バングラデシュのニュース(2013/01/25)

■見出し(2013年01月25日) No2013-06
〇バングラデシュ工場建設開始
〇味の素(株)、バングラデシュで包装工場を稼働 南アジア地域の競争優位性を加速
 ~2013年1月より本格稼働開始~
〇「戦犯」に死刑判決 バングラデシュ
〇日本人に文化紹介/バングラデシュ大使が知事訪問
〇「ソーシャル」に生きたい日本の若者たちバングラデシュと日本人(その7)
〇ラジオ放送局が災害情報の要に【バングラディシュ】
〇毎日新しい何かが起きる国バングラデシュの今
〇TV放送:『社会問題に商機あり! ソーシャルビジネスで雇用創出』
〇バングラデシュが初の潜水艦購入へ 軍備増強図るハシナ首相
〇国連世界食糧計画(WFP)を通じたバングラデシュに対する無償資金協力(食糧援助)
 に関する書簡の交換について
〇書籍:書斎の窓 2013.1-2月号(No.621)
〇書籍:ARCレポート 経済・貿易・産業報告書 2012/2013年版
 バングラディシュ People’s Republic of Bangladesh

■バングラデシュ工場建設開始
 http://www.nara-np.co.jp/prwire/prw.php?id=201301169337
 (奈良新聞 2013年1月23日)

バングラデシュ工場建設開始

寿工業株式会社(本社:大阪市城東区、代表取締役社長:北村良太)は、バングラデシュ
南西部モングラ港に隣接する「Mongla EPZ」内に敷地面積8,000㎡の新工場の建設を開始
しました。(2013年8月完成予定)
当社は現在、日本の2工場と中国上海にある独資子会社「上海寿工電気有限公司」にお
いて、自動車用暖房器具(シートヒーター、ステアリングヒーター)、車両用ワーヤー
ハーネス、家庭用・介護用暖房器具(ソフト電気あんか、マッサージチェア用ヒーター
等)の製造販売、および受託生産を行なっております。
今回バングラデシュに新たな工場を建設することで、生産拠点の拡充を図ると共に、現
地及び東南アジア・インド市場向けの製品供給拠点として活用して参ります。

【寿工業株式会社 会社概要】
社名:寿工業株式会社
本社:〒536-0011 大阪市城東区放出西3丁目6番12号
創業:1961年5月
URL:http://www.kot-web.com/
資本金:2,000万円
代表者:代表取締役社長 北村良太(きたむら りょうた)
電話:06-6962-1677
主な事業内容:自動車用/家庭用/介護用暖房器具の製造及び販売事業

■味の素(株)、バングラデシュで包装工場を稼働 南アジア地域の競争優位性を加速
 ~2013年1月より本格稼働開始~
 http://www.ajinomoto.com/jp/presscenter/press/detail/2013_01_21.html
 (味の素株式会社 2013年1月21日)

味の素株式会社(社長:伊藤雅俊 本社:東京都中央区)は、バングラデシュの首都ダ
ッカ郊外にあるトンギ地区の工業団地内にコンシューマー向けうま味調味料「味の素R」
の包装工場を建設し、2013年1月より
本格稼働を開始しました。

当社は、2011-13年中期経営計画において、確かなグローバルカンパニーとなる
ため、海外コンシュー
マーフーズ事業の強化・伸長を基本方針として掲げています。
バングラデシュでは2003年度より、シンガポールを拠点に市場開拓を始め、201
1年8月にバングラデシュ味の素社を設立し、同国での事業強化を推進しています。バ
ングラデシュの人口は、現在1.6億人で、今後も増加が見込まれ※1、また、バング
ラデシュでは米を主食とし、うま味調味料「味の素R」との親和性の高い
メニュー(豆スープ・野菜カレー)が食されており、今後より一層の市場成長が期待で
きます。

