄・石垣島でミドリムシの屋外
大量培養に成功した。
成功の秘訣について、出雲さんは「私が行った役割は、坂本龍馬と近い」と振り返る。
「脱藩のように銀行辞めて、大学や研究室など何かの組織や肩書に属さず、フリーの立
場でミドリムシを世の中にデビューさせようと現れた。龍馬みたいに『薩摩と長州、仲
良くしましょう』と来て、最初は迷惑だと思ったはず。でも、みんなミドリムシが好き
でミドリムシが地球を救うと本気で思っている。そこにおいては一致していたから実現
できたんです」
やっと大量培養に成功した出雲さんに、さらなる試練が待ち受けていた。ミドリムシが
全く売れないのだ。「大量培養できれば、勝手に売れていくとそのときは思っていた。
全然売れない現実に実用化って大変だと初めて思った」。2006年からミドリムシの営業
に飛び回るが、500社近く断られ続けた。「日本では前例がないものを誰も買わない。1
社目になりたがらない」。転機は2008年5月、伊藤忠商事からの出資が決まってから。そ
れをきっかけに、日立製作所やJX日鉱日石エネルギー、全日空、電通、清水建設など
大手企業の協力を次々と得て、事業が軌道に乗り始めた。2012年12月、マザーズに上場
を果たした。
<ミドリムシ・フィーバーがやってくる!?>
2013年末、ユーグレナはOEM供給により、個人消費者向け商品を立て続けに発売した。フ
ァミリーマートなどで発売されたミドリムシ入りヨーグルト、デニーズのミドリムシ入
りハンバーグ、イオン系で販売されたミドリムシ入りペットフード。2014年には、さら
に多くの商品の販売を予定している。出雲さんは「ミドリムシ・フィーバーの年にした
い」と語る。ミドリムシを使った商品が数多く店頭に並び、当たり前に手に入れること
が出来るようになるからだ。「今、ミドリムシのことを、ちゃんと知っている人は3割
ほど。多くの商品がお客様に届く2014年は創業以来の目標だった認知度51%を目指しミ
ドリムシのある日常を当たり前にしたい」
<「バングラデシュは未来を先取りしている」>
ユーグレナは2013年10月、創業の原点バングラデシュに海外初の事業所を開設した。出
雲さんが最も力を入れているのもバングラデシュのプロジェクトだ。バングラデシュで
は多くの母子が栄養失調状態にあり、乳幼児の死亡率の増加が問題になっている。ユー
グレナは母子の栄養失調問題改善のため、給食などにミドリムシを活用する計画を進め
ている。出雲さんは「バングラデシュは貧しい国ではなく、未来を先取りしている」と
語る。ミドリムシによってバングラデシュの栄養失調問題が解決できれば、世界中にあ
る同じ問題をミドリムシが解決できる証明になるからだ。「バングラデシュは購買力も
なく、貧しく、改善が難しい。だからこそ、そこに未来がある。今後、人口が急増し、
急速に成長するイスラム圏の国という点も大きい。他のイスラム教の国でもミドリムシ
が栄養失調を改善するという成功モデルをバングラデシュでつくりたい」
<「ミドリムシが地球を救う」は何合目?>
石油に代わる次世代燃料の生産技術の開発研究が、世界中で熱を帯びるなか、ユーグレ
ナは、2010年からJX日鉱日石エネルギーなどと共同でミドリムシからジェット燃料を
作り出す研究開発を進めている。サトウキビやトウモロコシから生産されるバイオ燃料
は食糧と競合し、価格高騰を引き起こした。ミドリムシはこうしたバイオ燃料が抱える
問題を克服できると注目を集めている。出雲さんは「2020年には、ミドリムシでジェッ
ト機を飛ばす」ことを目標に掲げる。そのためには大量生産する巨大な培養設備が必要
だ。
「ミドリムシで地球を救うことを使命にやってきた」という出雲さん。「栄養失調をな
くすことも、バイオジェット燃料をつくることも、技術的には達成できている。開発研
究のステージから実用化のステージに着手したという意味で今は6合目地点」と語る。
<21世紀のビジネスは「丸いビジネス」であるべきだ>
出雲さんは、20世紀と21世紀に必要とされているビジネスは全く違うと指摘する。「21
世紀のビジネスは線形で一直線。始点と終点がある矢印型です。儲かる商品ならば、工
場から産業廃棄物やゴミや二酸化炭素が出ても、影の部分には目をつむり、経済成長す
ればいいという考えだった」。では、21世紀のビジネスとは、どのような視点が重要な
