バングラデシュのニュース(2016/9/12)

◆イベント情報◆
◯ベンガル語初級Ⅱ(本郷・夜間)・ベンガル語初中級Ⅱ(府中・夜間)
 http://www.tufs.ac.jp/common/open-academy/course/list/bengal/index.html
◯ブイヤン和子さんを偲ぶ会のお知らせ
 早稲田奉仕園リバティーホール 2016年9月19日
◯ツーリズムEXPOジャパン(2016年9月22日-25日)
 http://www.t-expo.jp/
◯バングラデシュ・特別セミナー開催のお知らせ 9/24
 https://www.jata-net.or.jp/membership/topics/2016/160905_bngldshsemi.html
◯今知りたい、バングラデシュ~ダッカ襲撃事件をうけて 9/25
 https://www.shaplaneer.org/news/events/bangladesh_nagoya/
◯JOCS国際保健医療勉強会
 「何を、如何に(なにを、いかに)ーバングラデシュでの
 コミュニティヘルスプロジェクトへの関わりを中心にー」
 http://www.jocs.or.jp/event/6173.html
◯〈アジアを囲む会第455回〉“バングラデシュの農村における水問題と
 その解決に取り組む社会企業についての考察”  9/25
 http://www.asian-library-osaka.org/cultevent/4323/

■見出し(2016年9月12日) No2016-38
◯9月24日(土) バングラデシュ・特別セミナー開催のお知らせ
◯【9/25 名古屋開催】今知りたい、バングラデシュ~ダッカ襲撃事件をうけて?
◯JOCS国際保健医療勉強会
 「何を、如何に(なにを、いかに)ーバングラデシュでの
 コミュニティヘルスプロジェクトへの関わりを中心にー」
◯〈アジアを囲む会第455回〉“バングラデシュの農村における水問題と
 その解決に取り組む社会企業についての考察”
◯バングラデシュ支援 福岡発のソーシャルビジネス軌道に
◯テロに屈せずバングラで9月開校へ 福岡NPO
◯グローバルフェスタ2016 10月1日2日
◯バングラの子どもたちの思い後押し
 モハメッド・ヌルル・エラヒさん、美砂子さん
◯メノン・バングラデシュ民間航空観光大臣による石井大臣への表敬訪問
◯バングラデシュ・クルナ市のウエイスト・ピッカー(有価廃棄物回収人)
 40世帯を対象とした衛生教育の研修が行われました!
◯バングラデシュ 労働力吸収に年8%成長が必要
◯川重、“現地組み立て型”の鉄道車両を開発?新興国向け、
 ユニット化で熟練者不要
◯被爆者の声、中国語で 八王子・上田紘治さん
 ロシア語、フランス語版も計画
◯そこが聞きたい ダッカ人質テロの影響 北岡伸一氏
◯バングラデシュの現在の治安について
◯ダッカ事件へのIS関与指摘=バングラ首相と対策協議-米国務長官
◯バングラ首都、過激派幹部が銃撃で死亡 ダッカ飲食店襲撃の黒幕か
◯ダッカ襲撃 首謀者とみられる人物、銃撃戦の末に射殺
◯ダッカ飲食店襲撃、首謀者ら3人を警察が射殺
◯バングラ襲撃テロの首謀者殺害 治安部隊
◯イスラム原理主義勢力幹部の死刑執行 バングラデシュ
◯4階建て工場で爆発、火災 18人死亡 バングラ首都近郊
◯工場で火災、25人死亡=バングラ
◯韓国・バングラデシュがバイオ医薬で協力
◯ARCレポート 経済・貿易・産業報告書 2016/2017年版
 バングラデシュ People's Republic of Bangladesh

■9月24日(土) バングラデシュ・特別セミナー開催のお知らせ
 https://www.jata-net.or.jp/membership/topics/2016/160905_bngldshsemi.html
 (ツーリズムEXPOジャパン2016 2016年9月24日)

バングラデシュ大使館は、ツーリズムEXPO関係者来日を機会に、現地の安全状
況の詳細や、現地観光コンテンツの紹介など特別セミナーを開催します。現地
観光関係者にとっては、非常に危機的な状況です。現地事情の回復を願いJATA
も支援していきますので、土曜日の開催ではありますが、皆様の積極的な参加
をお願い致します。 昼の時間を挟みますので、ブッフェレセプションも予定
されています。

ツーリズムEXPOジャパン2016における
バングラデシュ ツーリズムプロモーション セミナーおよびブース内レセプショ

日時および場所:
 セミナー&ネットワーキング
  2016年9月24日(土)11:00~14:00
  東京ビッグサイト別ウインドウ 東ホール2階 商談室5
  東京都江東区有明3-11-1

 ブース内レセプション
  2016年9月23日(金)18:30~20:00
  東京ビッグサイト別ウインドウ 東ホール1 A-04
  東京都江東区有明3-11-1
  レセプション:バングラデシュ料理(ブッフェ)あり

主催者
 バングラデシュ政府観光局(BTB)および在京バングラデシュ大使館
共催
 バングラデシュ観光公社(BPC)
 バングラデシュ・ツアーオペレーター協会(TOAB)
 一般社団法人 日本旅行業協会(JATA)

セミナープログラム
 11:00 司会者よりプログラムご説明
 11:05 バングラデシュ大使より開会の辞
 11:20 基調講演
バングラデシュ民間航空観光省 議会常任委員会 委員長
    ムハンマド・ファルーク・カーン国会議員
 11:40 BTBよりバングラデシュの安全状況および観光産業について
     プレゼンテーション
 12:10 バングラデシュのヘリテージ・ツーリズムについてプレゼンテーショ

和歌山大学 加藤 久美教授(予定)
 12:30 TOABによる、バングラデシュの魅力的な観光名所についての
     プレゼンテーション&ビデオ上映
 13:00 バングラデシュからの出展各社による概略ご紹介
 13:10 質疑応答
 13:25 商務参事官より閉会の辞
 13:30~14:00 ネットワーキング

申し込み
お申し込みは不要ですので、ご自由にお越しください。
本件に関するお問合せ

JATA海外旅行推進部 担当 飯田
電話:03-3592-1274

■【9/25 名古屋開催】今知りたい、バングラデシュ~ダッカ襲撃事件をうけて
 https://www.shaplaneer.org/news/events/bangladesh_nagoya/
 (シャプラニール 2016年9月25日)

私たちに大きな衝撃を与えたバングラデシュ首都ダッカの襲撃事件をうけ、多
くの方にご参加いただいている講演会「今知りたいバングラデシュ」。
東京、大阪、仙台に続き、9月25日(日)名古屋での開催が決定しました。