※1バングラデシュ人口:今後、年2%の伸長が予想され、2025年約2.1億人に
 達する見込み
(2011年、国連推計)。

バングラデシュ味の素社は、法人設立当初、インドネシア味の素社よりうま味調味料「
味の素R」の完成品を輸入・販売していましたが、このたび新工場を建設し、タイから輸
入した原料の小分け包装を開始しました。また、工場新設に合わせ、同一建屋内に本社、
営業事務所も移転し、お客様のニーズに合った包装容量への対応など、迅速な販売活動
が可能になりました。

今後は、2016年に売上高約30億円、コンシューマー市場において調味料No.1
を目指します。

<バングラデシュ味の素社(Ajinomoto Bangladesh Ltd.)の概要>
(1)所 在 地:バングラデシュ人民共和国
(2)会社設立:2011年
(3)代 表 者:社長 姫岡 健(ひめおか たけし)
(4)従 業 員:約60名
(5)事業内容:うま味調味料「味の素R」の包装および販売

<バングラデシュ味の素社 トンギ工場の概要>
(1)所 在 地:バングラデシュ人民共和国 ダッカ郊外 トンギ地区工業団地内
(Plot-175, Tongi Industrial Area)
(2)工 場 長:ドゥサディ・サェラノントゥ(Dusadee Salelanont)
(3)稼働開始:2012年5月
(4)投 資 額:約57百万円(54百万バングラデシュタカ)※2
※2 1バングラデシュタカ=1.08414円(2012年12月末時点)
(5)生産品目:うま味調味料「味の素R」の包装
(6)工場の位置づけ:1)コンシューマー製品の供給拠点
2)バルクおよび製品の保管基地
(7)従業員数:40名(2012年12月末現在)
(8)敷地面積:土地3,100m2、建物1,470m2

□バングラデシュの「味の素」包装工場、1月に本格稼働
 http://www.newsclip.be/news/2013122_036974.html
 (newsclip.be 2013年1月22日)

【バングラデシュ】味の素はバングラデシュの首都ダッカ郊外にあるトンギ地区工業団
地内で、うま味調味料「味の素」の包装工場を建設し、2013年1月から本格稼働し
た。投資額は約5700万円。バングラデシュではこれまで、インドネシア工場から「
味の素」の完成品を輸入、販売していたが、今後はタイから輸入した原料を現地で小分
け包装し、販売する。

バングラデシュは人口約1・6億人。コメが主食で、うま味調味料との親和性が高い豆
スープ、野菜カレーが食されている。味の素は2011年にバングラデシュ子会社を設
立、事業強化を推進中で、2016年にバングラデシュ事業の売上高約30億円を目指
す。

■「戦犯」に死刑判決 バングラデシュ
 http://sankei.jp.msn.com/world/news/130121/asi13012121150002-n1.htm
 (MSN産経ニュース 2013年1月21日)

1971年にパキスタンからバングラデシュが独立した際の戦争犯罪を裁く同国の特別
法廷は21日、パキスタン兵による残虐行為に加担した罪で、イスラム政党「イスラム
協会」のアブル・カラム・アザド元幹部に本人欠席のまま死刑判決を下した。

アザド元幹部は昨年、パキスタンに逃れたとされている。同特別法廷での「戦犯」に対
する判決は初めて。

アザド元幹部は当時、独立に反対していたイスラム協会の学生組織のメンバーで、パキ
スタン兵に協力して殺人やレイプなどを犯したとされる。

■日本人に文化紹介/バングラデシュ大使が知事訪問
 http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/20130119000128
 (四国新聞 2013年1月13日)

夏に開かれる「瀬戸内国際芸術祭2013」で、現代美術展や工芸品の加工・販売など
を予定しているバングラデシュのマスード・ビン・モメン駐日特命全権大使が18日、
香川県庁に浜田恵造香川県知事を訪問し、「日本の支援でバングラデシュは成長した。
私たちの文化を日本人に紹介できる機会をつくっていただき、感謝したい」と述べた。