のだろうか。出雲さんは「21世紀はビジネスが丸、円じゃないとダメ。つまり、持続可
能な社会をつくるビジネスでないと社会から必要とされない」という。「21世紀は完全
にパラダイムが変わった。20世紀の矢印型のビジネスでは続かない」。石油資源依存か
ら持続可能なバイオ燃料、再生可能エネルギーへの転換もその一つだ。「ミドリムシが
多くの人に応援してもらえるのは持続可能な丸いビジネス、21世紀のビジネスだから。
ミドリムシを作るときはゴミは少なく、CO2削減にもつながる、最初のスタート地点に戻
る、円になっているかということが21世紀のビジネスでは一番大事なこと。21世紀のビ
ジネスは丸いビジネスを目指すべきです」
出雲さんは続ける。「東日本大震災以降、若い人たち、我々の世代はビジネスをして大
もうけしようとか、使い切れないくらい大金持ちになろうとか、そういうモチベーショ
ンではもう生きていけない。持続可能な社会を作るために、みんなが出来ることをした
方が良い、そういう人が増える方向にあるのは間違いない。消費者も変わっている。21
世紀後半には自然と丸いビジネスが当たり前となり、商品も、消費者もそれを受け入れ
当たり前になっていると思います」
■バングラデシュ名物リキシャに驚きのイノベーション!社会の変化を象徴
http://kinbricksnow.com/archives/51884401.html
(KINBRICS NOW 2014年01月14日)
バングラデシュ名物と言えばリキシャだ。
この名称はもちろん日本の人力車に由来している。三輪の自転車に、人や荷物を載せら
れる座席がついている構造だ。座席の後部にはリキシャアートと呼ばれるユニークな絵
画が描かれている。
◆最近の若い者は……甘酸っぱいリキシャ・デート
大人ふたりが一般的な乗り方だが、コツを覚えれば三人乗りはあたりまえ。最大4人は乗
れる。
若い男女がデートにつかう。座席が小さいのでぴったりくっついて座ることになり密着
感を楽しめる。さらに幌をかければ二人きりの空間を楽しむことができる(本当は前か
らみればがら空きなのだがそんなことは気にしない)。
そもそもイスラム社会では結婚前の男女がリキシャに二人で乗るなどはもっての外とい
う文化があった。最近の若者は実にけしからん!(わしも若い時にやりたかったぞ)な
どというオッサンたちのつぶやきもなきにしもあらず、である。
◆リキシャ、その恐るべき性能
このリキシャ、ただの自転車に座席をつけただけと侮るべからず。推定耐荷重能力はな
んと500キロに達する。というのもリキシャ専用の強靱なタイヤが販売されているほか、
車体も鉄フレームの補強がいたる所に入っているのだ。
米や野菜の荷運びはもちろん、パンクした小型のバイクを運ぶことまである。マイクと
アンプとのせれば小型宣伝カーのできあがり。イベントの集客などに使う。
似たような車両としてバンガリと呼ばれるものもある。こちらは座席がついていない、
台車だけの構造だ。貨物専門で最大荷重1トンはあると思われる。
◆リキシャワラ、地方出稼ぎ労働者の収入源に
リキシャ運転手はベンガル語でリキシャワラと呼ばれている。首都ダッカでリキシャワ
ラは主に地方の出稼ぎ者の仕事だ。彼らは着の身着のままダッカにやってきてリキシャ
を借りて働くのだが、出身地域別にリキシャ貸し屋がいて胴元的な存在となっている。
車を貸すだけではなく、出稼ぎ者に飯とベッドも供給する。
リキシャワラは昔から農閑期の出稼ぎ労働者の受け皿として機能していた。特にスキル
を持っていなくても手っ取り早く現金収入を得られる。稼ぎの悪い職業の代表選手のよ
うに思われているが、本人の頑張り次第で日雇いの建設現場仕事より稼ぐこともできる。
バングラデシュの雇用を支え、生活文化を担っているリキシャであるにもかかわらず、
交通渋滞の元凶と言われるなどぞんざいな扱いをうけている。もちろん、渋滞の原因を
社会的弱者である彼らに押し付けている一面はある。
◆リキシャワラのファッション
リキシャワラの格好は、だいたいルンギとよばれる一枚布のスカートに何日も着替えを
していないよれよれの襟付きシャツ。ルンギの下はノーパン。リキシャにまたがって乗
るときにルンギがめくれるのでポロッとみえはしないかとハラハラさせられるが、今の
ところみえたことはない。
貧乏なリキシャワラは着替えの服をもっていないので同じ服を着たきり。汗ジミに加え
