バングラデシュのニュース(2014/11/16) ★11/19バングラデシュに関する講演会があります。 その1

◆イベント情報◆
・「創設50周年を迎える青年海外協力隊事業と初期バングラデシュ隊員の活躍」
  http://ow.ly/ElDUR     11/19 18:30~
・ダッカリキシャレースのドキュメンタリー上映と
 バングラソング&トークショー        11/23
・「国際理解教育の授業案づくりにチャレンジ!」  11/23
 ~JICA北海道 国際理解教育指導者研修 実践編~
 http://www.jica.go.jp/sapporo/event/2014/141123.html
・第92回外語祭語劇 ベンガル語専攻 暗室の王 11/24
 http://www.gaigosai.com/eve_gogeki.shtml
・カンタと刺子 -ベンガル地方と東北地方の針仕事 9月9日~11月24日   
 http://www.mingeikan.or.jp/events/special/201409.html
・バングラデシュの農村に暮らすたくさんの人々に衛生的なトイレを 11/27まで
 https://readyfor.jp/projects/bangladesh_sanitation  
・文明の踏み分け道で考える――北川フラムと“アート”を語る 11/26
 http://www.clubhillside.jp/seminar/fram141126/
・バングラデシュ丘陵地帯の自然に優しい昔ながらの機織りを再び。 11/29まで
 https://readyfor.jp/projects/i-tara-rarara
・講演会『女性が切り開くバングラデシュの未来』のご案内 11/27,28,29
 http://ahi-japan.sakura.ne.jp/xcl/modules/xpress/2014/10/30/20141030/
・「パキスタン・バングラデシュ最新ビジネスセミナー」 in 静岡 12/3
 https://www.jetro.go.jp/jetro/japan/shizuoka/events/20141024279-event
・「バングラデシュ・パキスタン最新ビジネスセミナー」 in 浜松 12/3
 https://www.jetro.go.jp/events/item/20141028173/?ref=rss
・バングラデシュの学校に給食室を建てて子供達に給食を届けたい!
 https://readyfor.jp/projects/jbcea  1/28まで

■見出し(2014年11月16日) No2014-60
○第3回 行事のお知らせ(11月19日)
 「創設50周年を迎える青年海外協力隊事業と初期バングラデシュ隊員の活躍」
○ダッカリキシャレースのドキュメンタリー上映と
 バングラソング&トークショー
○第92回外語祭語劇 ベンガル語 暗室の王
○「バングラデシュ・パキスタン最新ビジネスセミナー」 in 浜松:
 経済・政策・産業のいま、今後の展望
○バングラデシュの学校に給食室を建てて子供達に給食を届けたい!
○【戦略経営者登場】エヌ・ウェーブ 矢萩 章
○【APEC首脳会議閉幕】 アジア太平洋の夢、演出 「責任ある大国の礼節」
○「第三の性」容認1年を記念、バングラデシュ初のプライド・パレード
○ウォルマート財団が工場で働く女性の支援プログラムに1000万ドル助成
○「シルクロード基金」創設へ、中国は400億米ドル出資
○中国 アジアのインフラ整備基金設立
○中国、4.5兆円超の基金創設へ 「シルクロード経済圏」
○バングラのプロジェクトで初のガス生産=米シェブロン〔BW〕
○紙の地図を見ながら人とふれあう自転車旅 
 山下晃和さんがツーリングのトークショー
○習近平主席、バングラデシュ大統領と会談
○「気候変動への適応と防災策の強化を アジアの課題と提言」
○英首相「いつかアジア人の宰相が出現することを望む」
○モジラとGSMAが提携 – 新興市場でのネット利用者増加促進で協力
○直視すべき温暖化の危機
○海外の高校生と安達高生交流 ユネスコスクール大会前に
○U21東南アジアで3戦 五輪予選暑さ対策
○U-21日本代表がタイ、バングラデシュで12月合宿へ
○ローマのウナギ漁師
○バングラ大規模停電が復旧、インドからの供給にトラブルか
○バングラデシュ料理専門店「ルポシ バングラ」
○Googleがバングラデシュ国内をバスツアー、
 子どもたちにインターネットの魅力と使い方を教える
○若き社会起業家が発信、「ゆとり世代の愛国心」
○バングラデシュとコメ文化、飢えを追い払った化学肥料の力(田中)
○バングラデシュから日本への出稼ぎ労働者の出身地における
 生活状況と住宅様式に関する研究
 国際労働力移動による連鎖移民が送り出し国の居住環境に及ぼす影響
○【国際協力60周年】バングラデシュ・ジャムナ橋とチョードリー教授

■第3回 行事のお知らせ(11月19日)
 「創設50周年を迎える青年海外協力隊事業と初期バングラデシュ隊員の活躍」
 http://ow.ly/ElDUR
 (日本バングラデシュ協会 2014年11月19日 18:30-)

講演者: 金子洋三JOCA会長
JOCA 青年海外協力協会(Japan Overseas Cooperative Association)