夏の芸術祭で行われる「バングラデシュ・プロジェクト」には、同国のアーティストや
パフォーマーら約100人が参加。高松港周辺では、現代美術展や工芸品などを加工・
販売するマーケット、パフォーマンスなどを展開する予定。

席上、知事は「プロジェクトの成功に向け、力添えをお願いしたい」と述べた。

■「ソーシャル」に生きたい日本の若者たちバングラデシュと日本人(その7)
 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/36963
 (JBPRESS 2013年1月22日)

「このまま日本の企業にとどまるか、それともバングラデシュで仕事をするか。悩んだ
末、僕が選んだのは、新しい一歩を踏み出すことでした」

 ダッカのベンガルレストラン、筆者の目の前に座るのは30代前半と思しき日本の若者
だ。「年齢は非公開なんです」と笑いながら、岡崎さんはダッカで仕事を始めることに
なった経緯を話してくれた。

 岡崎透さんは1970年代生まれ。大学卒業後、公認会計士、外資系コンサルティングフ
ァームの戦略コンサルを経て、最近まで三井物産に勤務していた。いわゆる氷河期世代
と言われつつも、彼自身は世間の勝ち組だ。

 が、その一方で深い悩みを持っていた。「自分は何のために生きているのか?」とい
う問いである。誰もが一度は持つ悩みだろうが、彼は人一倍それに苦悩していた。

 三井物産という大きな船に乗っていれば、安定した生活が送れる。しかし外に目を向
ければ、沈没しようとしている日本企業もあれば、まだ“船”にすら乗れない貧困国の
人々もいる。そんなとき、岡崎さんが出合ったのが、「ソーシャルビジネス」という言
葉だった。

 岡崎さんは勤務の傍ら、バングラデシュの貧困削減と企業利益の創出を実現するため
のNPO団体を、複数名で立ち上げた。平日夜や週末にこのNPO団体の活動に参加し、休暇
を取ってはバングラデシュに足を運んだ。だが、壁にぶつかる。年に数回の渡航では現
地の問題など理解し把握することは到底不可能、サラリーマンの片手間でできる仕事で
はないことを悟った。その後、岡崎さんは2011年に会社を辞め、「バングラビジネスパ
ートナーズ」という会社を立ち上げた。

<一躍盛り上がる「ソーシャルビジネス」>
インドの東隣、ガンジス川のほとりに位置するバングラデシュは、日本の4割の面積に1
億6000万人が住む。総人口はミャンマーの2.5倍にも相当し、人口密度は都市国家を除い
て世界一だ。だが、国民の生活は貧しい。人口の8割が農村部に居住、1日1ドルにも満た
ない金額で生活を営む人々が分厚い層を成す。

 そんな貧しいバングラデシュは、政府よりもNGO(非政府組織)の力が強いと言われる
国でもある。欧米からの参入もあれば、地元で立ち上がったNGOもある。その数は2500以
上とも言われ、数万人規模の従業員を抱える巨大NGOも少なくない。

 バングラデシュでは、政府機関の政策実行能力が低いため、医療や衛生、教育などの
本来“最優先課題”とすべき行政サービスですら、普及がおぼつかない。その隙間を埋
めているのが、地元や各国のNGOというわけだ。

 ところで、岡崎さんの生き方を変えたキーワード「ソーシャルビジネス」という言葉
を、耳にする機会が増えた。バングラデシュにあるグラミン銀行の創設者であり、ノー
ベル平和賞受賞者としても知られるムハマド・ユヌス氏が、社会的活動を目的とした新
しいビジネスとして提唱したと言われている。

 「ソーシャルビジネス」の大まかな定義は、「儲けの規模を問うのではなく、最終的
には貧困解決に結びつくようなビジネス」というもの。「課題解決に向けること、利益
のすべてを還元すること、貧しい人々によって運営されているもの」という主張もある。
これまでにない新しい価値を持ったビジネスの形態だ。