てマダラ模様のカビがはえている。しかも暑い中の肉体労働で汗だくなのでリキシャワ
ラの背中からかなりキツイ体臭が漂ってくることもしばしば。彼らの背中から座席まで
1メートル程度しかないので逃げ場なしの体臭が襲ってくる。
雨の日にはビニール袋をアタマにかぶって仕事する。全身びしょ濡れでもアタマさえ守
っていれば平気らしい。
◆リキシャワラに見るバングラデシュの変化
ところが、リキシャワラを取り巻く環境に最近変化が見える。
リキシャのなり手が減ってきていると最近のリキシャ・オーナーたちが言うのである。
労働市場の多様化が進んでいて、より条件のいい仕事が選べるようになってきているら
しい。
ルンギを着ていないリキシャワラが出現してきている。既製服産業が盛んなバングラデ
シュでは何らかの理由で出荷できなかった外国向け衣料のアウトレット市場があり、そ
こでかなり安く服が買える。一方、ルンギの価格は高騰し続けていてルンギよりも既製
服のほうが安く手に入るようになってきている。
以前はサンダルを買う金もない裸足のリキシャワラがいたが、最近は見かけなくなった。
農村では10歳に満たないような子どもが、足がペダルに届かないので三角こぎでリキシャ
をやっていたりするのを見かけたが、それも見かけなくなった。
清潔なシャツにジーンズ姿で仕事をするリキシャワラを見かけると、何だか違和感を覚
えるのだが、その数は確実に増加してきている。
◆イノベーション!電動リキシャの登場
さらに、電動リキシャの登場である。これまでのリキシャにモーター駆動システムをつ
けたものが2009年頃から出回りだしたのである。通常リキシャを新車で買うと2万5千円
円程度なのだが、電動リキシャは7万円程度で買える。
座席の下にバッテリーを搭載、一晩の充電でほぼ一日中走ることができるという。モー
ター駆動なので低速域でも高トルクを出すことができ、これまでのリキシャの初速の遅
さをカバーしている。
最大時速40キロの高速移動が可能で、本来ならば自動車しか走らないはずの道路を高速
移動中の電動リキシャを見かけたりもする。しかし、リキシャの車体のまま最大時速が
伸びているのでブレーキ能力などに問題がある。その他にも重心バランスの高さから来
る転倒の可能性など安全性の問題は山盛りだが、これも新しいイノベーションの萌芽の
サインと見ることもできる。
ノーベル平和賞を受賞したグラミンバンクのモハメド・ユヌスはこの国の貧困を博物館
でしか見られないようにしたいと自伝で述べていたが、かつてのリキシャはこうだった
というように博物館に飾られるようになる日が来るのも案外近いのかもしれない。
■「短パンでもいい、耳の穴だけは守れ!」バングラデシュの不思議な防寒対策
http://kinbricksnow.com/archives/51883770.html
(KINBRICS NOW 2014年01月07日)
インドなど南アジアというと、一年の気候は「暑い」と「すごく暑い」しかないイメー
ジがあるのではないか。だがそれは間違いだ。インドもバングラデシュも冬は結構寒い。
バングラデシュの場合は12月末から1月半ばまで、ヒマラヤから湿った寒気が吹き込んで
くるのだ。
◆ほっかむりで防寒対策、「耳の穴」を守れ
短期間とはいえ寒い冬をバングラデシュ人はどう乗りきるのか?彼らの防寒対策は「い
ろいろおかしい」。
まずオトナも子どもも皆がほっかむりをしている。みんなでどろぼうコントですか?と
聞きたくなるくらいそこらじゅうでほっかむり。バングラデシュでは寒気は耳から入る
とされている。「耳の穴」を守るのが何よりの防寒対策ということらしい。
他の部位はというと、これが日本人からみるとなんとも寒々しいファッション。それで
も上半身は結構着こむのだが、下半身はルンギと呼ばれる腰巻の一枚布に素足にサンダ
ル履きというのが王道。ちなみにルンギの下はノーパンである。
どうかんがえても足元が寒いだろというアンバランスぶりで、見ているこっちのほうが
寒くなっている。
◆バドミントンでホカホカになれ
もうひとつの防寒対策はバトミントン。冬になると道端で、空き地で、はたまたビルの
屋上で、いたるところでバトミントンをやっている姿を見かける。しかも夜に、だ。
手作りナイター設備の下でバドミントンを楽しみ、体を温めてから眠りに付くというこ
とらしい。
◆夜にお風呂?!殺す気か!