日時: 2014年11月19日(水)18:30-20:00(開場 18:15)
場所: 在京バングラデシュ大使館
住所: 〒153-0063 東京都目黒区目黒4-15-15
アクセス: JR目黒駅より東急バス・三軒茶屋駅行きのバスに乗り、

大塚山下車すぐ。
(バスの進行方向に向かって、一本目の路地を左に入る)
参加費: 会員(法人・一般・学生/会場での新規入会申込者)は無料
     非会員は、一般1000円、学生500円、
     青年海外協力隊、隊員OV 500円

 こちらのフォームからお申込み下さい。
 http://goo.gl/forms/SUd5QBsS9X

■ダッカリキシャレースのドキュメンタリー上映と
 バングラソング&トークショー
 BANGLA & JAPAN SHOW (Film Show x Bengal Song)
 新宿四谷三丁目劇場 2014年11月23日 16:00~

(北島さんのFacebookからの転載です。)

新宿四谷三丁目劇場にて
ダッカリキシャレースのドキュメンタリー上映と
バングラソング&トークショーを行います。
タレント兼役者さんの幸田さん、
バングラを訪れ、魅せられ、この日のために
バングラの歌を猛特訓!

新宿四ツ谷三丁目劇場
 http://yotsu3tv.com/home/?page_id=29

■第92回外語祭語劇 ベンガル語 暗室の王
 http://www.gaigosai.com/eve_gogeki.shtml
 (東京外国語大学 2014年11月24日)

長年の伝統を誇る「語劇」では、学生達が専攻する言語で演劇を上演します。東
京外国語大学では27の言語が専攻されていますが、その27専攻それぞれの2年生が
中心となって語劇を上演します。各言語を専攻する学生が半年間かけて作り上げ
てきた語劇をお楽しみください。舞台のサイドには日本語字幕がリアルタイムで
投影されますので、どなたでもお楽しみいただけます。

過去にはこの外語祭での語劇上演がきっかけとなり、大使館から招待を受けて学
外のコミュニティでの発表を行った語劇や、海外公演を実現し社会的に注目を浴
びた語劇もあります。語劇を通して、もっと世界を身近に感じてみませんか?

◆ベンガル語専攻の料理店もあります。
 http://www.gaigosai.com/eve_ryoriten.shtml

■「バングラデシュ・パキスタン最新ビジネスセミナー」 in 浜松:
 経済・政策・産業のいま、今後の展望
 https://www.jetro.go.jp/events/item/20141028173/?ref=rss
 (ジェトロ浜松 2014年12月3日)

ジェトロ浜松では、南西アジア地域の新興国として注目を集めるバングラデシュ
およびパキスタンを取り上げ、両国の最新ビジネス動向、外国企業の進出状況等
について、ジェトロの現地駐在経験者、バングラデシュ進出企業の現役駐在員お
よび担当者が解説するセミナーを開催します。

安価で豊富な労働力を背景として衣料品輸出では世界第二位のバングラデシュで
は、近年、日系企業による内需向けの直接投資も増加しています。1億8,000万人
という世界第6位の人口を擁するパキスタンは、豊富な生産人口と生産コスト競争
力を始めとする経済成長の必要条件を備えており、新たな製造拠点かつ有望な消
費市場として注目されています。皆様の、本セミナーへのご参加をお待ちしてい
ます。

日時:2014年12月3日(水曜) 14時00分 ~ 17時00分
場所:浜松商工会議所他のサイトへ 10階BC会議室(浜松市中区東伊場2-7-1)

プログラム
14:00~14:05 開会挨拶
14:05~14:55 「バングラデシュの最新ビジネス動向」
  ジェトロ途上国貿易開発部アジア支援課 課長
  (前ジェトロ・ダッカ事務所 所長)鈴木 隆史
14:55~15:25 バングラデシュ進出企業による報告
  「バングラデシュでの繊維・物流業について」
  株式会社ハマキョウレックス 海外営業部部長 内田 貴啓 氏
15:25~15:55 バングラデシュ進出企業による報告
  「バングラデシュでの清掃サービスについて」
  ジャパテック・クリーニングサービス(フカヤ株式会社)
  ディレクター 野島 佑介 氏
15:55~16:45 「パキスタンの最新ビジネス動向」
  ジェトロ農林水産・食品部 農林水産食品事業課 課長
 (前ジェトロ・カラチ事務所 所長)白石 薫
16:45~17:00 質疑応答

主催・共催
ジェトロ浜松、ジェトロ静岡、静岡県、浜松市、浜松商工会議所、
公益社団法人静岡県国際経済振興会(SIBA)

参加費:無料
定員:80名程度 (先着順)
 ※定員になり次第、締め切ります。

■バングラデシュの学校に給食室を建てて子供達に給食を届けたい!
 https://readyfor.jp/projects/jbcea
 (READY FOR?)

このプロジェクトについて
貧困のため栄養不足で成長不良のバングラデシュの子供たちに温かな給食を。給
食室を建設し、給食を届けたい!今まで休みがちだった子供も学校へ!