 その一方で、ソーシャルビジネスは、バングラデシュでビジネスを展開する際のアプ
ローチの1つにもなっている。

 例えば、日本のユニクロやワタミは、ユヌス氏のグループ会社とともにソーシャルビ
ジネスに乗り出し、KDDIは現地NGOのBRACが行うインターネット接続サービス会社“Bra
c Net”に出資している。

 日本企業が中国に進出するとき、理想のパートナーとするのは政府系、もしくは政府
の息のかかった企業である。だが、バングラデシュの場合、政府よりもNGOの力が強いと
いう理由から、自ずとそちらと手を組むことになるのかもしれない。

 また、彼らと組むことで、将来的にこの新興市場にスムーズにアクセスできるという
利点もあるようだ。

 だが、そこには賛否両論が存在する。日本のみならず外資企業の中には「ソーシャル
ビジネス」に取り組むことで企業イメージを向上させようと意図する傾向が見え隠れす
る。「“ソーシャル”と語ればメディアに取り上げられやすい。そのため、マーケティ
ング目的にこの手段を使っている企業も見受けられます」と現地のNGOに駐在する日本人
は指摘する。

 また、「ソーシャルビジネスと言えば確かに聞こえのよい言葉ではあるが、無条件に
信頼を寄せるのは危険」(現地に駐在する国際機関の職員)とのコメントもある。新し
い概念であるだけに矛盾や混乱を抱える側面が窺える。

<バングラデシュに乗り込む日本の若者>
 さて、日本の若者の間では、近年、社会貢献が1つのムーブメントになっている。経済
成長が頭打ちとなった日本で、生きるための目的を自問自答する若者が増えたことの表
れでもある。

 日本には、国際協力に取り組むNGOや非営利組織のNPOが数多くある。2012年10月、こ
れらの取り組みを紹介するイベント「グローバルフェスタ」が東京の日比谷公園で開催
された。悪天候にもかかわらず10万人の来場者が集まった。

 「年々関心を持つ若者が増えている」と事務局もコメントするように、従来、社会の
片隅で行われていた小さな活動は、時間の経過とともに存在感が大きく増し、確実に「
市民権」を得てきたことが分かる。

 ダッカには日本風の焼き鳥を食べられるレストランがある。海外の主要な都市には少
なからず日本料理店があるものだが、この「ダッカの焼き鳥屋さん」は、筆者が上海で
よく行く焼き鳥屋さんとはちょっと違っていた。

 なんでも、このレストランを経営しているのは、30代の日本人の若者が運営に携わっ
ているエクマットラというNGO団体なのだそうだ。あいにくダッカではスケジュールが合
わず取材はかなわなかったが、聞くところによれば、エクマットラはバングラデシュの
社会的弱者への教育活動を行っているという。そのエクマットラがなぜ「焼き鳥屋」な
のだろうか。

 別の日本のNGO団体で、ダッカに事務所を置くシャプラニールは、その活動の意義を次
のように語っている。「もともとエクマットラは、ストリートチルドレンのケアを行う
活動を行っており、彼らを社会復帰させていくための雇用先としてこのレストランを立
ち上げたのです」。焼き鳥屋経営は最初からソーシャルビジネスを意図したものではな
いものの、この発想やアプローチは注目を集めている。

 バングラデシュには20代前半の若者が「ソーシャルビジネスに挑戦しよう」と乗り込
んでいくケースも見られる。大学在学中の学生が休学し、チャレンジする姿もある。彼
らには、必ずしも豊富なビジネス経験があるわけではない。むしろ商売においてはずぶ
の素人だ。だが、バングラデシュは彼らを歓迎するのだという。

 前出の岡崎さんは「現地の人々は日本人に信頼を寄せており、また、バングラデシュ
にないものを知っているということだけでバリューなのです」と話している。

<公共事業でやるべき仕事をビジネスに>
 さて、岡崎さんはバングラビジネスパートナーズでどのようなソーシャルビジネスを
行おうとしているのだろうか。

 食の改善、エネルギーの改善、医療の改善など様々な取り組みを考えているというが、
その1つに、貧困層の住環境改善のための不動産投資というものがある。

 「僕が以前から調査・検討を重ねてきたプロジェクトに『アフォーダブル・ハウス・
プロジェクト』があります。簡単に言うと、投資家のお金で現地に土地を買い、最低限
の耐久性を持つ建物を建て、それを貧困層に安く貸し出すというものです」