日本だと寒い冬といえば、やはり夜にあったかいお風呂に入りたくなる。だが日本人は
夜に入浴すると言うと、ベンガル人からは「は?バカヤロウ!?子どもが風邪引いて死
んでしまうぞ!」と言われてしまう。
まあ、それもそのはず、彼らの常識ではおふろは朝、水浴びが基本だからだ。気温10度
代の世界で水浴びするなんぞなんかのバツゲームですかと言いたいが、これも彼らの文
化なのだ。
◆せつない現実
さてここまでちょっと微笑ましい話を紹介してきたが、最後にせつない現実を。
バングラデシュの冬は、冷え込むと気温が10度を下回ることがある。そうなると凍死者
が出る可能性が高くなる。0度を下回らない、つまり凍ってないのに凍死とはこれいかに
と思われるかもしれないが、これまで説明してきたとおり防寒対策が全く出来ていない
のが背景にある。
凍死してしまうのはおもに路上生活者などの極貧者。いつもの季節であれば道端でゴロ
ンとハダカに近い格好で転がっているのだが、それでどうということはない。冷えると
新聞紙などの紙ごみを集めて焚き火をしてしのいだりするのだが、焚き火など燃えてし
まえばもう終わりで防寒対策としてはきわめて不十分だ。あとはビル風が吹き込まない
場所で身を寄せ合って眠るだけ。日本の路上生活者のようにダンボールと新聞紙で仮設
の家を作るような知恵が全く見られない。
また医療設備が十分でない地方で、子どもが風邪をこじらせて死亡する例もよく耳にす
る。昨年度末頃から来た寒波により、ロングプール地方で子どもが10人以上亡くなった
という痛ましいニュースも聞こえてきている。
◆冬の美しさ
冬になると、バングラデシュには毎朝霧が立ち込める。特に農村は幻想的な美しさであ
る。2月半ばになると、マンゴーの花が咲く。これでバングラデシュの短い冬は終わり。
春が始まる。3月にもなると、いつも通り、「すごく暑い」バングラデシュが戻ってくる。
■ビーマン・バングラデシュ航空、DC-10-30のラストフライト詳細を発表
http://flyteam.jp/news/article/29606
(FLY Team 2014年01月15日)
ビーマン・バングラデシュ航空は保有するDC-10-30の商業飛行のラストフライトは2014
年2月20日、BG1015便としてダッカ発、クウェート経由、イギリス・バーミンガムへフラ
イトすると発表しました。このラストフライトの販売も開始しています。
また、2月22日、2月23日、2月24日の3日間、バーミンガムで遊覧飛行を計画。これは販
売状況次第で各日の運航が決まるもので、2月22日分を販売し、満席になり次第、2月23
日、2月24日と販売します。なお、DC-10-30の319席のうち、遊覧飛行は152席のみの販売
となります。
バーミンガムへフライトするDC-10-30はアメリカの博物館に寄贈され、もう1機はスクラ
ップとなる予定です。ビーマン・バングラデシュ航空は現在、機体記号(レジ)「S2-ACR」
と「S2-ACP」を保有しています。
■親日だったバングラデシュ、 中国の猛アタックで心変わり?
