バングラデシュのニュース(2015/03/22) その1

◆イベント情報◆
・日本とバングラデシュの子どもたちがロボットを使って国際交流!
 日本×バングラデシュ姉妹学級プロジェクト
  http://goo.gl/HwH4jf
・第16回カレーフェスティバル&ボイシャキメラ 4/19
 http://www.japanbangladesh.com/jp/
 http://www.japanbangladesh.com/jp/filejp/mela-j/Information%20J%202015.pdf

■見出し(2015年03月22日) No2015-12
◯平成26年度外国人留学生在籍状況調査結果
◯ユーグレナ、バングラデシュでユーグレナ入り食品事業の市場調査を来月開始
◯小川珈琲、原料にこだわりおいしさを追求した有機リキッドコーヒーを発売
◯3回国連防災世界会議パブリックフォーラム 
 バングラデシュの都市レジリエンス向上に向けて:政策と投資の一体アプローチ
◯留学生の目線から飯塚の魅力再発見 中学生2人がガイド [福岡県]
◯バングラディシュ・IT視察ツアー
◯動画:バングラデシュ、クリケットでイングランド下し喜び爆発
◯工場の屋根崩落 6人死亡、多数が生き埋め バングラデシュ
◯【バングラデシュ】ベネトン、ラナ・プラザビル崩壊事故の被害者支援
 プログラム第2弾を開始
◯雨水タンクによるソーシャルビジネスですべての人々に安全な水を届ける
 ?水問題が深刻化するバングラデシュで雨水タンクの普及を推進?
◯タイ大使に佐渡島氏 豪州大使に草賀氏決定
◯青年海外協力隊員 2年間の活動を市長に報告
◯書籍:現代アジア・アフリカ政治経済論
◯ダッカ大学学生団体主催による東日本大震災追悼行事の開催
◯バングラデシュに対する防災・災害復興支援無償資金協力
 「ダッカ及びラングプール気象レーダー整備計画(詳細設計)」に関する書簡の交換
◯バングラデシュ情勢が不安定化、独裁色強める与党と暴力的抵抗路線に転じた野党
◯日本人学生がバングラデシュでお茶屋屋台をやってみた(田中)
◯バングラデシュ研究会がダッカでセミナーを共催しました
◯バングラデシュに水道メーターを! ~愛知県から「無収水」ゼロを目指して~

■平成26年度外国人留学生在籍状況調査結果
 http://www.jasso.go.jp/statistics/intl_student/data14.html
 (独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)

4.出身国(地域)別留学生数
中国・韓国からの留学生を合わせると、全留学生に占める割合は59.9(前年度68
.5)%となっている。
 バングラデシュ 948人

■ユーグレナ、バングラデシュでユーグレナ入り食品事業の市場調査を来月開始

 http://news.mynavi.jp/news/2015/03/09/290/
  (マイナビニュース 2015/03/09)

ユーグレナは3月9日、国際協力機構(JICA)が行う2014年第一回協力準備調査(BOP
ビジネス連携促進)としてバングラデシュでの「ユーグレナ・クッキー事業準備調
査」が採択されたと発表した。

同調査では貧困層(BOP層)と中所得層(MOP層)を対象に、ユーグレナ・クッキーな
どのユーグレナ(ミドリムシ)入り食品の商業化の可能性を検討するために、現地
の食品会社や関連省庁と提携してバングラデシュのクッキー市場の将来性とニー
ズの調査、商品開発や販売テストなどを実施する予定。実施期間は2015年4月から
2017年3月までの2年間となる。

バングラデシュではBOP層を中心とした5歳未満の子供の発育不全が問題となって
いる。ユーグレナは2014年4月より「ユーグレナGENKIプログラム」としてBOP層の
中でも最貧困層の子供が通う小学校を中心に、ユーグレナ・クッキーの無償配布
を行い、子どもとその母親から好評を得たという。