こんにちは!松本智子です。私は今から33年前、1981年に、青年海外協力隊とし
てバングラデシュへ初の農村女性隊員として派遣されました。活動していたのは
バングラデシュの首都ダッカから西南西へ300kmの位置にある、ジェソール県シャ
シャ郡の農村。そこで村の女性たちと生活改善の活動をした後、帰国しました。
何代か協力隊員の活動が継続したシャシャでは、1996年に元隊員等の有志で「日
本・バングラデシュ文化交流会Japan-Bangladesh cultural Exchange Associati
on(JBCEA)」が設立されました。

2014年現在、私はこの団体の代表として、バングラデシュの女性や子供たちのた
めに、下記3つの活動を行っています。

1)学校給食プロジェクトSchool Meal Project
2)大豆栽培、加工食品普及プロジェクトSoybean Project
3)農村女性の経済的自立支援プロジェクトWomen’s Development Project

農村の子供たちの80%以上が貧血。栄養不足のため多くの子供が成長不良という現
実。学校も休みがちとなる子供が少なくありません。

調査をしてみると、バングラデシュのジェソール県では、地域の多くの方が栄養
不良の貧血状態。特に子供たちがひどく、調査した小学校では子供たちの80%以上
が貧血で成長不良の状態でした。貧困のため、また、バランスの良い食事を食べ
るという意識がないため、家で十分な栄養がとれていません。さらにバングラデ
シュでは学校給食が無く、栄養不足になってしまうのです。

バングラデシュの公立学校で初めての「学校給食システム」の試みを開始

そこで、子供たちの健康のために、2010年より学校給食をスタート。高価な肉、
魚、卵に代わって地元農家が作った「大豆」をメニューに取り入れた、大豆入り
学校給食を開始しました。
私たちが願ったのは、住民の力で学校給食を持続していくこと。従来の調理法で、
いかにコストを抑えて、バランスの良い献立を提供するか、どうやって保護者、
地域の住民に協力してもらうか。話し合いの結果、保護者からお米を提供しても
らい、地域住民からも食材を協力してもらう「フードバンクシステム」を始めま
した。
プロジェクトの実施には、調査段階より公衆栄養学が専門の新潟県立大学村山伸
子教授に技術顧問として協力いただいています。

1校目 2010年3月~ ナタディガ公立小学校
2校目 2011年4月~ ショルバンフダ公立小学校
3校目 2012年1月~ ディヒ公立小学校

試行錯誤を繰り返した結果、現在のメニューは、3種類

1)大豆入りキチュリ(おじや)
2)ごはんと大豆入り野菜カレー
3)豆乳パンと、学校で絞った豆乳。

それぞれ、バングラデシュの子供に必要な栄養の1/3が摂れるように、バラン
スの良い献立を工夫しています。

スタート当初、1校目のナタディガ小学校では、学校も初めてで給食に理解がなく、
給食を食べると教室が汚れるからと、ランチルームを別に作らなくてはなりませ
んでした。

初めての給食に、子供たちは1本の手押しポンプに長い列になって並んで、教えら
れたようにしっかり手を洗っていました。ランチルームで給食を食べるのに、履
いていたサンダルを入り口で脱いで、きれいな足で入って食べていました。貧し
くてサンダルのない裸足の子供が、サンダルがないと給食が食べられないと思っ
たらしく、黙って友達のサンダルを失敬してランチルームに入り、騒ぎになった
こともありました。

全員が給食を食べて、健康になって、早くみんな裸足でなくなる日が来るように
と祈りました。

これまでの経験を活かし、2015年1月から、子どもたちのために
新しい学校で学校給食システムをスタートしたい!

バングラデシュ事務所では、現在、全部で12人の現地人スタッフが活動していま
す。学校給食の専属スタッフは2名で、必要に応じて協力して行っています。試行
錯誤しながら学校給食のシステムを構築していく中で、ようやく仕組みづくりの
ノウハウも蓄積され、地元の人たちとの協力体制も整ってきました。今年6月末で
3年以上となった1校目のナタディガ小学校、2校目のショルバンフダ小学校では、
地元に運営をゆだね、自立していけるよう見守っているところです。

しかし、まだバングラデシュには、貧困のため栄養不良による成長不良の子ども
たち、学校も休みがちだったりする子どもたちが、たくさんいます。そのため、
この学校給食のシステムを、新しい地域にも広げていきたいと願っています。

そこで、小学校児童の様子、規模、学校の協力、立地、村人の生活の様子、学校
給食実施への熱意などを考え合わせ、地元の人たちとの話し合いを重ねた結果、
新たに「ジョドナットプール小学校」で、学校給食システムを開始することにし
ました。バングラデシュの小学校の新学期にあたる2015年1月から開始をめざしま
す。

ジョドナットプール小学校(男子79名、女子83名)は、経済的にとても貧しい村
にある小学校ですが、教員、保護者、学校運営協議会が、この「学校給食」の実
施にとても積極的です。