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39656
(JBpress 2014年01月15日)
1月5日、バングラデシュで5年に1度の総選挙が行われた。主要な野党は選挙に反発して
ボイコット。与党が圧勝したが、政情の混乱がさらに深まっている。
バングラデシュでは、アワミ連盟と最大野党のBNP(Bangladesh Nationalist Party)と
いう2大政党による政治的対立が長らく続いた。この対立により、現地日本企業のビジネ
スは様々な影響を受けてきた。そのため日本企業も、はるか遠いバングラデシュの選挙
に高い関心を寄せた。
この1年、BNP率いる野党連合は、総選挙に向けて全国規模で「ハルタル」と言われる
ゼネストを繰り返してきた。そのたびに、交通機関は全面運休し、商業活動もストップ
した。日本企業の駐在員や社員は自宅待機となった。日本からの現地視察もスケジュー
ルの変更を余儀なくされるなど、2013年はまさにハルタルに悩まされた年だった。
在バングラデシュ日本大使館は、公式サイトのトップページ上で在留邦人に向けてハ
ルタルに対する注意喚起を何度も繰り返した。
日本人駐在員が「ハルタルがあるからこの国は発展しないのだ」と言うように、ハル
タルは地元の経済や社会の発展に深刻な影響をもたらすだけでなく、「外資を遠ざけ、
国の発展を阻害する要因」とされてきた。
<関係強める中バ経済>
だが、ダッカの中国大使館はハルタルを全く意に介していない様子だ。在バングラデ
シュ中国大使館のホームページを開くと、トップページにはハルタルのハの字もない。
ハルタルには目もくれず、外交や経済、貿易に関する情報が逐次アップデートされ、
その情報量も豊富だ。ホームページを見る限り、「バングラデシュの政治の不安定さ」
は2国間における経済や貿易、投資を阻害する理由にはなっていないようだ。
それ以上に注目したいのは、近年、中国はバングラデシュにも大きな影響を与えるよ
うになったという点である。
JETRO・アジア経済研究所の幹部は「かつて親中といえば野党のBNPだったが、今では
どちらの政党も中国にすり寄る傾向が強くなった」と語る。親日国であるはずのバング
ラデシュも、中国依存度を高めているのだ。
中国とバングラデシュの関係を簡単に見てみよう。
1975年、両国は正式に外交関係を締結した。中国側は、バングラデシュが“1つの中国
”を支持し、人権問題や台湾・チベット問題において一貫して中国を支持する立場であ
ることを評価している。78年の李先念副総理のバングラデシュ訪問を皮切りに、両国首
脳の頻繁な往来が始まった。
近年は、バングラデシュにとって中国が最大の輸入相手国となっている。2012年の双
方の貿易額は84億5100万ドル。日バ間の貿易額は20億5600万ドルであり、日本の約4倍に
達している(バングラデシュ財務省)。
中国側の主な輸出品は紡績品、電気機械、セメント、化学肥料などで、バングラデシュ
側の主な輸出品は、皮革、棉紡績製品や水産品などの原料である。中国は2006年以降、
バングラデシュから輸入する84品目を対象とした「ゼロ関税実施」の影響も大きい。
他方、中国にとってバングラデシュは建設プロジェクトの重要な市場となっている。
主にビルや住宅建設、道路整備などの土木プロジェクトを受注し、その受注額が2012年
末には88億8400万ドルにまで拡大した。
さらに、中国はバングラデシュへの軍事協力にも積極的だ。2011年以来、バングラデ
シュの陸海空の参謀長がそれぞれ訪中し、中国からも参謀長、海軍副司令官が訪バして
いる。85年からは中バ共同で軍事訓練を実施するなどの軍事交流も行っている。バング
ラデシュは昨年末に、中国から2隻の潜水艦を購入した。
民間交流も急拡大している。中国はバングラデシュからの留学生の受け入れも積極的
で、2013年から奨学生の受け入れ枠を従来の毎年80人から160人に拡大したとも報じられ
た。バングラデシュと中国の間におけるヒト、モノ、カネの動きは明らかに日本をしの
ぐ勢いだ。
<多国間「経済回廊」の構築を急ぐ中国>
2013年末、4カ国間で構築する「経済回廊」(“道路”を基盤とした経済開発計画)が