なお、商業化によるユーグレナ入り食品の販売で得る利益の一定割合を「ユーグ
レナGENKIプログラム」に還元するとしている。

■小川珈琲、原料にこだわりおいしさを追求した有機リキッドコーヒーを発売
 http://news.mynavi.jp/news/2015/03/12/559/
  (マイナビニュース 2015/03/12)

小川珈琲はこのほど、「小川珈琲 有機リキッド」を全国で発売した。

厳選された原料をもとに仕上げた、リキッドコーヒー&ティー

同社ではこれまで、コーヒーのおいしさを追求し、原料を厳選してきた。どのよ
うな環境で、どのように育てられて、どんな味わいを持っているのか、さまざま
な原料を試飲しながら、素材を厳選。それら原料を栽培した農園は、日よけなど
の役割を持つシェードツリーの活用や、動植物など自然の力を活用した持続可能
な運用を行っているという。

今回発売となった「小川珈琲 有機リキッド」はこれら厳選された原料をもとに、
手軽に味わえるおいしさを持つリキッドコーヒー、リキッドティーに仕上げてい
る。

「小川珈琲 有機バードフレンドリー コーヒー 無糖/微糖500ml」は、森林の木陰
で栽培され、ゆっくりと甘みとうまみが熟成されたコーヒー。スミソニアン渡り
鳥センターが自然環境に配慮して栽培されたコーヒーに与える認証である、「バ
ードフレンドリー 認証コーヒー」となる。商品の収益の一部は世界中の渡り鳥保
護活動の運営資金として活用される。

「微糖」は、香ばしく爽やかな香りとすっきりとした苦味、まろやかなコクとほ
んのりとした甘さ。「無糖」は、香ばしく爽やかな香りとすっきりとした苦味、
まろやかなコクとクリアな後味が特徴だという。希望小売価格は、各450円(税別)

「小川珈琲 オーガニック紅茶 無糖 500ml」は、肥料づくりやハーブの活用など
自然の力を活かした環境で栽培された紅茶。原料となる茶葉を収穫するバングラ
デシュ北西部に位置するカジカジ茶園では、園内での有機肥料づくりや、日よけ
と虫よけになるハーブ類や樹木の植栽など、自然の力を活かしながら環境に配慮
した栽培を行っている。同商品は、透明感のある甘さと心地よい渋み、爽やかな
苦味としっかりとしたコクが特徴となる。希望小売価格は、450円(税別)。

パッケージは、京都に生まれ、鍛え育てられた伝統の味と、本物を追求し続ける
同社の、その堅実さを表したデザインに仕上げた。日本の伝統文様である七宝を
もとにしたオリジナルの「珈琲文様」と「紅茶文様」で、京都の伝統や品質を表
現している。

■3回国連防災世界会議パブリックフォーラム 
 バングラデシュの都市レジリエンス向上に向けて:政策と投資の一体アプロー

 http://www.jica.go.jp/event/150314_02.html
 (JICA 2015年3月15日)

バングラデシュ国の首都ダッカでは、2013年に多数の縫製工場が入居するラナプ
ラザビルが崩壊し、多くの死傷者が発生しました。この事故を受け、バングラデ
シュ国政府は都市災害の軽減に向け様々な行動を取っており、本フォーラムでは
同事故を受けてのバングラデシュ国政府の政策整備や対策などを明らかにします。
また、JICA及び世界銀行がこれらの対策に対して、共同枠組みで行ってきた支援
の報告がなされます。バングラデシュの今後の都市防災の体制強化に向け、バン
グラデシュの都市防災に関係する政府関係者、自治体、大学、JICA、世界銀行が
パネルディスカッションを通じて、ラナプラザ事故から得られた教訓及び課題を
討議し、政策と投資を一体化したより良いBuild Back Better(ビルド・バック・
ベター)アプローチが何かを考えます。

日時:2015年3月14日(土)13:00~15:00
会場:東北大学川内北キャンパス B201
   http://www.bosai-sendai.jp/public_map.html
主催:独立行政法人 国際協力機構(JICA)/世界銀行/
   防災グローバル・ファシリティ(GFDRR)
プログラム:

13:00~
 開会挨拶 Mr. M.A. Mannan(バングラデシュ国財務省及び計画省副大臣)
 ビデオ上映
 基調講演「バングラデシュ国の都市防災・レジリエンス向上に向けた取り組み

      課題(仮題)」
 Dr. Jamilur Reza Choudhury(アジア太平洋大学副学長)

 「バングラデシュ都市レジリエンス向上に向けたJICAと世界銀行の一体型アプ
ローチ」
 富田洋行(JICAバングラデシュ事務所次長)
 Ms. Swarna Kazi (世界銀行防災専門官)

14:00~
 パネルディスカッション「バングラデシュの都市レジリエンス向上に向けて」

 パネリスト(順不同):
 Mr. M.A. Mannan(バングラデシュ国財務省及び計画省副大臣)
 Dr. Jamilur Reza Choudhury(アジア太平洋大学副学長)
 Mr Md Fazlul Haque(バングラデシュ国財務省銀行金融機関局)
 Md. Ashraful Islam(バングラデシュ国住宅・公共事業省政府住宅部)
 Mr. Malek Sikder(バングラデシュ国公共事業局)
 Mr. Satya Saha(バングラデシュ国防災救援省)
 Dr. Tariq Bin Yousuf(バングラデシュ国ダッカ北市役所)
 Mr. Abdul Latif Helaly(バングラデシュ国ダッカ首都圏開発公社(RAJUK))

 富田洋行(JICAバングラデシュ事務所次長)
 楢府龍雄(JICA国際協力専門員)
 Mr. Ede Ijjasz-Vasquez(世界銀行グローバルプラクティス都市・地域・
  社会開発上級部長)
 Ms. Swarna Kazi (世界銀行防災専門官)
 モデレーター:
 Mr. Marc Forni(世界銀行上級防災専門官)

14:55~
 閉会挨拶 Mr. Ede Ijjasz-Vasquez
 (世界銀行グローバルプラクティス都市・地域・社会開発上級部長)

言語:英語
参加費:無料
お申し込み方法:入場自由
お問い合わせ先:独立行政法人 国際協力機構(JICA)
 南アジア部 南アジア第四課 横井
 Yokoi.Hiroyuki@jica.go.jp

■留学生の目線から飯塚の魅力再発見 中学生2人がガイド [福岡県]
 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_chikuhou/article/154512
 (西日本新聞 2015年03月09日)

 外国人の目を通して飯塚市の魅力を再発見する観光モニターツアーが8日あり、
市内の九州工業大情報工学部や飯塚高で学ぶ5カ国からの留学生11人が、旧伊
藤伝右衛門邸や嘉穂劇場などを訪問。地元中学生2人もガイドとして英語を使っ
た案内に挑戦した。
 外国人旅行者の増加や、旅行スタイルの変化に対応した地域づくりを目指す観
光庁の地域観光環境改善事業の一環。モデル地区は全国11地区あり、九州から
は飯塚市だけが選ばれた。
 旧伊藤邸では、和服は初めてというベトナムとバングラデシュからの男女計3
人が着付けを体験後、観光客でにぎわう邸内を見学。バングラデシュ人のシャミ
ム・ウル・ハサンさん(29)は「昔ながらの建物の中を着物で歩いたら、自分
も日本人になったような気持ちで楽しめた」と喜んだ。
 一行はホルモン料理やスイーツなど飯塚のご当地料理も試食。ツアー最後の意
見交換では「日本の料理には伝統、歴史など奥深さがある。観光はおいしい料理
とその背後のストーリーを楽しみたい」「今日訪ねた場所はどこも英語の表記、
解説がなかった」「今後はイスラム教徒用の料理も必要ではないか」などとアド
バイスした。
 ガイドに挑戦した飯塚第二中2年の佐藤恵衣さん(14)と飯塚日新館中2年
の池田佳音さん(14)は「観光客の案内は語学以外にも歴史などの勉強が必要
で、とても難しいことが分かった。次はもっと準備してチャレンジしたい」と話
した。