当日は長年バングラデシュと関わりをもたれている筒井哲朗氏をお招きし、同
国の政情、テロの背景、現地の最新事情などについてお話しを伺います。
今回の事件で両国の関係が損なわれることがないよう、広く市民の方々にこれ
までの日本とバングラデシュの繋がり、そして何よりその国で生活する人たち
について知っていただくことを目的としています。また、この事件によりバン
グラデシュやイスラム教が歪んだイメージでとらえられることのないよう、参
加者の皆さまにも一緒に考えていただく機会になることを願っています。

【日時】9月25日(日)13:30~16:00
【場所】名古屋大学大学院国際開発研究科棟 8F オーディトリアム
〒464-8601 名古屋市千種区不老町
地下鉄名城線「名古屋大学」駅下車 1番出口より直進次の信号右折・徒歩5分。
(大学構内図)
【定員】80名(先着順)
【参加費】 無料
【申し込み・お問い合わせ先】
シャプラニール愛知ネットワーク
E-mail:shaplaneer.aichi@gmail.com
TEL:090-9125-8825(裏見)

【主催】シャプラニール愛知ネットワーク/特定非営利活動法人シャプラニール
=市民による海外協力の会
【共催】名古屋大学大学院国際開発研究科/国際開発学会東海支部
【後援】公益財団法人愛知県国際交流協会/(特活)名古屋NGOセンター

■JOCS国際保健医療勉強会
 「何を、如何に(なにを、いかに)ーバングラデシュでの
 コミュニティヘルスプロジェクトへの関わりを中心にー」
 http://www.jocs.or.jp/event/6173.html
 (日本キリスト教海外医療協力会 2016年10月29日)

JOCSでは将来国際保健医療協力活動に携わることを希望する人を対象に勉強会
を開催しています。

10月の講師は、JOCSワーカーとしてバングラデシュで活動を行った宮川眞一医
師です。

宮川医師は2006年から2012年までバングラデシュのチャンドラゴーナ・キリス
ト教病院で活動を行いました。 今回の勉強会では、幼少の頃のJOCSとの出会い
から、派遣・活動の自分史、活動内容報告を通して何が役立って、何がそれほ
どではなかったか、準備段階での研修内容や1期目終了後のアップトゥーデート
などを含めてお話しいただきます。

バングラデシュでのコミュニティヘルスプロジェクトへのかかわりとして、チャ
ンドラゴーナで行われていたマラリア対策を含んだプロジェクト、村に住むヘ
ルスワーカー育成、モバイルクリニック(アウトリーチ)などについてもご報
告いただきます。

医学領域のみでなく、NGO論、 教育論にも触れ、医療者全般・学生さんにも役
立つ内容です。 少人数なので、質問しやすい雰囲気の勉強会です。海外で保健
医療活動に関わることに興味のある方はぜひお越しください。

勉強会終了後、希望者(要事前申し込み)にはキャリア相談を行います。キャ
リア相談会への参加をご希望の方は、必ず下のフォームにご記入ください。

JOCS国際保健医療勉強会 「何を、如何に(なにを、いかに)ーバングラデシュ
でのコミュニティヘルスプロジェクトへの関わりを中心にー」

□日 時 2016年10月29日(土)15:00-17:00
□場 所 JOCS東京事務局(東京都新宿区西早稲田2-3-18-51)
     東京メトロ東西線 早稲田駅から徒歩7分
□参加費 500円
□定 員 15名(先着順)
□お申込 下のフォームからお申し込みください。
□申込〆切 10月26日(水)

◆宮川眞一医師プロフィール◆
愛媛県宇和島市生まれ。同郷の故岩村昇氏(元JOCSネパール派遣ワー カー)に
影響を受け、海外医療協力を志す。 関西学院大学神学部を経て徳島大学医学部
へ進学、福岡徳洲会病院にて心療内科医に。2005年9月、JOCSワーカーとしてバ
ングラデシュへ赴任。語学等の研修を終え、2006年5月チャンドラゴー ナ・キ
リスト教病院で活動開始。以後2期6年にわたる現地で の活動を終え、2012年9
月帰国。 2013年3月JOCS退職後、2013年4月より聖愛会 松山ベテル病院内科心
療内科勤務。現在に至る。

■〈アジアを囲む会第455回〉“バングラデシュの農村における水問題と
 その解決に取り組む社会企業についての考察”
 http://www.asian-library-osaka.org/cultevent/4323/
 (アジアセンター21 2016年8月31日)

日時:2016年9月25日(日) 15:00
会場:アジア図書館
参加費:¥1,000(一般)、¥800(アジア図書館会員)
定員:要予約(電話、メール)

ゲスト(講師)
山田翔太(立命館大学大学院国際関係学専攻在籍)

バングラデシュの農村においては、地下水汚染、塩害など水問題は深刻な状況
です。
この問題を解決すべく、Skywater Bangladesh Ltd.という社会的企業が
「AMAMIZU」という天水貯水タンクを製造・販売するソーシャル・ビジネスを行
っています。
昨年から今年、二度にわたり、同社の活動地域のファキレルタキア村などでの
調査を
行った結果を報告、考察します。

■バングラデシュ支援 福岡発のソーシャルビジネス軌道に
 http://mainichi.jp/articles/20160905/k00/00e/040/200000c
 (毎日新聞 2016年9月5日)

 バングラデシュの無職の若者にコンピューターのプログラミングを教え、同
国の失業対策につなげる福岡発の「ソーシャルビジネス」が軌道に乗りつつあ
る。福岡市出身の会社経営者の男性らが首都ダッカで昨年スタートさせたプロ
グラミングスクールには同国内での期待や関心も高まっている。

 プログラミングスクールのアイデアは、福岡市中央区でバングラデシュカレ
ー店を営みながら、母国の無医村に病院を建てるための支援活動をしているズ
ルフィカル・ハイダルさん(45)と、ハイダルさんの店の常連客で同市出身
の会社経営、井原啓登(ひろと)さん(50)=横浜市在住=の間で生まれた。
きっかけはハイダルさんから聞くバングラデシュに興味を持った井原さんが2
年前に同国を訪れたことだった。

 街には職を持たない若者があふれていた。「彼らのために何かできないか」。
そう思ったのは父親を中学生で亡くし、裕福でない家庭で育った自らの境遇と
重なったからだ。九州大を卒業し、銀行に就職した井原さんは「母のお陰で学
ぶ機会を得て、今の生活を築けた」と語る。

 銀行を辞めた後、企業経営に携わったり、自ら起業したりしてきた井原さん
が考えたのが、若者がスキルを身につけ、自らの力で収入を得る仕組みの確立
だ。福岡市にプログラミングスクールの運営会社を設立し、昨年6月からダッ
カで授業を開始。そのスクールで一定の技術を習得した卒業生を現地に作った
グループ会社で雇用し、日本で井原さんが受注したウェブサイト製作などの仕
事を任す枠組みにした。これまで数人を採用した。