中国で話題となった。2013年5月に李克強首相が提案し、同12月に第1回会議が開催され
た。インド、バングラデシュ、ミャンマーが歓迎したというこの枠組みは、4カ国間の交
通インフラ整備をはじめ、投資、貿易、流通、人的交流を促進するものだ。
中国はこれを東南アジアと南アジアを結び付ける「南のシルクロード」と位置付け、
四川省の宜?市を起点に、雲南省を経由して、国境の町・徳宏(タイ族チンポー族自治州)
からミャンマーに抜ける。東はタイ、西はインドを経て、中東までを結ぶという壮大な
計画を構想している。中国は中央アジア経済圏と中国を結び付けるべく、最近このよう
な経済回廊の構築を急いでいる。
中国、インド、バングラデシュ、ミャンマーの4カ国を結ぶ「経済回廊」の意義は大き
い。
そもそも中国は「真珠の首飾り」戦略を掲げ、エネルギー供給元である中東・アフリ
カから中国に至る海域に拠点を築いてきた。拠点を築くのは、海賊が頻発するマラッカ
海峡のリスク回避や、台湾有事の際の海峡封鎖を想定したシーレーン防衛のためであっ
た。
「経済回廊」は、リスクの高いマラッカ海峡の海上輸送から陸路輸送へのシフトを可
能にする。また、中国内陸の四川や重慶で生産された“メード・イン・チャイナ”製品
を陸路でヨーロッパやアジア諸国に輸出することも可能になる。これは中国にとっては
“歴史的”な出来事と言ってよい。
経済発展から取り残されていた雲南省にもチャンスが到来する。戦略的拠点としての
成長はもちろんのこと、バングラデシュ経済が本格的に動き出せば、発電所・道路・橋
梁・通信などへの投資機会も増え、経済成長がもたらされる。さらに、天然資源や農業
・漁業分野においても、バングラデシュの国内市場の成長と輸出機会の増大が見込まれ
る。
2013年10月、王毅外交部長(=外相)は、中国を公式訪問中だったバングラデシュの
モニ外相と会談し、こう表明した。
「経済回廊の建設と大型プロジェクト協力を加速し、人的・文化交流を深め、国際・
地域問題での協調を強化し、両国関係を新たな段階へと押し上げていきたい」
続いて12月に行われた「経済回廊」構築に関する第1回会議では、チッタゴン市(バン
グラデシュ第2の都市)と昆明市(雲南省の省都)を結ぶ、ミャンマー経由の鉄道と道路
の建設が検討された。
モニ外相は、「我々はかねてインフラ建設の領域における中国のサポートを希望して
きた。将来においてもこの領域でさらに多くの協力を希望する」と述べた。高層建築や
住宅開発についても中国への期待を表明している。
「政治の不安定さ」を理由に二の足を踏む日本を尻目に、バングラデシュは積極果敢
な中国とのタッグに傾斜を強めているかのようである。
<バングラのラブコールに応えられない日本企業>
日本はバングラデシュの独立以来、経済協力を中心に良好な関係を維持してきた。そ
の結果、バングラデシュは世界有数の親日国だと言われてきた。
バングラデシュ独立後の1972年、日本は米国、中国などに先駆けて、バングラデシュ
の国家承認を早期に行った。他方、バングラデシュは1994年、他の南アジア諸国に先駆
け日本の国連安保理常任理事国入りの支持を表明した。
また、日本はバングラデシュに対する最大援助国の1つである。2011年度までの累計供
与実績は、円借款が約7800億円、無償資金協力が約4700億円、技術協力が約614億円に上
る。
近年はバングラデシュの経済成長とともに、日本の民間企業のバングラデシュ進出の
機運が高まりつつあった。長年かけて築き上げられた「親日」の土壌の上で、相互の発
展に資することができる日が到来しようとしていた。
だが、一時期の繊維産業の進出以降、大きな動きは見られない。現地からは「日本企
業と組みたい」というラブコールが挙がりながらも、それに呼応する日本企業はなかな
か出現しない。政局混迷がもたらす治安悪化に一時閉鎖を検討する日系企業も出てきて
いる。
日本企業のプレゼンスの低下に乗じて、市場と権益をさらうのが“リスクをリスクと
思わない中国企業”である。2003年以来、バングラデシュ投資の最大の国はやはり中国
だ。しかも彼らはスピーディーで資金力がある。