 ダッカには多くのスラム街が点在しているが、トタン板を張り巡らしただけのバラッ
クは倒壊のリスクが高く、洪水やサイクロンにも弱い。当然、上下水道など完備されて
おらず、住環境は非衛生的で病気も蔓延しやすい。そんなスラム街に、多くの人が家賃
を払いながら住んでいるのが現実だ。家賃を払っても、とても健康的な生活は見込めず、
居住権も不明確だ。

 そこで岡崎さんのプロジェクトでは、投資家のお金で更地を確保し、そこに簡易性住
宅を建てることで、バングラデシュの劣悪な住環境の改善に寄与したいという。

 「家賃収入は投資家に返すのではなく、共益費などとしてそのコミュニティーの生活
を改善するサービスに使いたいと考えています」

 電気、ガス、水道の生活インフラを整え、ゴミ収集サービスも行う。その先に描くの
は中・低所得者層を対象にした、医療、教育機関、食堂、金融サービスを設けたタウン
づくりだ。

 考えてみればこれはバングラデシュ政府がやるべき公共事業でもある。だが、残念な
がらバングラデシュでは、貧困解決は優先順位が低いのが実情なのである。求められて
いるのは、まさにその隙間を埋められるソーシャルビジネス、というわけなのだ。

<雇用を生むだけでも十分「ソーシャル」>
 筆者はダッカの日本人を取材しているとき、最もよく耳にしたのが「バングラデシュ
のために頑張りたい」という一言だった。

 その気持ちをかなえられるのはソーシャルビジネスだけに限らない。たとえ、本人が
ソーシャルビジネスという理念を持っていなかったとしても、つまり、それが普通のビ
ジネスであったとしても、バングラデシュでビジネスを起こせばそれは十分にソーシャ
ルな機能を発揮することができるのではないだろうか。すなわち、雇用を創出し、そこ
で技術やノウハウを提供するという貢献だ。

 「仮にそのビジネスの利益が低かったとしても、この国のためにお金と時間を割いて
くれる人がいたら、それがバングラデシュのためになるのです」(岡崎さん)

 アジアで最も貧しいバングラデシュには、正直、何もない。便利な交通手段もなけれ
ば、安全な食生活もない。ましてや流行のファッションなどとは無縁の空間である。

 だが、何もないはずのバングラデシュには収入以上の「何か」があるようだ。その「
何か」を追い求める若者がバングラデシュに吸い寄せられていく。最貧国のバングラデ
シュは、「人の幸せ」と「自分の幸せ」を追求する生き方がクロスする場所でもあるよ
うだ。

■ラジオ放送局が災害情報の要に【バングラディシュ】
 http://www.at-recipe.com/news_Eh4XzxkqU.html
 (防災危機管理NEWS 2013年1月11日)

<サイクロンの被害を機に、ローカル放送局設立>
1月4日、IRIN (Integrated Regional Information Networks =統合地域情報ネットワー
ク)のニュースサイトでは、バングラディシュのラジオ放送局についての記事が掲載さ
れた。
バングラディシュでは、ローカルラジオ放送局が自然災害時の情報発信に期待を集めて
いる。

バングラディシュでは国民の3分の1が沿岸地域に暮らしている。そのほとんどが農村地
帯で、住民が孤立する可能性も高い。

1991年、サイクロン・マリアンではバングラディシュ南東部海岸沿いの地域では10万人
以上が亡くなった。これを機に災害対策と非常時の情報収集の重要性が再認識され、各
地で放送局が設立された。