■バングラディシュ・IT視察ツアー
 http://www.yappango.com/tour/2015-05-04.html
 (ヤッパン号 2015年4月19日)

バングラビジネスパートナーズ/ ダフォディルジャパンITでは、
定期的にバングラデシュでのIT視察ツアーを企画させていただいております。
日程・訪問等柔軟に対応させていただいておりますので
お気軽にご連絡ください。

日程例
2015年4月19日から20日(現地)
2015年4月26日から27日(現地)
2015年5月3日から4日(現地)
*先着の企業様よりご都合に合わせて日程・調整させていただきます。

出発地
現地集合・現地解散
*ダッカ空港又はダッカ市内のホテルで集合・解散となります。

===スケジュール例=================
4月18日  午前 日本出発
  夜  ダッカ到着、ホテルチェックイン
4月19日 午前 IT企業A 訪問
昼  ランチ
  午後 IT企業B 訪問
午後 日本語学校訪問(エンジニア向け日本語教育)
午後 若手エンジニアとの懇談または面接
夜  ディナー

4月20日    午前 IT省訪問
昼  ランチ
午後 IT協会訪問
午後 IT企業C 訪問
午後 工学系学生との懇談又は面接
夜  ディナー
         夜  空港到着、現地発
4月21日  日本到着
========================

==参加費用===
5万円/1社/1日あたり
*1社あたり何名参加でも費用は同額とさせていただきます。
*渡航費・ホテル代は別途実費各負担となります。
*現地視察に関わるアポイントメントとアテンドをさせていただきます。
*現地移動費、アテンド料、通訳料を含みます
*企業・エンジニア以外との特殊アポイントメントはオプションとさせていただ
いております。

ホテル
ご予算に応じ、適切なホテルをご紹介させていただきます。
各自実費での清算とさせていただいております。(当社へのコミッションはなし)

開催最低人数
1社様より承ります
会社規模・業務内容・渡航目的・ご要望等により
お断り、又は追加費用のお願いをさせていただく場合もございます。

申込期限
渡航の3日前まで

御問い合わせ
バングラビジネスパートナーズ
青木、田中まで

■動画:バングラデシュ、クリケットでイングランド下し喜び爆発
 http://www.afpbb.com/articles/-/3042062
 (AFP通信 2015年03月10日)

【3月10日 AFP】バングラデシュの首都ダッカ(Dhaka)で開催中のクリケット・
ワールドカップ(Cricket World Cup)で9日、同国代表チームがイングランドを
下し、クリケットファンは劇的な勝利の喜びに沸き返った。

■工場の屋根崩落 6人死亡、多数が生き埋め バングラデシュ
 http://www.cnn.co.jp/world/35061742.html
 (CNN 2015年03月13日)

バングラデシュ・ダッカ(CNN) バングラデシュ南西部の港湾都市モングラで
12日午後1時ごろ、建設中のセメント工場の屋根が崩落し、消防や警察による
と少なくとも6人が死亡、60人以上が負傷した。負傷者の多くは重体だという。

消防によれば、12日夕までに2人をがれきの中から救出したが、まだ約30人
が生き埋めになっていると見られる。警察は、建物の中にいた作業員の数は把握
できておらず、がれきの下敷きになっている人数は分からないとした。
事故が起きた工場は、バングラデシュ軍の元兵士のための福祉団体が所有してい
た。
同国では工場などの建物が崩壊する事故が相次いでいる。2013年4月に起き
た縫製工場の崩壊事故では1100人以上が死亡。12年11月にはアパレル工
場の火災で少なくとも117人が死亡した。
政府はこうした事態を受けて法改正に乗り出し、従業員が雇用主の許可を得なく
ても労働組合を結成できるようにしたほか、同国内で製品を販売する工場に対し
ては利益の5%を従業員の福祉基金に充てることを義務付けた。月間最低賃金は
米ドル換算で38ドル(約4600円)から68ドル(約8300円)へと引き
上げた。
それでも今年1月には首都ダッカの工場で13人の死者を出す火災が発生してい
る。