世界市場の至るところで、日本企業は中国企業との直接対決をもはや避けて通ること
はできない。親日と言われたバングラデシュにおいても中国の勢いが強まっている。日
本企業の巻き返しに大いに期待したい。
■利豊、ベンダーサポート部門新設へ?バングラの衣料品工場火災受け
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304893004579311930221081964.html?dsk=y
(ウォール・ストリート・ジャーナル 2014年01月18日)
ウォルマートやターゲットなど世界の小売り業者に商品を供給している消費財流通会
社である香港の利豊は、バングラデシュなどの衣料品工場の安全問題に商機を見いだし
ている。
同社は安全基準順守を強化するため、バイヤーや工場向けに、コンサルティングや資
金調達、保険サービスを提供する新部門を設立すると明らかにした。
背景にあるのは、2012年に100人を超える従業員が死亡したバングラデシュのタズリー
ン衣料品工場で起きた火災や、縫製工場で1100人超の死者を出した同国ラナプラザビル
の崩壊事故。衣料品を安く生産するために利豊が頼っている工場について、安全性を高
めるべきとの圧力が高まっていた。
利豊は欧米ブランドによるベンダー探しや契約交渉をサポートし、Tシャツからセータ
ーまでさまざまな衣料品をバングラデシュや中国などの工場から欧米の店棚に供給する
ため、複雑な物流の管理を支援している。
利豊の政府・公共部門担当ディレクター、リック・ダーリン氏はニューヨーク事務所
でのインタビューで、「当社はすでに多くの順守・安全プログラムを実施しているが、
この1年半で起きた事故、特に従業員の安全にかかわる事故は、グローバルサプライチェ
ーンにおける当社の役割を再考させるものだ」と述べた。新しい部門の設立については
「少なくとも近い将来、売上高の大きな割合を占めるとは考えていないが、市場のニー
ズに応えるものだ」と説明した。
新設される「ベンダー・サポート・サービシズ」グループは、馮国綸総経理の直属と
なる。現在世界46カ国で1万5000工場と契約している同社は、まだ新グループの人員採用
を行っておらず、向こう3年の事業計画を正式に発表する3月に詳細な計画を示す予定。
人件費・原材料費の上昇に加えここ数年に起きた衣料品工場での事故で、小売り大手
の中には、自社による直接調達を増やしているところもある。ウォルマートは12年、工
場からの衣料品直接購入を増やすため、海外店舗向けに衣料品を供給する利豊との契約
について大半を解消した。それでも、利豊は依然としてウォルマート米国とカナダ事業
の大半の衣料品を取り扱っている。
■バングラデシュの衣料メーカーが生産体制縮小、衣料供給不足も
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYEA0704720140108
(ロイター 2014年01月08日)
[ダッカ 8日 ロイター] -米ウォルマート・ストアーズ(WMT.N: 株価, 企業情報,
レポート)など世界小売大手に衣料を供給しているバングラデシュのバビロン・ガーメン
ト社は、ダッカ近郊の施設の労働時間を10時間から8時間に短縮したほか、生産ライ
ンの停止を予定している。
選挙をめぐる混乱が数カ月にわたって続くなか、輸送が滞ったり、世界の小売業者が発
注を控えたりしている事態を受けたもの。
バビロンのアシスタント・ゼネラル・マネジャーは「通常なら、12月は注文がいっぱ
いでこれ以上は受注不可能という時期。だが今年はまったく異なっている」と述べた。
バングラデシュの衣料産業は中国に次いで世界第2位。やはり大きな供給源であるカン
ボジアでの衣料業界ストと並び、バングラデシュでの供給停滞は世界の小売業界に衣料
供給の不足をもたらす可能性がある。
衣料の発注は、3カ月以上前に行われる。
バングラデシュ衣料輸出団体の副代表は「すぐに影響が表面化するわけではないが、6
月ごろには製品の出荷が遅れ、世界の小売市場に打撃が生じてくるだろう」と述べた。

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