草の根活動的に広まった地道な努力によって、現在18の全国民間放送局が運営されてい
る。そのうち16の放送局が、ベンガル地方の方言で放送を流している。放送局の設立と
運営には150の地元NGOが関わり、Bangladesh NGOs Network for Radio and Communicat
ion (BNNRC)として活動している。この巨大なネットワークは災害時の救援に大きな役割
を果たすと期待されている。

放送はニュース、エンターテイメント、トーク番組、天気予報などバラエティに富み、
日常的に楽しめる内容となっている。バングラディシュではモバイル機器によるラジオ
の視聴がポピュラーで、SMS との連携で情報交換も盛んだ。非常時の情報発信としての
基盤は整えられている。

<運営維持費の予算不十分 スタッフはボランティアで>
しかし、現在各放送局のスタッフ約500名はほぼボランティアで仕事をしている。2011年
には政府からの予算確保も検討されているが実現されないままだ。

放送に必要な器材や停電時に備えての発電機も不十分だ。これらを揃えるには莫大なコ
ストがかかるが、今後も国家的な戦略として続けていくことが望まれている。

Bangladesh NGOs Network for Radio and Communication
http://www.bnnrc.net/

■毎日新しい何かが起きる国バングラデシュの今
 REPORTER: NI帝人商事(株) 駐在員事務所 川合 健治
 http://www2.teijin-frontier.com/global_eyes/asia/asia-08.html
 (帝人フロンティア 2012年2月)

○注目の国 バングラデシュ
 近年、世界のビジネスマンや投資家たちから密かに注目を浴びている国の一つが、日
本の約4割の国土に、日本を超える1億5,000万の人口を抱える国、バングラデシュです。
2005年12月、ゴールドマン・サックス経済調査部は、50年後の世界経済において、BRIC
sに次いで非常に大きな影響力をもたらす潜在性を秘めた11カ国を「ネクスト11(Next1
1)」と名付け、その一角としてバングラデシュを挙げました。毎日新しい何かが起きる
国「Happening Place」として、バングラデシュの国全体が今、大変活気づいています。

 バングラデシュの主要な産業は農業と衣料品・縫製品産業です。特に輸出品では、ニ
ットウェアと衣料品とで全体の約77%を占めています。2008年秋以降の世界金融危機に
よる影響もあまり受けず、2009年には5.7%の経済成長率を達成しました。その要因は、
縫製品輸出の安定的成長や海外労働者送金の増加などです。また、輸出だけではなく、
バングラデシュは基本的に外貨の出資制限を受けていないため外国企業が進出しやすく、
海外からの直接投資も活発になっていています。

○バングラデシュの気候
 バングラデシュの気候は熱帯モンスーン気候に属しています。日本と同じ北半球の国
ですので、基本的には日本が暑い時はバングラデシュも暑く、日本が寒い時はバングラ
デシュも寒くなります。しかし、この国の季節は、日本の春夏秋冬とは少し異なり、大
きくは雨季(4~9月)と乾季(10~3月)に分かれます。
 これをもう少し詳しく見ると、4月上旬からの夏、6月中旬からの雨季、8月中旬からの
秋、10月中旬からの霜季、12月中旬からの冬、2月中旬からの春と、6つの季節に分ける
ことができます。
 一年中暑い国と思われがちですが、日本の夏にあたる雨季の気温はそれほど高くなく、
湿度がとても高いのが特徴です。雨季は国中に恵みの雨をもたらし、川の水も溢れて、
国土の3分の1は洪水となり、耕地に肥沃な土を供給します。
 ときに大きな洪水をもたらすサイクロンが襲うのは4~5月と10~11月頃の季節の変わ
り目の時期。乾季は特に朝晩に寒さを感じることもあり、上着があると安心です。