■【バングラデシュ】ベネトン、ラナ・プラザビル崩壊事故の被害者支援
 プログラム第2弾を開始
 http://sustainablejapan.jp/2015/03/12/benetton/14364
 (サステナビリティニュースメディア 2015/03/12)

2013年4月に起こったバングラデシュの首都ダッカ近郊にあるラナ・プラザビルの
崩落事故は、死者1100人以上、負傷者2,500人以上の大惨事となった。同ビルは違
法建築で事故前日にも亀裂が指摘されていたにもかかわらず、工場経営者が労働
者を働かせていたことが事故の原因とみられている。ビルには、ベネトン(イタ
リア)やプリマーク(英国)などの大手アパレルブランドが入っていたため、こ
れらのブランドは発注元としての責任を追及されていた。

こうした状況を受け、ベネトンは事故の1ヶ月後からバングラデシュに拠点を置く
国際的なNGO、BRACと共に被害者280人とその家族に対し、医療面および金銭的な
支援を行ってきた。BRACは10万人以上の従業員をかかえる大規模なNGOで、開発途
上国の計1億3500万人以上の支援に関わっている。バングラデシュ国内では、事故
の被害者およびその家族が多く住む農村地域までネットワークがあるため、効果
的な支援にはBRACとの協力体制が不可欠だ。また、ベネトンは事故後、国際労働
機関やNGOが中心となって作った、バングラデシュ国内の縫製工場の労働者の安全
確保のための国際合意「バングラデシュ安全協定」にも署名している。

そして2015年2月20日に、ベネトンは新たに支援プログラムの第2弾の開始を発表。
第2弾では、国際的に認められた、独立した第三者団体を通じ、フェアな形で補償
の支払いをおこなう予定だ。補償金の額や第三者団体の概要などの詳細は、2015
年4月24日までに発表される。

開発途上国の縫製工場の劣悪な労働環境を、改めて世に知らしめた崩落事故の悲
劇。これに対し、世界的に有名なアパレルブランドがどういった補償や対策を行
っていけるのか、世界が注目している。

詳しく知りたい方は下記からどうぞ。

【企業サイト】ベネトングループの支援プログラムの概要
 http://www.benettongroup.com/sustainability/benetton-for-bangladesh/02
_bangladesh_brac_f.html%E3%80%80%3Cbr%20/%3E
【参考サイト】BANGLADESH ACCORD ON FIRE AND BUILDING SAFETY
 (バングラデシュ安全協定)
 http://bangladeshaccord.org/

■雨水タンクによるソーシャルビジネスですべての人々に安全な水を届ける
 ?水問題が深刻化するバングラデシュで雨水タンクの普及を推進?
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hakusyo/14_hakusho_pdf/pd
fs/14_ct02.pdf
 (2014年版 政府開発援助(ODA)白書 日本の国際協力)

 国際協力の現場から(コラム)