 スクール運営には、同じくハイダルさんの店の常連客で、福岡県朝倉市出身
の時川鉄平さん(35)も協力。時川さんがフィリピン・セブ島で経営するI
T会社のスタッフが講師を務め、セブとダッカの教室をつなぎ、オンラインで
授業する。4人が卒業し、現在16人が学んでいる。

グラミン銀創設、ユヌス氏も関心
 この取り組みに対して貧困層への無担保融資を続けるグラミン銀行を創設し、
ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏(76)が関心を寄せている。
井原さんとハイダルさんは今年1月に面会し、ユヌス氏は「オンライン教育な
ので、農村など全土に広がる可能性を秘めている」と評価したという。共同で
同様な事業を実施することも検討している。

 飲食店で発生して日本人らが犠牲となった7月の人質テロ事件で活動継続を
危ぶむ声も出たが、井原さんは「支援を途絶えさせてはいけない」と強調。ハ
イダルさんも「若者の雇用を創出することでバングラデシュの経済発展につな
がる」と期待している。【山下俊輔】

 【ことば】ソーシャル・ビジネス

 貧困や環境、少子高齢化などの社会的な課題を解決することを目的に行う事
業。慈善事業などと異なり、採算性を維持することで継続的な活動を目指す。
バングラデシュの飢饉(ききん)をきっかけにムハマド・ユヌス氏が設立した
グラミン銀行は家畜の購入や井戸の掘削などにも融資。働く意欲を持った人た
ちのビジネスを支援し、女性の社会参加にもつながっている。

■テロに屈せずバングラで9月開校へ 福岡NPO
 http://mainichi.jp/articles/20160830/k00/00e/040/197000c
 (毎日新聞2 016年8月30日)

「バングラデシュと手をつなぐ会」支援呼び掛け
 福岡市のNPO法人「バングラデシュと手をつなぐ会」(二ノ坂保喜代表)
が、バングラデシュで看護学校の建設を進めている。首都ダッカで先月発生し
た、日本人7人を含む20人が犠牲となったテロによる混乱で計画の遅れなど
も懸念されたが、予定通り9月中にも開校の予定だ。

 手をつなぐ会の理事で福岡市在住の日本経済大教授、ラフマン・モクレスー
ルさん(61)は九州大の留学生として1984年に来日。インド国境に近い
生まれ故郷で小学校建設の夢を語るラフマンさんを日本人女性が支援した縁で、
89年に会が設立された。

 現地のNGOと協力し、これまでに日本からの寄付などで小学校や、妊婦検
診や分娩(ぶんべん)のための母子保健センターを開設した。さらに、看護師
や医師などが慢性的に不足していたことから、4年前に看護学校の建設を始め
た。

 5階建て校舎の3階部分までできあがり、開校のめどが立った矢先にテロが
発生した。ただ学校はダッカから約300キロ離れており、幸い事件による混
乱はなかった。現地では医療サービスの改善を期待し、就職を目指し入学を心
待ちにしている人も多い。ラフマンさんは「これまでやってきた活動がテロで
滞るようなことがあってはいけない」と、できあがっている部分を使って予定
通り開校する考えだ。

 一方で校舎をすべて完成させるにはあと3000万?4000万円の寄付が必
要だ。現地スタッフからはテロの影響で日本側からの資金援助が滞ることを不
安視する声も上がる。ラフマンさんは「両国の協力関係が悪くならないために、
私たちも協力を呼び掛ける際には現地の状況など丁寧に発信していく必要があ
る」と話し、ニノ坂代表も「活動は続けていく」と語った。
■グローバルフェスタ2016 10月1日2日
 http://gfjapan2016.jp/

開催テーマ
for the First Step ~新しい目標に向かって~
□ 趣     旨
「グローバルフェスタJAPAN2016」は、一般国民(若い世代からシニア層まで)
を対象に、楽しく分かりやすい行事を通じて、来場者に国際協力をより身近な
ものに感じてもらうと共に、ODA を含む国際協力の現状や必要性、政府とNGO
・市民社会の協力などについての理解と認識を深めてもらうこと、及び、これ
らを通じて国際協力への参加を促進することを目的としています。その中でも、
昨年の国連総会にて「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択されたことを踏ま
え、国民の生活と同開発目標(17ゴール)がどのように係わっているかについ
て理解を促し、「SDGs」の知識を深めてもらう内容を多数採り入れて実施いた
します。
□ 開 催 日 時
  2016年10月1日(土)・10月2日(日) 各日10:00~17:00(※予定)
□ 開 催 場 所
  お台場 センタープロムナード (シンボルプロムナード公園内)
  東京都江東区青海1-2(予定)
□ 主     催
  グローバルフェスタJAPAN2016実行委員会
□ 共     催
  外務省/独立行政法人国際協力機構(JICA)/
  特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)
□ 参 加 団 体
  援助関連政府機関・公益法人・国際機関・自治体・大使館・
  青年海外協力隊関連団体・NGO関連団体・企業等
□ 来 場 対 象
  首都圏を中心とした一般参加者
□ 入  場  料
  無料
□ 2015年の様子
  http://gfjapan2016.jp/2015.html

※出展者情報がまだありませんが、例年バングラデシュで活動する
 NGOなどの出展、活動報告会などが催されています。

■バングラの子どもたちの思い後押し
 モハメッド・ヌルル・エラヒさん、美砂子さん
 http://mainichi.jp/articles/20160829/ddl/k15/070/042000c
 (毎日新聞 2016年8月29日)

支援広げ母国に学校 モハメッド・ヌルル・エラヒさん(49)、美砂子さん
(66)
 来年1月、バングラデシュにある農村に小さな学校が開校する。2人で友人
や知人を頼りに呼びかけて広がった支援の輪で実現させた。「母国に何もして
こなかったけど、ようやく恩返しができる」。子どもたちが学ぶ姿を想像し、
自然と顔がほころんだ。

 来日して28年。美砂子さんと結婚して見附市に住み、日本での生活は安定
したが、母国はいつも気がかりだった。亡父が生まれ育った、首都ダッカから
北へ約100キロ離れたナマプティア村を度々訪れては、村人に食事を振る舞
うなどしてきた。

 村には子どもが多くにぎやかだったが、学校はなかった。裕福な家庭は10
キロ以上離れた学校に通わせるが、大半は読み書きを習うことなく農作業を手
伝う。それでも子どもたちは、貧しい生活の中で「医者になりたい」「先生に
なる」と目を輝かせていた。