○バングラデシュでは何を着るの
 温暖な気候のバングラデシュでは、人々が普段着ている服は薄手で、冬でも上着を羽
織る程度です。イスラム教徒が多い国なので保守的な傾向が強く、女性は肌の露出を抑
えます。洋服の形も、なるべく体のラインを見せないルーズなものが多く、日本から行
くなら、チュニックを持参するのが賢明かもしれません。バングラデシュの女性たちは
普段着に「シャルワールカミース」という衣服を着ている人が多く、訪問着にはサリー
を着用します。
 男性の場合は、Yシャツにスラックス。足元はサンダルでも構いませんが、襟付きシャ
ツを着ていれば一応フォーマルの部類に入ります。その他、バングラデシュ版人力車「
リキシャ」の運転手や田舎の人たちは、「ルンギ」と呼ばれるスカートのような布をシャ
ツの下にまとっています。部屋着としてルンギを着ている人もよく目にします(ダッカ
事務所の現地スタッフも家ではルンギを愛用)。

○バングラデシュの乗り物
 バングラデシュ国民の代表的な足は「リキシャ」です。距離によって料金は変わりま
すが、たいていは約10~50円です。遠方に行くなら、ちょっと高級ですが3輪タクシー「
CNG」もあります。こちらは約120~300円です。
 バスは、市内が20~40円。長距離であれば200~400円。車両の上に乗っている人も多
く、この人たちはお金を払っていないとか…。長距離移動に欠かせない電車も、上に乗
っている人が多く、同じくお金は払っていないそうです。
 道路には、車・バス・CNG・リキシャが入り乱れ、その間を平然と人が通るという、日
本ではありえない混雑ぶりです。やや大げさな言い方かもしれませんが、これが首都ダ
ッカの日常の光景です。市内では5km移動するのに約1時間、郊外への移動は10~15kmで
1時間かかります。本当に、毎日が大渋滞。いったいいつになったら解消されることかと
思いやられます。

○バングラデシュでお酒は飲めるの?
 イスラム教のバングラデシュでは「お酒が飲めないのでは?」と思われる方は多いと
思います。でも大丈夫。イスラム教徒でない外国人は、ホテルや許可のあるレストラン
でお酒を飲むことができます。その際にはパスポートなどの身分証等が必要になる場合
がありますので、お酒を外で飲みたい場合は必ず携帯すること。置いてあるお酒の種類
が少ないのはいたしかたありません。店中にお酒が置いていなくても、お酒の持ち込み
OKのところも多いようです。

○バングラデシュでお土産を買うなら
 バングラデシュには、かわいい手工芸品がたくさんあります。その代表ともいえるの
がノクシカタ(手刺繍)。この国の伝統刺繍で、ベンガル語で“ノクシ”が「縫うこと」
、“カタ”が「布」、つまり手刺繍を施した布のことをいいます。“ノクシカタ”のク
ッションカバーやベッドシーツをはじめ、バラエティー豊富なサリーや木の彫刻、革製
品、キャンドル、陶器、アクセサリーなどはお土産にお勧めです。

■TV放送:『社会問題に商機あり! ソーシャルビジネスで雇用創出』
 http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d130123_0
 (BSフジ 2013年1月23日放送 ※2月1日頃まで放送を見ることができます)

『進化する若者の仕事観 社会問題に商機あり! ソーシャルビジネスで雇用創出』

 子育て支援、貧困問題、環境保護、地域活性化。現在の日本には、解決しなければな
らない社会的課題が山積している。行政以外にも、NPOなどが様々な取り組みを活発に行
っているが、経済的な理由などから、活動継続が困難な状況に追い込まれる組織も少な
くない。
 そうした中、注目を集めているのが、ビジネスの手法を活用し、事業性を確保しなが
ら社会的課題を解決しようとするソーシャルビジネスだ。新たな産業・雇用の創出につ
ながり、社会貢献を仕事にするという新たな働き方を提供するものとしての期待も高ま
っている。
 去年、ソーシャルビジネスに投資するファンドを設立したワタミの渡邉美樹会長、実
際にビジネスを起業し活躍している若手経営者らを迎え、ソーシャルビジネスの現状と
課題、将来性について聞く。