 近年、アジアの途上国では水問題が深刻化しています。必要な量の水が確保で
きない、あるいは安全な水にアクセスできないなど、命の源である水にまつわる
様々な問題に直面しているのです。東京都の墨田区役所の職員として、またNPO「
雨水市民の会」事務局長として、長年にわたり雨水利用に取り組み、「ドクター
・スカイウォーター」としても国際的に知られる村瀬誠さんは、水問題に悩む世
界の人々のために雨水で何かできないかと考えていました。
 区職員の時代は、雨水を溜ためて都市型洪水の被害を抑え、溜めた雨水をいか
に有効利用すべきかという課題に取り組んでいました。1985年の両国国技館の建
設時には雨水を溜めて利用するためのタンクの設置に尽力しました。「雨水は、
そのまま下水に流せば洪水に、溜めれば資源になるのです。」と村瀬さんはいい
ます。
 村瀬さんが日本での経験を活かして、水問題で貢献できる国として着目したの
が、バングラデシュでした。この国では、多くの人が日々の生活で池の水を飲み
水として使っていますが、塩分や有機物の汚れが混じるなど衛生的に問題が多く、
頻繁に下痢に悩まされています。こうした事態を受けてたくさんの井戸が掘られ
ました。ところが、多くの井戸で地下水が有害なヒ素に汚染されていることが分
かりました。バングラデシュには、ヒ素を含む地層が分布しており、国内の井戸
の3割が汚染されているといいます。村瀬さんは、とりわけ水問題が深刻な場所を
探して、バングラデシュの南西部・バゲルハット県にたどり着き、2000年から活
動を開始しました。2010年には(株)天水研究所を設立し、2010年度にコンサル
ティング会社と組んで、JICAの協力準備調査(BOPビジネス連携促進)に応募して、
採択され、バングラデシュにおける雨水タンク事業の実現に向けた調査を行いま
した。
 「この地では古くから『モトカ』と呼ばれる素焼きの甕かめに雨水を溜めて飲
んできた歴史があります。しかし、最大でも100リットル程度の容量しかなく、し
かも割れやすい。そこで、それよりも容量が大きく割れにくい雨水タンクを製造、
販売しようと考えました。」
 過去の経験から、雨水利用が盛んなタイの東北部に安価で丈夫なモルタル製の
甕があることを知っていた村瀬さんは、この技術をなんとかバングラデシュに持
ち込めないかと考えます。そこで、タイにバングラデシュの左官工を派遣して技
術を習得させることにしました。
 「職人が必要な技術を完全に習得するまでに1年くらいはかかったでしょうか。
タイとは使う泥やセメント、砂の質も異なるため、当初は試行錯誤の連続でした。
しかし、私はあくまで、人も素材も地元にこだわりました。その方が生産コスト
を抑えることができ、地元で雇用機会を作り出すことにつながります。」 
 完成したモルタル製の雨水タンクは容量が1,000リットルで、「AMAMIZU」と名
付けられました。そこには、天からの恵みを感謝していただくという自然に対す
る畏敬の気持ちが込められています。2012年、AMAMIZU を200基販売して好調なス
タートを切り、2013年には現地法人スカイウォーター・バングラデシュを設立し、
600基のAMAMIZUを販売するなど順調に実績を重ねています。JICAの協力準備調査
においてタンクの販売価格を3,000タカ(現在1タカは約1.3円)にすれば村人の5
0パーセントが購入可能であることが明らかになったことから、当初のAMAMIZUの
価格を3,000タカに設定、運搬費と雨どいなどの設置費を入れて4,300タカとしま
した。一人でも多くの人が購入できるように分割払い方式も取り入れました。
 「無償の支援を否定するつもりはありませんが、これからの国際協力事業は、
コスト管理の考え方を導入する一方でオーナーシップ(主体的取組)を育み、いか
に持続可能な形にしていけるのかが鍵だと思います。『地域の産業として根付か
せる』という視点がなければ、その場だけ、一時だけの取組で終わってしまうの
ではないでしょうか。」と、村瀬さんは「ソーシャルビジネス」として国際協力
を続けることに、大きな意義を見いだしています。
 「日本はアジアの中で雨水利用の先進国です。日本が雨に恵まれているのは、
バングラデシュ方面からモンスーンの風に乗ってやってくる雲のおかげです。日
本とバングラデシュの空はつながっています。彼らの抱える水問題は決して他人
事ではありません。日本がこの分野で積極的に国際貢献していくことが大切だと
考えています。」

■タイ大使に佐渡島氏 豪州大使に草賀氏決定
 http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS16H87_X10C15A3EAF000/
 (日本経済新聞 2015/3/17)

 政府は17日の閣議で、タイ大使に佐渡島志郎バングラデシュ大使、オーストラ
リア大使に草賀純男ニューヨーク総領事を充てるなどの人事を決めた。発令は佐
渡島氏が17日付、他の5氏が18日付。

 佐渡島 志郎氏(さどしま・しろう=タイ大使)77年(昭52年)東大法卒、外
務省へ。国際協力機構理事、外務省国際協力局長、11年9月バングラデシュ大使。
福岡県出身、61歳。