特に校長先生が学校給食の必要性を熱く語り、地域住民に協力を呼び掛けていま
す。

学校給食を持続するには地元の人々の協力体制が不可欠。この地区では、既に何
度も話し合いをし、3年目(2017年)には日本からの支援なしに自主的に学校給食
を継続することを地元の人々も了解しています。

そして自立することを目標に、保護者には1か月2~3キロのお米を持ち寄り、学校
給食の食材として使い、また残った分を売って、専用の口座に貯蓄していくこと
を呼びかけ、地域住民には寄付や食材の提供を依頼することで、スタート時から
3年目の自立に向けて準備をしています。

上記の通り、既に地元の人々や政府関係者等との話し合いを進め、具体的な準備
を始める段階にありますが、残念ながら、学校給食を開始するための初期費用が
まだ足りていません。

どうか、この、ジョドナットプール小学校で学校給食を開始するため、みなさま
のお力をお貸しください。

学校給食システムは、住民の参加で持続可能な仕組みを目指して行います。

みなさまからいただく、寄付金の使い道

みなさまにご協力いただく貴重な資金は、ジョドナットプール公立小学校におい
て給食室を建設し、学校給食を開始するための準備費用、学校給食実施3ヵ月分の
経費として、下記の用途で使わせていただきます。

<資金の使い道>
・ジョドナットプール公立小学校給食室の建設費
・調理機材・調理道具費
・学校給食実施費用(開始から3か月分)
   食材費
   調理用燃料薪代
  衛生用品(石鹸等)
  食材の運搬費
・健康診断・保護者会費
・地元調理人・運営スタッフ給与(準備期間含め6ヵ月)
・振込等手数料 合計1000,000円

■【戦略経営者登場】エヌ・ウェーブ 矢萩 章
 http://topics.smt.docomo.ne.jp/article/senkei/bizskills/senkei-20141029-04?fm=latestnews
 (gooニュース×戦略経営者 2014年11月04日)

プロフィール
矢萩 章◎やはぎ・あきら●1963年3月、東京生まれ。大学卒業後、IT関係の国内
企業につとめた後、外資系企業に転職。さらに、同社を退職し、フリーランスの
システムエンジニアを経て、1996年にエヌ・ウェーブを設立。

バングラデシュの交通にICカードで革命を起こす

 アジアの最貧国ともいわれるバングラデシュで、バスや鉄道の運賃徴収システ
ムを手がけている社員10名のシステム開発会社がある。いわゆるBOPビジネス
に情熱を燃やす矢萩章社長(51)は「海外市場にこそ突破口がある」と確信して
いる。

 バングラデシュと聞くと、われわれの頭にはどうしても「アジアの最貧国」と
いうイメージが浮かんでしまう。が、実際に訪れてみると町は車であふれ、市場
や食料品店には人々が群れをなしている。まだまだ貧富の差が激しいのは確かだ
が、最近では、好調なアジア経済を背景に海外からの投資も呼び込みつつ成長軌
道に乗りはじめた国でもある。

 そんなバングラデシュでのビジネスにいわば取りつかれてしまったのがエヌ・
ウェーブの矢萩章社長。医療施設向け診療情報システムの開発を主業務とする中
小企業である。だが、なぜ、縁もゆかりもないバングラデシュでの、BOP(Ba
se of the Economic Pyramid)ビジネス(発展途上国における低所得者層を対象
とした持続可能なビジネス)を手がけるようになったのか。

きっかけは人材不足

 きっかけは人材不足だった。矢萩社長は述懐する。

「本当にたまたまだったんです。2007年にある方からバングラデシュのIT
エンジニアを紹介され、3名の方(前頁写真のラハマン氏もその一人)に働いて
もらうことになりました。すると、思いのほか誠実な仕事ぶりで、彼らが活躍で
きる場はないかと会話を重ねながら模索していました。そんなときにちょうど日
本貿易振興機構(JETRO)主催で日本とバングラデシュの国交35周年を記念
したフェアをお互いの国でやることになり、参加してみたのです」

 手応えを感じたのは翌年2月にバングラデシュの首都ダッカで行われたITフ
ェア。とりわけ好評だったのが、そのバングラデシュ人と企画したICカードを
使用したバスの運賃徴収システムだった。

 冒頭にも記したが、バングラデシュの都市部は日本と同じくモータリゼーショ
ンが進展している。当然バスの需要も大きく、官民問わず、多くの路線が人々の
足として存在している。ところが、バス会社側の利益は一向に上がらない。理由
は、日常的な渋滞と不正の横行である。販売員がチケット代を横領したり、コピ
ーした偽のチケットが出回ったり……。しかも、チケット販売ブースではお釣り
の小銭が不足しがちで、使い勝手も悪かった。つまり、運賃の徴収システムの不
備が悩みの種だったのだ。

 そんな事実を知った矢萩社長は、友人のつてをたどってソニーに掛け合い、非
接触IC技術「フェリカ」を使わせてもらうことにより、ICカードを使用した
バス料金徴収システムを考案。勇躍、前記のフェアで出展した。