 子どもたちの思いを後押ししたい。2011年1月、美砂子さんの提案で学
校建設を構想し、仲間と「アジアンマザー基金」を設立。600万円を目標に
募金活動を始めた。なかなか実現のめどは立たなかったが、昨秋、下調べのつ
もりで現地の弟と連絡を取ったところ、計画は瞬く間に村中に。心待ちする村
人の気持ちに背中を押され、資金不足のまま、見切り発車を覚悟で動き出した。

 学校では、幼稚園から小学5年生までを対象に120人を受け入れる予定で、
レンガ積みの平屋校舎の工事は着々と進む。教師は高等教育を受けた村内の女
性らを雇い、英語やベンガル語、算数などのほか、日本語や護身道の授業も行
う。授業は全て無料。隣接して牧場を開いて牛乳などを生産し、教師の給与な
ど運営費に充てる計画だ。

 1月1日の開校式には2人そろって駆けつける。「簡単に人の命を奪う世の
中がある。知識と勉強が及んでいないからだ。私が両親から学び、日本で見て
感じた、人を愛し、尊敬することを子どもたちに伝えたい」

■メノン・バングラデシュ民間航空観光大臣による石井大臣への表敬訪問
 http://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_004953.html
 (国土交通省 2016年9月5日)

平成28年9月5日(月)、石井大臣は、メノン・バングラデシュ民間航空観
光大臣の表敬訪問を受けました。
 両大臣は、ダッカ国際空港の拡張事業や、空港のセキュリティ向上をはじめ
とした航空分野の協力について、幅広く意見交換しました。
 同時に、石井大臣から、日本から渡航する開発協力事業関係者の安全確保と
7月のテロ襲撃事件の再発防止の徹底について要請し、これに対し、メノン大
臣から、ハシナ首相以下国全体としてテロと戦うとともに、今後とも再発防止
に取り組む旨の説明がありました。

■バングラデシュ・クルナ市のウエイスト・ピッカー(有価廃棄物回収人)
 40世帯を対象とした衛生教育の研修が行われました!
 http://www.jeef.or.jp/blog/%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%87%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%8A%E5%B8%82%E3%81%AE%E3%82%A6%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AB/
 (公益社団法人 日本環境教育フォーラム 2016年8月29日)

2016年7月下旬~8月上旬に渡り、バングラデシュ・クルナ市のウエイスト・ピ
ッカー(有価廃棄物回収人)40世帯を対象とした衛生教育の研修が行われました。

彼らは、街のごみ集積場やごみ最終処分場(オープンダンピング)の衛生的に良
くない場所にて有価ごみを拾う作業をしており、皮膚病や呼吸器系の疾患を患
っている人が多いのが現状です。そのため、彼らの労働衛生環境を緩和してい
くことを目的として、衛生教育の研修が行われました。

研修では、ごみ収集の際には、マスク、手袋や長靴等を身に着つけることの意
義やその重要性について確認および意見交換を行いました。また、ごみ拾いの
際に直面する危険な廃棄物の察知や、ごみ拾いをした後に手洗いをすること、
また、疾患に対する対処方法等に関して学びを深めました。

本研修では、読み書きのできないウエイスト・ピッカーが多いことから、写真
やポスター等の視覚教材の開発を行い、できるだけ彼らが日々行っているごみ
拾いという作業環境の立場からアプローチすることで、彼らにとって分かりや
すい研修になるよう、心がけました。

ウエイスト・ピッカーからの感想としては、このような研修会ははじめて参加
した人が殆どで、ごみ拾いという職業に潜むリスクや自分たちが地域社会の資
源循環に貢献しているといった社会的な役割について確認と認識ができたこと
等、有意義な研修会であったとの意見が多く聞かれました。

バングラデシュにおけるウエイスト・ピッカーを対象とした衛生教育の研修事
例は少ないため、その手法が確立されていません。ウエイスト・ピッカーから
の研修のフィードバックを踏まえ、研修の進め方についてブラッシュアップを
行っていきたいと考えています。

■バングラデシュ 労働力吸収に年8%成長が必要
 http://www.sankeibiz.jp/macro/news/160907/mcb1609070500004-n1.htm
 (SankeiBiz 2016年9月7日)

バングラデシュは、余剰労働力を国内の労働市場で吸収していくため、向こう
15年間にわたって年8%の経済成長を続ける必要がある。バングラデシュ経
済は2010年以降、平均6%台の堅調な伸びを示しているものの、アジア開
発銀行(ADB)が同国の雇用情勢を分析した報告書によると、一層の成長加
速が求められている。現地紙デーリー・スターが報じた。

 ADBによると、縫製業を中心とした製造業が同国経済の成長エンジンとな
る図式は今後も続く見通し。ただし国内で十分な雇用を創出するには、製造業
全体で年12~15%の成長を達成して労働市場拡大を牽引(けんいん)する
とともに、縫製業以外の産業への多様化を実現する必要がある。さらに、13
年の雇用者が2620万人と全雇用者の約45%を占めた農業分野でも、多様
化と生産性向上が不可欠だとしている。

 同国の労働市場全体の課題としては、熟練労働者の不足、技術の遅れ、起業
・経営ノウハウの不足などを挙げ、これらが経済多様化の阻害要因となってい
ると分析。今後は、実質賃金の増加とともに契約内容の改善、社会保障の拡充、
安全な労働環境づくりを進め、雇用の質を高めていく必要があると指摘した。

■川重、“現地組み立て型”の鉄道車両を開発?新興国向け、
 ユニット化で熟練者不要
 https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00398784
 (日刊工業新聞 2016年9月10日)

川崎重工業はアジアなど新興国専用の鉄道車両を開発する。現地生産を念頭に
置いた車両で、日本などで一定の工程まで加工したユニットの形で現地に送り、
組み立てを容易にする。新興国向けの標準車両に位置付け、まずは鉄道投資が
旺盛なインドやミャンマー、バングラデシュなどをターゲットとする。1―2
年内に試作機を完成する計画だ。

鉄道車体は一般的に前後と上下左右の6枚の外板を溶接し、箱形にする。大規
模な溶接設備が必要で熟練の溶接技術も求められる。

川重の新興国専用車両は、熟練者がいなくても生産しやすいように、日本など
で生産したユニットを輸出し、現地では簡単な作業で最終組み立てができるよ
うにする。外板は溶接でなくボルトなどで接合する形を想定し、大規模な設備
投資を不要にする。標準車両1編成で数十キロメートルに達する配線も、事前
に組み込む方式を検討する。

国土交通省などによれば、2017年から3年間のアジア(中国を除く)市場
は8800億円となる見込み。川重のアジア地域の売上高比率は30%強だが、
台湾とシンガポール向けが大半を占める。18年度に15年度比36・4%増
の売上高2000億円を計画しており、成長率の高いアジア地域を深耕する。