ゲスト:渡邉美樹 ワタミ取締役会長
    関根健次 ユナイテッドピープル代表取締役
    仲暁子 ウォンテッドCEO
    米倉誠一郎 一橋大学イノベーション研究センター教授

■バングラデシュが初の潜水艦購入へ 軍備増強図るハシナ首相
 http://www.afpbb.com/article/politics/2923284/10114298?ctm_campaign=txt_topics
 (AFP通信 2013年01月25日)

【1月25日 AFP】バングラデシュのシェイク・ハシナ・ワゼド(Sheikh Hasina Wajed)
首相は24日、南部の主要都市クルナ(Khulna)で行われた軍艦就役式で演説し、同国初
の潜水艦を近く購入して海軍力を強化するとの方針を明らかにした。

 首相は潜水艦の隻数、購入時期、購入先などには触れなかったが、国軍幹部の1人によ
ると、同国は現在、中国と潜水艦購入問題で話し合いを進めているという。

 この日の演説の中でハシナ首相は「わが国の海軍に近く、潜水艦を配備することを決
めた。近代化によって抑止力を構築するとともに、領海をめぐる紛争への対応力を強化
するのが狙いだ」と言明した。

 バングラデシュはミャンマーとの間で領海の境界をめぐって長く対立し、ミャンマー
がガス採掘支援のため海軍艦艇を送った2008年には武力衝突の危険も高まったが、2012
年3月に国連海洋法裁判所(International Tribunal for the Law of the Sea、ITLOS)
が両国間の海洋境界を画定する判決を出した。

 また隣国インドとの間では、特にベンガル湾(Bay of Bengal)海底の豊かな石油・天
然ガス資源をめぐり、インドとの領海画定問題が厳しさを増している。

 ハシナ政権下で軍備強化を進める同国は今月、1971年の独立後最大となる10億ドル(
約900億円)に上る兵器購入協定をロシアとの間で調印したばかり。購入するのは訓練用
戦闘機、ヘリコプター、対戦車ミサイルなど。(c)AFP

■国連世界食糧計画(WFP)を通じたバングラデシュに対する無償資金協力(食糧援助)
 に関する書簡の交換について
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/zyoukyou/h24/130124_1.html
 (外務省 2013年1月24日)

1.本24日(現地時間同日),イタリアのローマにおいて,我が方河野雅治在イタリア
大使と先方アミール・アブドラWFP副事務局長兼支援業務最高責任者(Mr. Amir Abdull
a, Deputy Executive Director and Chief Operating Officer, The United Nations W
orld Food Programme)との間で,バングラデシュに対するWFPを通じた食糧援助として
,4億7千万円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。

2.バングラデシュでは,度重なる洪水などの自然災害の影響に加え,人口が多いこと
から,慢性的な食糧不足の状況に陥っています。特に,5歳未満の子供の発育阻害率が深
刻な状況であり,約600万人が低体重児の状況であるなど,子供の栄養不良率,食糧不足
は深刻です。

3.同国における人道支援が必要な状況に鑑み,今般,WFPを通じた食糧援助を実施する
ことで,同国の食糧安全保障の改善に資することが期待されます。

■書籍:書斎の窓 2013.1-2月号(No.621)
 http://www.yuhikaku.co.jp/shosai
 (有斐閣 2013年01月01日)

2013年01月01日 発売
定価:80円(税込) A5判

グローバル工業化が変える世界① バングラデシュ・オートリキシャの疾走 
田中 洋子

■書籍:ARCレポート 経済・貿易・産業報告書 2012/2013年版
 バングラディシュ People’s Republic of Bangladesh
 http://www.arc-report.com/b_bangladesh2012.html
 (国別情勢研究会 株式会社ジョイントワークス 2012年11月)

発刊年月:2012年11月
販売価格:12,600円(税込)

目次
 政治・社会情勢
 経済動向
 貿易・投資動向
 経済・貿易政策と制度
 対日関係
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