 これにある民間のバス会社が導入を申し入れてきた。矢萩社長としてはシステ
ムだけを単独で販売したかったのだが、この会社からは、運営込みでの依頼だっ
た。どうしようかと逡巡していると、ほどなくして、今度はバングラデシュの国
営バス会社(BRTC)から「実証実験をやってくれ」との声がかかる。当時、
バングラデシュはちょうど総選挙によって交代した政権が、 デジタルバングラデ
シュ を標榜しつつ、さまざまな海外の技術を受け入れていた時期。その波に乗っ
た形である。

3万枚のICカードが普及

 とはいえ、いきなりのカードシステムの導入は難しく、まずは紙チケットの販
売をコンピューター化し、レシートプリンターで発券してそれをデータ化すると
いう仕組みで実験をはじめた。矢萩社長はいう。

「予想以上の結果に驚きました。3カ月で売り上げが約30%増加したのです。コ
ンピューターに販売の履歴を残すことで、不正の入り込む余地を小さくしただけ
でこれですからね。しかも、発券作業もスムーズなので、チケットブースに出来
る行列も小さくなり、顧客からも喜ばれました」

 これで収益的にうまくまわるようになったその国営会社は、それまで38台に甘
んじていたバスの台数を一気に100台単位で引き上げていき、現在では当初の
10倍を超える台数を所有・運行しているという。

 この成功によって徐々にだがバス路線も増えはじめ、それにともないシステム
の追加導入が順次なされていく。加えて、販売員100名以上の現地の雇用も創
出された。
 が、レシートチケットシステムは、あくまで最終目的であるICカードシステ
ム導入のプロセスに過ぎない。

「コンダクターにカードリーダーを持たせ、そこにICカードをかざすだけで乗
車できるという、日本の『スイカ』や『パスモ』のようなシステムの導入もいよ
いよ本格化へ向け動き出しています。バスだけでなく鉄道での実証実験もはじま
り、現在、すでに約3万枚(在庫を合わせると6万枚)のICカードが出回って
います」

 矢萩社長は、ICカードによる運賃徴収システムは、イスラム教国であるバン
グラデシュだからこそ、より普及へのポテンシャルが大きいと見ている。なぜな
ら、周知の通りイスラム教信者の女性は男性との交流が制限される風習があるた
め、チケットブースなどに並んで販売員と顔をつきあわせて購入する必要のない
ICカードシステムへのニーズが高いからだ。実際、バス公社が新設した女性専
用車両でリサーチしてみたところ、34人中24人がこのカードを使用していたとい
う。

 このほかにも、ダッカでのバス専用レーンや高架橋の建設など、慢性的な渋滞
解消のためのインフラ整備も予定されており、まだまだ収益性の低い同社の事業
だが、今後は一気に視界が開ける可能性は高い。

海外にこそニッチが存在

 バングラデシュでの事業をスタートして以来、矢萩社長の気持ちの振り子は、
アジアの発展途上国など海外でのビジネス展開の方に動いている。そのため、国
内での営業活動がおろそかになってしまっている状態が続いている。

「日本市場は飽和状態で、われわれのような中小企業が参入する隙間が少ない。
やはり、海外市場のポテンシャルに魅力を感じてしまう」

 実は現在、エヌ・ウェーブがバングラデシュで手がけているビジネスは、バス
や鉄道など交通分野だけではない。たとえば、政府所管医科大学病院の施設への
入場チケットシステムにも採用されている。

「バスのチケットショップをつくった時、たまたま目の前にあった病院にあいさ
つに行ったのですが、そこでは混雑を避けるために入場制限のチケットを発行し
ていることを知りました。それがきっかけで、料金徴収システムを提供すること
になったのですが、驚いたことに導入後、入場料の実績が157倍に跳ね上がっ
た。この病院では収益増によって、入院病棟のカーテンやベッドシーツの更新が
できた、さらに日本製の車両を1台購入して救急車にしたそうです。そんな実績
もあって、この病院の駐車場料金徴収システムも手がけることになりました」

 のんびりとしたお国柄に料金徴収システムという「秩序」を持ち込むことで、
157倍の収入という信じられない実績を上げたということは、逆にいえば、エ
ヌ・ウェーブの志すビジネスの可能性の大きさを示しているといえるだろう。さ
らにいえば、医療系は同社の得意分野である。つまり、将来的には診療情報シス
テムなどの開発につながる期待感も出てきたということだ。

「リスクがあって利幅も小さい交通系のビジネスは大手が手がけないニッチ市場。
私も実際手がけてみて、最初からこの大変さが分かっていたら手がけていなかっ
たかもしれませんね(笑)。でも、もう後戻りはできません。ICカードのボー
ダーレス性を活用すれば、さまざまな国でさまざまなことができる。とりあえず
バングラデシュでビジネスのひな形はできました。これをどう広げて利益を出せ
る仕組みにしていくか――いまは歯を食いしばって頑張るしかないと思っていま
す」