世界の車両メーカーは東南アジアや南米など新興国市場の開拓に向け、事業の
基盤固めを加速している。中国では15年に2大鉄道車両メーカーの中国南車
と中国北車が合併し中国中車が誕生。日立製作所はイタリア・アンサルドブレ
ダの事業などを買収し、欧米や新興国市場でのシェア拡大を狙う。

■被爆者の声、中国語で 八王子・上田紘治さん
 ロシア語、フランス語版も計画
 http://mainichi.jp/articles/20160830/ddl/k13/040/087000c
 (毎日新聞 2016年8月30日)

 八王子市に住む原爆被爆者、上田紘治さん(74)が、被爆者13人の声を
集めた中国語と日本語の対訳本「広島・長崎 今、伝えたい被爆の実相」(天
地人企画)を自費出版した。上田さんは2014年にも同様のベンガル語版の
対訳本を出版しており、ロシア語版やフランス語版も計画している。「多くの
言語に訳すことで、多くの国の人に直接、被爆者の声を伝えていきたい」と話
している。【黒川将光】

 上田さんは3歳のころ、広島市内の爆心地から10キロほど離れた自宅で、
家族とともに被爆した。就職のため18歳で上京。電機会社で営業の仕事をし
ながら被爆者連帯運動にも参加し、住居地の八王子市内に組織した被害者の会
の事務局長などを務めた。退職後は老人福祉関係のNPO代表として活動して
いる。

 対訳本の出版は、10年に東京のモスクであった原爆関係の展示会で知り合
ったバングラデシュ人男性に「外国人に原爆の被害を伝える本を作ってみては
どうか」と、勧められたことがきっかけ。知人の広島の被爆者17人から原稿
を集め、バングラデシュの公用語、ベンガル語版の対訳本「広島の声」(東洋
書店)を、14年に自費出版した。ただ、政情不安もあり、せっかくの対訳本
も現地へ送ることが難しい状況が続いている。

 そうした中、15年春の核拡散防止条約(NPT)再検討会議で、日本が世
界の指導者に被爆地訪問を促したことに中国が反発した。この話を聞いた上田
さんは「中国の人にも原爆被害の姿を知ってほしい」と思い立ち、広島9人、
長崎4人の被爆者の声で構成する中国語版を8月、自費出版した。

 上田さんは「私も被爆者手帳を持つ。国からの支援を社会に還元するのは当
然だ」と話している。当面は現地図書館への寄贈を進めるが、中国国内への販
売ルート確保も検討している。国内では八王子市内のくまざわ書店などで入手
できる。価格は2000円(税別)。

■そこが聞きたい ダッカ人質テロの影響 北岡伸一氏
 http://mainichi.jp/articles/20160908/ddm/004/070/006000c
 (毎日新聞 2016年9月8日)

ひるまずに途上国支援 国際協力機構(JICA)理事長・北岡伸一氏
 バングラデシュのダッカで7月、国際協力機構(JICA)=1=の事業に
関わる日本人7人らが犠牲となった人質テロ事件から2カ月が過ぎた。親日的
とされる国での事件だけに関係者の衝撃は大きく、協力事業全体への影響も懸
念される。実施を担うJICAの北岡伸一理事長(68)に話を聞いた。【聞
き手・森忠彦、写真・望月亮一】

犠牲者はJICA事業の関係者でした。南スーダンでも危険な状態が続いて
います。

 バングラデシュでは昨年10月にも日本人技術者が銃撃される事件が起き、
青年海外協力隊員=2=らを首都圏に集めたり、帰国させたりするなどの対応
はしていました。もはや「日本人だから安全」という状況ではなく、警戒も強
化していたのですが、届かないところがあった。悔やまれます。日本では「安
全と水はただ」と思っている人が多かったのですが、世界の情勢は大きく変化
しています。テロは日本国内でも起こるかもしれないのです。

 つらい事件でしたが、今後も「ひるむことなく」事業は続けようと呼びかけ
ました。簡単ではないのですが、ここでひるむとまさに犯人の意図した通りに
なってしまう。安全性を高めるためにはある程度の経費もかけ、さらに続行す
る強い意思をもっていることこそが重要です。事件後、外務省を中心に国際協
力事業安全対策会議を開き、新たな対策も出ました。JICAはさらにこれを
具体化した対応を検討していきます。

 治安に関する情報収集は今後はより積極的に、また一国だけではなく国境を
越えた広域の収集活動が必要です。過激派組織「イスラム国」(IS)なども
そうですが、もはや情報やモノ、武器、人の流れは国境を越えて動く時代です。
我々もこの流れに遅れるわけにはいきません。

1990年代、日本は政府開発援助(ODA)拠出額では世界一の時代が続
きました。国際情勢が変化する中、日本が進む方向はどこにあるのでしょう。

 経済の低迷の影響でODA予算は確かに減っていますが、円借款の返済金も
あったので事業面では劇的でもありません。予算が減る中で必死に努力してき
た面もあり、筋肉質になった部分もあります。そうはいってもこれ以上減って
は困るので、昨年は懸命に運動して、今年度は17年ぶりに1・8%増やして
いただきました。

 近年は経済成長が著しい中国が世界中で開発援助を広げていますが、あまり
中国との競争ばかりを強調するのは建設的でないと思います。今後は量よりも
質を重視する時代になります。つまり、日本の特徴を生かした援助が重要にな
る。では日本の強みはどこか? 実績がある東南アジアでのインフラ開発など
でもよく指摘されるのが「日本は相手の国と対等の目線で一緒に考える」とい
うことです。ここから生まれる信頼こそが最大の日本の強みなのです。

 理事長就任後、協力の多くを占める有償資金協力事業を進める上での指針を
示しました。優先度の高い順に(1)相手の役に立つ事業を選ぶ(2)その国
との関係の重要性(3)事業によって日本側も利益を受ける(4)財政的に無
理のない規模にとどめる です。

 先日、ナイジェリアに行ってきましたが、従来の資源(石油)頼みではなく、
まずは地道に農業から始め、食料コストを下げてから軽工業、輸出産業を育て
ていくという理解が広がってきました。結局は人づくりなんです。これはかつ
て「人材以外に資源がない」といわれた日本が自力でやってきた道で、これこ
そがモデルになる。8月末にはケニアで「第6回アフリカ開発会議」(TIC
AD6)が開かれましたが、今のアフリカは日本モデルが参考になります。

 現場を回って思ったのは、途上国の日本への信頼はまだまだ厚い、というこ
と。日本のODAが利己的なものではなく、基本は相手のために行っていると
いう姿勢が理解されているからでしょう。