 沼田 行雄氏(ぬまた・ゆきお=トンガ大使)75年(昭50年)東京外大外国語
卒、外務省へ。ベレン総領事、13年12月国別開発協力第2課企画官。東京都出身、
63歳。

 草賀 純男氏(くさか・すみお=オーストラリア大使)78年(昭53年)中大法
卒、外務省へ。アフリカ部長、儀典長、13年6月ニューヨーク総領事。岡山県出
身、62歳。

 吉田 雅治氏(よしだ・まさはる=タンザニア大使)78年(昭53年)東大教養
卒、外務省へ。広州総領事、衆院国際部長、12年12月シカゴ総領事。岡山県出身、
59歳。

 紀谷 昌彦氏(きや・まさひこ=南スーダン大使)87年(昭62年)東大法卒、
外務省へ。ベルギー大使館参事官、13年1月ベルギー公使。北海道出身、50歳。

 加藤 元彦氏(かとう・もとひこ=英国特命全権公使)79年(昭54年)中大法
卒、82年外務省入省。ナッシュビル総領事、15年3月英国公使。愛知県出身、60
歳。

■青年海外協力隊員 2年間の活動を市長に報告
 https://www.shikoku-np.co.jp/kagawa…/locality/20150319000542
 (四国新聞社 2015/03/20)
 
国際協力機構の青年海外協力隊員として、バングラデシュで保健衛生活動に従事
した綾里佳さん(26)=香川県三豊市三野町=が帰国し19日、三豊市役所に
横山市長を訪ね、「人を尊重する文化が特に印象的で、2年間があっという間に
過ぎた」と振り返った。
 綾さんは2013年1月から2年間、バングラデシュの地方都市ロッキプール
県を拠点に活動。現地の保健衛生従事者と各地を巡り、ポリオや結核などの予防
接種を推進し、保護者への啓発にも携わった。
 綾さんは、帰国前に現地の人たちからプレゼントされたという民族衣装に身を
包んで訪問。当初は意思疎通がうまくできず苦労したが、次第にサポートしてく
れる人が増えた経験を紹介するとともに、「子どもたちの命を守るため、私が帰
国した後も予防接種を続けてもらえる体制づくりを心掛けた」と話した。
 横山市長は「異文化の地で感じた厳しさや温かさを生かし、今後も大いに活躍
してほしい」とエールを送った。

■書籍:現代アジア・アフリカ政治経済論
 http://nishida-shoten.co.jp/portfolio_page/gendaiasia/
 (西田書店 2015年3月)

著者:福田邦夫・大津健登
発行年月:2015年3月
ジャンル:政治・経済
A5判 / 188ページ/ソフトカバー
ISBN:9784888665902
価格:1800円(消費税込み 1944円)

韓国・バングラデシュ・ケニア・チュニジアの地平
世界は貧困と格差に満ちている     
「自由化」を旗印に闊歩する資本家は、さらに速度と勢威をまし、 人びとを蹂躙
し続ける。本書は4カ国で起こした彼らの爪あとを 若き研究者がつぶさに検証し、
その苛烈な実態を明らかにする。
【徳馬双書007】
本書目次 
 まえがき
 第1章 東アジア―資本主義と韓国 大津健登
 第2章 南アジア―多国籍企業とバングラデシュ縫製産業 深澤光樹
 第3章 サブサハラ―食料・農業問題とケニア 佐々木優
 第4章 マグレブ―チュニジアの構造調整とEUの自由貿易戦略 山中達也
 結語

■ダッカ大学学生団体主催による東日本大震災追悼行事の開催
 http://www.bd.emb-japan.go.jp/jp/content/greenbelt15.html
 (在バングラデシュ日本国大使館 平成27年3月16日)

本年も3月11日、東日本大震災被災者を追悼し、バングラデシュにおける災害
対策に係る啓発促進の一環として、ダッカ大学学生のボランティア団体「Green
Belt Trust」による追悼行事がダッカ市内バリダラ地区の公園で開催されました。
会場には、震災からの復興に関する写真パネル約20点も展示されました。
 

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