 低所得者層の生活水準の向上に貢献することがBOPビジネスの条件。中小企
業でありながらリスクをとってBOPビジネスに邁進する矢萩社長の姿勢に、共
感の波が広がることを願うばかりだ。

COMPANY DATA
エヌ・ウェーブ
設 立 1996年11月
所在地 東京都千代田区岩本町3-4-5
社員数 10名
URL http://www.wave-net.co.jp/

■【APEC首脳会議閉幕】 アジア太平洋の夢、演出 「責任ある大国の礼節」
 http://www.47news.jp/47topics/e/259292.php
 (47News 2014年11月12日)

「われわれにはアジア太平洋地域の夢を実現する責任がある」。中国の 習近平
(しゅう・きんぺい) 国家主席は9日、 アジア太平洋経済協力会議(APEC)
の関連会議で強調した。今年の中国最大の国家イベント。海洋進出などでこわも
ての印象が定着した習氏だが「責任ある大国として礼節を尽くす」(中国政府関
係者)演出で地域の盟主をアピールした。その陰で強いられた工場の操業停止な
どの大気汚染対策。北京の庶民からはメンツ優先の当局の対応を鼻白む声も聞か
れた。
 ▽新たな時代

 北京中心部で開かれた歓迎レセプションの舞台演出は2008年の北京五輪の
開幕式も手掛けた中国映画界の巨匠、張芸謀(チャン・イーモウ)監督が指揮。
屋外では北京五輪のメーン競技場だった「鳥の巣」をバックに無数の花火が打ち
上げられ、夜空を彩った。

 今回のAPECには21カ国・地域の首脳らに加え、企業代表ら計約1500
人が出席。8日には、周辺国でのインフラ投資を進める「シルクロード基金」の
関連会議も開かれ、バングラデシュなど7カ国のリーダーらが参加。習氏はこの
間少なくとも18カ国の首脳と立て続けに会談した。

 10日のAPEC首脳会議開幕に先立ち、中韓首脳会談で自由貿易協定(FT
A)締結交渉の実質的な妥結を発表したのに続き、安倍晋三首相との初の首脳会
談開催にも踏み切った。

 首脳会議に出席の各リーダーが着る恒例の民族衣装。伝統的装束を現代風にア
レンジした紫やえんじ色などの衣装は「中国の伝統文明を根源とし、儀礼の精神
の上に新機軸を打ち出した」(中国メディア)。“新たな時代の中国”を印象づ
ける思惑もうかがえた。

 ▽APECブルー

 習指導部が最も頭を悩ませたのは、大気汚染対策。「国家のメンツに関わる最
大の懸案事項」(中国人学者)と位置づけられ、中国紙によると、当局の指示で
北京市内だけでなく山西省、内モンゴル自治区などで約1万2千の企業が工場の
操業停止や減産措置を取り、北京中心部では大規模な車両規制も行った。

 APEC期間中は青空を取り戻したが、「APECブルー」ともやゆされ、北
京市内で働く40代の男性は「このままずっと会議が続けばいいのに」と皮肉っ
た。仕事が休みとなった40代の出稼ぎ労働者は「国のメンツのために仕事がな
くなり賃金ももらえない。国が決めれば何でもできてしまう」と嘆いた。(北京
共同=田中光也)

■「第三の性」容認1年を記念、バングラデシュ初のプライド・パレード
 http://www.afpbb.com/articles/-/3031398
 (AFP通信 2014年11月11日)

【11月11日 AFP】バングラデシュの首都ダッカ(Dhaka)で10日、心と体の性別が
一致しないトランスジェンダー(性別越境者)の人々を「第三の性」として認め
た政府の決定からちょうど1年となったことを記念し、イスラム教徒が圧倒的多数
を占める同国で初の「プライド・パレード」が開催され、1000人以上のトランス
ジェンダーの人々が街路を練り歩いた。

バングラデシュで「ヒジュラ(Hijra)」と呼ばれるトランスジェンダーの参加
者らは、「不名誉や差別、恐怖の日々は終わった」などと書かれた旗を掲げ、日
頃にぎわいを見せるダッカの通りを、歌ったり踊ったりしながら行進。路肩には
多くの見物人が集まった。

同国のシェイク・ハシナ・ワゼド(Sheikh Hasina Wajed)政権は昨年11月10日、
ヒジュラを「第三の性」として法的に認めた。これにより、同国ではパスポート
(旅券)などの公文書の性別欄で男女以外の性別を選択することが可能になった。

■ウォルマート財団が工場で働く女性の支援プログラムに1000万ドル助成
 http://www.watch.impress.co.jp/headline/docs/kyodonews/international/20141111_675487.html
 (ImpressWatch 2014年11月11日)
 
*アジア・中米の150工場で働く女性を支援する5カ年計画

ウォルマート財団(Walmart Foundation)は北京で8日、Women In Factories(工
場で働く女性の支援)プログラムに対する助成を発表、同財団の5年間の出資総額
は1000万ドル以上に達した。2011年に開始されたプログラムは、2016年末までに
インド、バングラデシュ、中国、エルサルバドル、ホンジュラスの150工場で働く
女性6万人を支援するという目標に向かって順調に進んでいる。このプログラムに
よりこれまで、生産ラインの女性労働者4万人以上が訓練され、職場、家庭、地域
社会で成功するために必要なスキルを身に着けた。