「顔が見える草の根協力」といわれる青年海外協力隊の果たす役割も大きい
のでは。

 彼らは「援助隊」ではなく「協力隊」です。一方的に相手に渡す援助ではな
く、協力は相手と一緒になって取り組み、こちらも得るものがある。これが基
本です。中には「本当に役に立っているのか」と言われることもありますが、
私も最近は「それでもいいのでは」と思うようになってきました。日本人の若
者が内向きになり、海外に出たがらない時代に、途上国の過酷な環境の中で汗
を流そうという若者の志は認めてあげたい。

 隊員の任期は2年ですが、もっと短い期間で、例えば大学生が在学中に数カ
月単位で参加できるような制度を検討しています。先進国に留学するのもいい
ですが、途上国で何かに集中的に打ち込むのは得難い経験になりますよ。

 さらに最近は地方の中小企業と途上国との媒介にも力を入れています。途上
国に必要なのは大企業の最先端技術よりも、自分たちも一緒にできる中小企業
の技術なんです。また各国とも人口増加に伴い、都市の問題が深刻になってい
ます。過密やゴミ、水などで、これらは自治体が管理する分野です。北九州市
や横浜市など、経験豊かな自治体のノウハウを途上国につなぐ役目もあります。

就任から間もなく1年。JICAが変わらなければならない点も見えてきた
のでは。

 最初の印象は、官僚的な組織だなということでした。税金を使っているので
当然なのですが、バッシングされることも多く、批判されないように守りに入
っている。そのため「前例墨守」で、保守的です。例えば国際化の先頭に立つ
はずなのに、本部の職員はほぼ全員が日本人。書類も日本語ばかり。政府、国
会などに提出しないといけないためですが、もうちょっとラフでもいいのでは。
時には失敗があっても大目に見られるような雰囲気があっていい。

 来年からは海外の専門家をアドバイザーに招くことや、民間の経営感覚を取
り入れるための会合なども考えています。国際協力を取り巻く環境は世界の構
造的な変化の中で大きく変わってきています。JICA自身も時代に合わせて
変わってゆく必要があると思います。

聞いて一言
 近年、北岡さんは安保法制や戦後70年談話に関する審議会の委員として、
たびたびマスコミに登場した。今回はテロ事件が口切りとなったが、明るい話
も出た。職員が避難した南スーダンだが、JICAが旅費を支援した陸上選手
たちがリオデジャネイロ五輪に初出場。部族を超えたナショナルチームだった。
「平和というのは賽(さい)の河原みたいなもので、積んでは崩れ積んでは崩
れ。でもあきらめずコツコツやることに意義がある」。国際協力も似たような
ところがある。

 □ことば

1 JICA
 外務省所管の独立行政法人。政府開発援助(ODA)の実施の中心機関。職
員は約1800人。2014年度事業実績は、合計で1兆1155億円。主に
大規模インフラ投資に使われる有償資金協力(円借款など)が74%、無償資
金協力が10%、専門家派遣や研修生の受け入れなどによる技術協力が16%。

2 青年海外協力隊
 JICA「ボランティア事業」の4本柱の一つで、隊員は20~39歳で組
織される。1965年に発足し、これまでに88カ国に累計約4万1000人
が派遣された。半世紀に及ぶ活動が評価されて、今年、「アジアのノーベル賞」
と呼ばれる「マグサイサイ賞」を受賞した。

 □人物略歴

きたおか・しんいち
 1948年生まれ。東大法学部卒。東大法学部教授などを経て昨年から現職。
第2次安倍政権で「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(安保法制
懇)の座長代理。専攻は日本政治外交史。

■バングラデシュの現在の治安について
 http://www.ihn.or.jp/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0-japanese-bangladeshi-matching-informtion/%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%87%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%81%AE%E6%B2%BB%E5%AE%89%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
 (国際人材交流機構 2016年8月22日)

2016年7月1日未明に起きたダッカ市内に於ける「カフェ襲撃テロ事件」はバン
グラデシュに駐在員を置く我々にとっても大きな衝撃であり、悲しみにくれる
ニュースでした。
バングラデシュは親日的である、という事だけで今後のバングラデシュの治安
を以前のように捉えるのは難しいのは確かです。
心の底では、「バングラデシュはみな親日的です。安心してください」と言い
たいところですが、このような事件が起こってしまった以上、バングラデシュ
に長年携わってきた我々も考えを変え、いかに自分たちの身を守っていくか、
という事を発信するのも義務であると考えました。

さてテロ後のバングラデシュ国内の様子ですが、治安当局は国内の危険人物へ
の徹底的な摘発が起こっています。
この中には、もちろん当局による過剰な対応も含まれている可能性もあります
が、とにかく現在は「手あたり次第」という印象を市民に及ぼすほどの状況で
す。
バングラデシュで携帯電話番号の国内SIMカードは比較的安価に入手できるもの
であり、一人で2枚も3枚も所有する人がいましたが、先日のテロ以前から新
規SIM購入者はもちろん、既存のSIM購入者すべて(外国人含む)は指紋提出が
必要になり、現在は有効に動くSIMが激減した、という情報もあります。
また国内情勢に伴い、バングラデシュ国内では何度かSkypeやWhatsapp、LINEや
Viberなどのインターネット通話アプリに制限がかけられたことがありました。

それを考慮すると、バングラデシュ当局は上記のような通信アプリに関しても
制御ができる環境であると思われます。
(ただし上記のような通話アプリはそのテキストが暗号化されていることがほ
とんどなので、それを平文で読み解く事は難しいかと思われます。)
国の発展の為、海外の支援や投資を誘致したいバングラデシュ当局としては、
今回のような「外国人を標的にしたテロ行為」というのが最優先に排除したい
問題であると思われます。
その上で、当局の上記のような対策は「過剰である」という声も聞かれますが、
容疑をかけられる対象でない限りは、取り締まりの強化は今後も望まれるとこ
ろでしょう。
さてその上で我々のような外国人が今後このような事態に巻き込まれないため
にどう行動すべきか、を下記に羅列いたします。
欧米人の出入りする飲食店およびマーケットなど民間施設への出入りを極力避
ける。
(こちらのブログはオープンなブログですので、特定の店に関しての明言は避
けますので、必要な場合は個別にお尋ねください)
外出には極力、車もしくはレンタカーを使用する。
金曜日の行動は極力注意する。
(渋滞の多いバングラデシュに於いて金曜日は非常に動きやすい日ですが、こ
こまでのテロ行為をみると金曜発生が多いです)
現地の文化を尊重した衣服、振る舞いを行う。
極力、同じルーティーンでの行動はとらない。
とても基本的な事ですが、再度このようなことを一つ一つ認識して、我々外国
人はあくまで「バングラデシュ人の国にお邪魔している」という意識を再度認
識するべきかと思います。