Logo-http://www.prnasia.com/sa/2012/09/04/20120904153449903363-l.jpg

ウォルマート・アジア(Walmart Asia)の最高経営責任者(CEO)でウォルマート
国際戦略・事業開発担当執行副社長のスコット・プライス氏は、北京の2014 APE
C CEOサミットに出席しているジョン・ケリー米国務長官、多国籍企業首脳による
高級円卓会議で、Women In Factoriesプログラム助成とその進展を明らかにした。

プライス氏は「重要な仕事と生活上のスキルを教える訓練を通じて、世界の女性
を力づけたい。われわれはサプライチェーンの社会と人々にコミットしているか
らだ。希望するあらゆる工場、組織にこの訓練を与えることで、われわれは地球
社会に投資している」と語った。

プライス氏はまた、ウォルマート財団が出資、CAREが開発したWomen In Factori
esカリキュラムの詳細を発表した。それは、労働者に就労準備と生活スキル訓練
を与えたい工場や組織に間もなく提供される。このカリキュラムを無料で提供、
グローバル・サプライチェーンの大勢の労働者に手を伸ばすことによって、訓練
はより大きい効果が期待できる。科目は資金計画、健康、時間管理、キャリア開
発、リーダーシップなど。カリキュラムの科目は基礎訓練と上級訓練の双方を備
えたオープンソースである。

カリキュラムはプログラム実施対象の各国に適合されている。実施パートナーは
バングラデシュのCARE、中国のBSR(Business for Social Responsibility)、イ
ンドのSwasti Health Resource Center、およびエルサルバドルとホンジュラスの
ワールド・ビジョンなどである。Women In Factoriesプログラムの評価はドルシ
ラ・ブラウン博士の下で米国のタフツ大学が行っている。

BSRでアジア太平洋地区を担当するジェレミー・プレプシウス副代表は「Women I
n Factoriesプログラムでウォルマート財団のパートナーになり、世界の女性の生
活を変えるカリキュラムを開発することができて光栄である」と話した。

Women In Factoriesプログラムは大規模なウォルマートのWomen’s Economic Emp
owerment Initiative(WEE、女性経済支援イニシアチブ)の一部である。WEEは1
00万人近い女性を訓練し、女性業務を増大、それによって十分なサービスを受け
ていない女性の生活を改善することを目指している。WEEイニシアチブは以下の3
分野を重視している。

*ソーシング:ウォルマートは女性オーナーから米企業向けに200億ドル、国際市
場向けにその2倍を調達。ウォルマートはまた、献身的な女性オーナー企業製品の
市場「Empowering Women Together」をWalmart.comに開設

*トレーニング:ウォルマートとウォルマート財団は農業訓練、工場訓練、小売
り訓練、米キャリア機会プログラムを通じて、100万人近い女性を支援

*多様性と一体性:ウォルマートは専門サービス企業、商品供給業者、グローバ
ルアカウントなど自社のサプライヤーネットワークを活用、ウォルマートとサム
ズ・クラブのサポートチーム内で多様性と一体性を推進

WEEイニシアチブは立ち上げ以来、世界中の女性に職業訓練、市場アクセス、キャ
リア機会を提供してきた。さらに、ウォルマートとウォルマート財団は女性支援
プログラムのために7900万ドル以上を寄付した。

女性支援は世界的に必要不可欠であり、ウォルマートとウォルマート財団は成功
に必要なリソースを女性に提供するという目標に向かって努力している。世界で
10億人以上が貧困生活を送っているが、その約70%は女性である。職業訓練と市
場アクセスを通じて、ウォルマートは女性の生活を改善、彼女らにふさわしい経
済機会へのアクセスを提供することができる。

ウォルマートの取り組みに関する詳しい情報は、corporate.walmart.com/women
を参照。

▽ウォルマートの慈善活動について
ウォルマートとウォルマート財団はサステナビリティー、経済的機会、コミュニ
ティーにおけるウォルマートの強みを生かした慈善活動を通じて、人々のより豊
かな生活の実現を支援することにコミットしている。より持続可能な食料システ
ム構築に対する当社のコミットメントの一環として、ウォルマートとウォルマー
ト財団は米国における飢餓との闘いの先頭に立っている。ウォルマートとウォル
マート財団は飢餓と闘うため、予定を1年前倒しにして寄付目標の20億ドルを突破
し、全米の困窮者に対し15億ポンドの食料を寄付した。ウォルマートの寄付に関
する詳細はウェブサイトhttp://www.foundation.walmart.com/ を参照。

▽ウォルマートについて
ウォルマート・ストアーズ・インク(ニューヨーク証券取引所:WMT)は、世界中
の人々に”Saving People money so that they can live better”(お客さまに低
価格で価値あるお買い物の機会を提供し、より豊かな生活を実現する)を店舗、
オンライン、モバイルデバイスを通して、いつでもどこででも提供している。世
界27カ国において、71の店舗名で1万1053の小売店舗を運営しており、毎週延べ2
億5000万人以上の顧客が来店し、11カ国においてeコマースウエブサイトを利用し
ている。2014会計年度の売上高は約4730億ドルで、全世界で約200万人以上のアソ
シエイトを雇用している。ウォルマートは、サステナビリティー、企業の慈善活
動、雇用機会の創出などで主導的な役割を果たしている。ウォルマートに関する
より詳しい情報について、Facebookではhttp://facebook.com/walmart 、Twitte
rではhttp://twitter.com/walmartnewsroom を参照。

ソース:Walmart Asia

■「シルクロード基金」創設へ、中国は400億米ドル出資
 http://www.newsclip.be/article/2014/11/11/23781.html
 (NewsClip 2014年11月11日)
 
【中国】自国と周辺国のさらなる経済浮揚を狙って、中国政府が交通インフラ整
備を主目的とする専用ファンドの「シルクロード基金」を立ち上げる計画だ。

 北京アジア太平洋経済協力会議(APEC)の開催期間中に合わせ、中国の習近平
・国家主席は8日、総額で400億米ドル(約7500億円)を拠出し、アジアの交通イ
ンフラ建設を推進するための基金を創設すると発表。主に鉄道網、高速道路網の
整備に資金を優先的に配分し、近隣やアジア周辺国との関係緊密化を図る新政策
を打ち出した。アジアをはじめとする世界各国・地域の投資家を募る。

 バングラデシュ、ラオス、モンゴル、ミャンマー、タジキスタン、カンボジア、
パキスタンの7カ国に重点投資する姿勢。2020年までのインフラ整備プロジェクト
に関し、毎年7300億米ドルの投資需要が生じるとの認識を明らかにした。地理、
産業構造、物資融通面などの優勢を活かすことで、競争力を高めて持続的な経済
成長が可能になると解説している。

 勢力圏の拡大を視野に入れて、中国は「一帯一路(シルクロード経済圏および
21世紀版海上シルクロードの道)」構想の戦略推進に乗り出した。習国家主席が
4日に召集した中央財経指導グループ第8回会議では、「一帯一路」計画が議論さ
れている。「一帯一路」とは、「シルクロード経済圏(中国語で絲綢之路経済帯)
」および「21世紀海上シルクロード(同21世紀海上絲綢之路)」を併せて省略し
た名称。中央アジア、南アジア、西アジア、東南アジア、中東ヨーロッパなどの
国・地域をカバーする一大経済圏を意味する。習主席は「一帯一路」について、
「欧州、アジア大陸を貫き(アジアの)東からアジア太平洋経済圏を結び、西は
欧州経済圏に入る」と遠大な青写真を抱いている。

 「一帯一路」がカバーする国・地域は、総人口が約44億人、経済規模が約21兆
米ドル(約2421兆円)と膨大。世界全体のそれぞれ63%、29%を占める。これら
国・地域の間で、自由貿易協定を結ぶほか、経済開発区の開発や人的交流、物流
路線の整備などを進める構想だ。

 アジアインフラ投資銀行の創設に続いて、自国主導で巨大経済圏やその資金源
となるインフラ基金の創設を目指す中国。注目の「一帯一路」構想については、
第二次大戦後に米国が欧州復興のために推進したマーシャルプランになぞらえ、
「中国版マーシャルプラン」とみる向きもある。つまり、資本輸出と同時に、深
刻な過剰生産能力を抱える鉄鋼や非鉄、建材、化工製品などの輸出先を確保しよ
うとする狙いがあるという。

■中国 アジアのインフラ整備基金設立
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141109/k10013058871000.html
 (NHK 2014年11月9日)

中国の習近平国家主席は、アジアのインフラ整備を支援するための新たな基金を
設け日本円で4兆円余りを出資することを明らかにし、アジア各国への影響力を
一段と強めるねらいがあるものとみられます。

中国の習近平国家主席は8日、バングラデシュやタジキスタンなどアジアの7か
国の首脳や国際機関の代表らが出席した会議で、「シルクロード基金」と名付け
た中国独自の基金を設立し、400億ドル(日本円でおよそ4兆6000億円)
を出資すると発表しました。新たな基金は、シルクロードとゆかりの深い中央ア
ジアのほか、南シナ海やインド洋に面した国々を中心に鉄道や道路などのインフ
ラ整備を支援するために設けられ、今後、ほかの投資家からの出資も呼びかける
としています。
中国は先月にも、みずからが提唱する国際金融機関の「アジアインフラ投資銀行」
の設立に向けて、11兆円余りの資本金のうち半分までを拠出する方針を示して
います。今回、中国が巨額の資金をさらに投じて新たな基金を設立することは、
途上国の経済発展を金融面から支援することでアジア各国での影響力を一段と強
めるとともに中国企業のインフラ輸出を後押しするねらいもあるものとみられま
す。

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