■ダッカ事件へのIS関与指摘=バングラ首相と対策協議-米国務長官
 http://www.jiji.com/jc/article?k=2016082900518&g=isk
 (時事通信 2016年8月29日)

ケリー米国務長官は29日、バングラデシュの首都ダッカを初訪問し、ハシナ
首相らとテロ対策などについて協議した。同長官は「過激派組織『イスラム国
』(IS)の関連団体が南アジアに存在する証拠があると伝えた」と述べ、7
月にダッカで起きた飲食店襲撃テロ事件へのISの関与を指摘した。
 日本人7人を含む人質20人が殺害された同事件では、バングラデシュ政府
が「国内にISは存在しない」と一貫して主張。だが、ケリー長官がISの存
在を明言したことで、ハシナ政権は方針転換を迫られそうだ。
 ケリー長官は会談後、「ISは全世界で八つほどの組織と緊密に連携を取っ
ており、その一つは南アジアにある。バングラデシュの過激派とも一定のつな
がりがある」と語った。
 同時に「バングラデシュ政府がその事実から目をそらしているとは思わない」
とハシナ政権を擁護。今後は両国の情報機関や警察が連携を強め、対テロ協力
を進めることで合意したと述べた。
 ケリー長官は29日中にインドへ移動。翌30日にスワラジ外相と会談し、
バングラデシュを含む3カ国での対テロ協力を模索する。

■バングラ首都、過激派幹部が銃撃で死亡 ダッカ飲食店襲撃の黒幕か
 http://www.afpbb.com/articles/-/3100533
 (AFP通信 2016年09月11日)

バングラデシュ警察は10日、首都ダッカ(Dhaka)で7月に起きた飲食店襲撃事
件の中心人物とみられるイスラム過激派の幹部を射殺したと発表した。7月の事
件では22人が死亡。そのほとんどが外国人だった。

 ムハンマド・イブラヒム(Mohammad Ibrahim)警視総監補佐は、ダッカのア
ジムプール(Azimpur)地区で非合法の国内イスラム過激派組織「ジャマートゥ
ル・ムジャヒディン・バングラデシュ(JMB)」戦闘員の隠れ家を急襲したとこ
ろ、戦闘員らが発砲して銃撃戦となり、戦闘員1人が死亡したとAFPに語った。
他に銃撃で負傷した戦闘員の女3人の身柄を拘束したという。

 また、テロ対策担当のサンワル・ホサイン(Sanwar Hossain)巡査長は、初
動捜査から死亡した戦闘員はJMBの派閥指導者のアブドゥル・カリム(Abdul K
arim)容疑者(35)と判明したと語った。カリム容疑者はダッカ飲食店襲撃事
件の首謀者とされるタミム・チョードリー(Tamim Chowdhury)容疑者の副司令
官で、事件を発案し背後で主導。飲食店襲撃前に戦闘員らが使用していたアパ
ートを借りるなどしていたという。カナダとバングラデシュの二重国籍を持つ
チョードリー容疑者は先月末に警察との銃撃戦で死亡している。

 JMBはバングラデシュ国内で外国人や宗教的少数者らを標的とした襲撃を繰り
返し、過去3年間に少なくとも80人がJMB襲撃の犠牲となっている。

■ダッカ襲撃 首謀者とみられる人物、銃撃戦の末に射殺
 http://www.cnn.co.jp/world/35088111.html
 (CNN 2016年8月28日)

 バングラデシュ警察は27日、首都ダッカのレストランで7月に起きた襲撃
テロの首謀者の1人とみられる男ら3人を、1時間に及ぶ銃撃戦の末に射殺し
たと発表した。
射殺されたのは事件の首謀者とされるバングラデシュ系カナダ人のタミーム・
チョードリ容疑者ら3人。警察責任者によると、残る2人は身元が確認されて
いない。警察は現在、首謀者とみられるもう1人の人物についても捜査中だと
いう。
事件では日本人ら外国人を含む人質20人以上が殺害された。警察は現場で実
行犯のうち4人を殺害、1人を拘束していた。
 警察責任者によると、チョードリ容疑者は非合法のイスラム過激派組織「バ
ングラデシュ・ムジャヒディン集団(JMB)」の幹部だった。警察は今月、
同容疑者の発見につながる情報の提供者に懸賞金を支払うと発表していた。
事件をめぐっては過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が
犯行声明を出したが、当局は同国内にISISは存在しないと主張し、JMB
による犯行との見方を示してきた。
 この事件に関与した疑いで、ほかに大学生ら2人が拘束されているが、家族
や友人らは「犯人ではなく人質だった」と主張している。2人は保釈を認めら
れず、訴追されないまま拘束が続いている。
また現場のレストランでは、警官が料理人の男性1人を実行犯と誤認し、射殺
したことが確認されている。男性はレストランの制服を着ていたが、当局の部
隊が突入した際、逃げ出そうとして実行犯らの近くを通っていた。

■ダッカ飲食店襲撃、首謀者ら3人を警察が射殺
 http://www.afpbb.com/articles/-/3098870
 (AFP通信 2016年8月27日)

バングラデシュの警察当局は27日、首都ダッカ(Dhaka)で7月に起きた飲食店
襲撃事件の首謀者とみられる1人を含むイスラム過激派計3人を、同市郊外の潜
伏場所への奇襲作戦で殺害したと発表した。

 チョードリー容疑者らが潜伏していたのは、ダッカ南方25キロのナラヨンゴ
ンジ(Narayanganj)で、1時間にわたる警察との銃撃戦の末に射殺され、遺体
が回収された。

 警察幹部はAFPに対し、同国のイスラム過激派組織「ジャマートゥル・ムジャ
ヒディン・バングラデシュ(JMB)」の指導者の一人で、ダッカ飲食店襲撃事件
の首謀者とされるタミム・チョードリー(Tamim Chowdhury)容疑者(30)は死
亡したと述べた。

 カナダとバングラデシュの二重国籍を持っていたというチョードリー容疑者
は、2013年にカナダからバングラデシュに戻った後、JMBの一派を率いていた。
ダッカの高級住宅地にある飲食店で外国人が大半を占めた人質22人が殺害され
た襲撃事件の首謀者として、警察によって名前が挙げられていた。同容疑者に
ついては他にも、宗教的少数派を標的とした数多くの殺人事件の黒幕だとみら
れてきた。

■バングラ襲撃テロの首謀者殺害 治安部隊
 http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM27H3N_X20C16A8000000/
 (日本経済新聞 2016年8月27日)

日本人7人が死亡したバングラデシュ飲食店襲撃テロで、バングラデシュ治安
部隊は27日朝、首都ダッカ近郊ナラヤンガンジで鎮圧作戦を実施、テロ首謀者
とされるタミム・チョードリー容疑者を殺害した。地元警察が明らかにした。
同容疑者は、過激派組織「イスラム国」(IS)バングラデシュ支部司令官を
名乗る地元過激派の指導者。

 7月1日に発生した襲撃テロでは実行犯5人も死亡した。警察は、過激派組
織ジャマトゥル・ムジャヒディン・バングラデシュ(JMB)から分派した「
新JMB」による犯行とみて、指導者のチョードリー容疑者の行方を追ってい
た。

 地元紙などによると、ナラヤンガンジの建物の一つに過激派が潜伏している
との情報を受け治安部隊が急襲。銃撃戦となり、武装勢力の3人を殺害した。
警察はうち1人をチョードリー容疑者と確認したという。

 新JMBはISを支持し、バングラデシュ国内で外国人や宗教少数派に対す
る襲撃テロを繰り返していた。警察は今月2日、チョードリー容疑者の拘束に
つながる情報の提供者に報奨金200万タカ(約260万円)を与えると発表してい
た。

■イスラム原理主義勢力幹部の死刑執行 バングラデシュ
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160904/k10010669641000.html
 (NHK 2016年9月4日)

ことし7月に起きたテロ事件を受けて、イスラム過激派の取り締まりを強化し
ているバングラデシュ政府は、イスラム原理主義勢力の精神的指導者の死刑を
執行し、これに反発する支持者たちが抗議行動に出る構えを見せています。

ことし7月、バングラデシュの首都ダッカの飲食店が襲撃され、日本人7人を
含む20人以上が犠牲となった事件のあと、バングラデシュ政府は、事件にイ
スラム過激派組織が関わったとみて、取り締まりを強化しています。
バングラデシュ政府は3日、1971年の独立戦争で虐殺に関わったなどとし
て2年前に死刑判決を受けていた、イスラム原理主義勢力の政党の幹部、ミー
ル・カーセム・アリー死刑囚の死刑を執行しました。
カーセム・アリー死刑囚はイスラム原理主義勢力の精神的指導者で、バングラ
デシュ政府としては、国内に浸透していた過激派組織IS=イスラミックステ
ートへの対応の遅れが指摘される中、イスラム過激派に対する厳しい姿勢を示
す狙いがあったと見られます。
これに対してイスラム原理主義勢力の支持者たちは反発を強め、5日、バング
ラデシュ全土で抗議行動を呼びかけていて、混乱が懸念されています。

■4階建て工場で爆発、火災 18人死亡 バングラ首都近郊
 http://www.cnn.co.jp/world/35088879.html
 (CNN 2016年9月10日)

(CNN) バングラデシュの首都ダッカ近郊で10日未明、4階建ての工場内
で火災が発生し、少なくとも18人が死亡した。地元警察や病院当局者が明ら
かにした。
負傷者は50人で病院に搬送された。地元警察幹部によると、出火時、工場内
には従業員らがいたことがわかっており、救出作業が進めば犠牲者が増える恐
れもある。
火災に襲われた際、現場にいた従業員の総数は伝えられていない。
現場はガジプール地区内にある工場で、出火原因はボイラーの爆発としている。
爆発の原因は不明。
数百人規模の消防士が消火作業に当たっている。

■工場で火災、25人死亡=バングラ
 http://www.jiji.com/jc/p?id=20160911092102-0022303560
 (時事通信 2016年09月11日)

バングラデシュの首都ダッカ北方の都市トンギにある包装工場で10日、大規
模な火災があり、現地の病院の医師によれば、少なくとも25人が死亡、70
人が負傷した。写真は現場で、捜索・消火活動に当たる消防士ら。

■韓国・バングラデシュがバイオ医薬で協力
 http://japanese.korea.net/NewsFocus/Policies/view?articleId=140320
 (コリアネット 2016年09月11日)

韓国とバングラデシュがバイオ医薬分野の知識と経験を共有しながら協力を継
続している。
バングラデシュの医薬品担当公務員ら15人が韓国を訪ね、韓国のバイオ医薬品
における安全・規制管理の内容を共有した。

韓国の食品医薬品安全処は、先月29日から今月6日にかけて忠清北道(チュンチョ
ンブクト)清州市(チョンジュし)所在の五松(オソン)生命科学団地でバングラデ
シュの医薬品庁(DGDA)長をはじめとする公務員ら15人に対して「バイオ医薬品
安全および規制管理の力量強化招待研修」を実施した。

9日間の課程で研修参加者らはバイオ医薬品に関する政策と臨床試験の許可・承
認、品質管理体制、実験室運営などについての理論教育を受けた。また韓国の
バイオ医薬品製造プラントと臨床試験センターを訪問してバイオ医薬品の製造
および品質管理と韓国臨床試験の現場を見学した。

研修課程には教育内容を基にバングラデシュの現状に適したバイオ医薬品関連
政策、組織などを発展させるための行動計画(action plan)の策定についての議
論も含まれている。

昨年から始まった食薬処とバングラデシュ医薬品庁との協力研修課程は、バン
グラデシュ側の要請により韓国国際協力センター(KOICA)と共同で政府開発援助
(ODA)プログラムの一環として行われた。バングラデシュ医薬品庁はバイオ医薬
品の許可・審査と品質管理における専門能力の不足により困難を経験している。

食薬処は「今回の研修によりバングラデシュのバイオ医薬品の安全管理に対す
る規制能力の強化を支援する一方、韓国バイオ医薬品の海外進出を模索する機
会にしたい」と発表した。食薬処は2012年から世界各国の医療製品規制機関の
公務員を対象とする招待研修を実施している。

■ARCレポート 経済・貿易・産業報告書 2016/2017年版
 バングラデシュ People's Republic of Bangladesh
 http://www.arc-report.com/b_bangladesh2016.html
 (国別情勢研究会 発刊年月:2016年8月 定価:本体12,000円)

目次
 政治・社会情勢
  政治動向
  社会情勢
  対外関係
 経済動向
  経済構造
  最近の経済動向
 貿易・投資動向
  貿易動向
  投資動向
  国際収支
 経済・貿易政策と制度
  経済・財政政策
  金融政策
  為替管理制度
  輸出入管理制度
  外資政策・制度
 対日関係
  二国間関係
  貿易関係
  最近の動向
  投資関係
  経済協力
 産業動向
  農・林・漁業
  製造業
  エネルギー産業
  サービス産業
 市場環境
  立地・人口
  労働・賃金動向
  物価動向
  インフラの概況
  教育、保健・医療の現状
 基礎データ
  基礎事項
  政治体制
  関係機関

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