バングラデシュのニュース(2014/07/14)

◆イベント情報◆
・2014年アジア経済研究所夏期公開講座(東京) 7/17
 http://www.ide.go.jp/Japanese/Event/Seminar/2014summer/04.html
・バングラデシュの人材活用「現状と未来への展望」 7/18
 http://event.tokyo-cci.or.jp/event_detail-57600.html
・ソーシャル・ビジネス・フォーラム・アジア 2014 開催決定 7/16
 http://sbrc.kyushu-u.ac.jp/event.html
・バングラデシュ農村に学校建設!子供達が安心して学べる環境を! 7/28まで
 https://readyfor.jp/projects/bangladeshschool/
・草間徹雄 写真展 詳細 『大河流流 バングラデシュの日々』上野 7/14~7/25
 http://www.saiyu.co.jp/newspaper/event/photo_exhibition_kusamatetsuo_140714/
・其田有輝也 写真展 幸せをカタチに つくば 7/26~8/8
・バングラの貧困をアートで救う!リキシャアートでTシャツ作成!8/25まで
 https://readyfor.jp/projects/banglart
・先進国に学ぶ、途上国に学ぶ。両国の未来のために。 9/28まで
 https://readyfor.jp/projects/chereyouth 
・シャプラニール 海外協力のつどい 2014 10/11~10/12
 http://www.shaplaneer.org/tsudoi14/

■見出し(2014年07月14日) No2014-39
◯鹿大近くに県内初のバングラデシュ料理店-元留学生が開く /鹿児島
◯とにかくバングラディッシュのラッシュアワーがすごい
◯エボラ出血熱の感染拡大 西アフリカ
◯駐日バングラデシュ特命全権大使がAPUを訪問
◯鈴木理事及び小山学長補佐がダッカ大学(バングラデシュ)を訪問しました
◯エヌ アイ カーン バングラデシュ郵政通信情報技術省 事務次官の藤江理事長表敬
◯バングラデシュにおいて情報処理技術者試験(ITEE)セミナーが実施されました
◯外国人ビジネスマンにとっては憂鬱な季節、バングラデシュのラマダン(田中)
◯スリランカ、バングラ訪問へ=9月上旬、中国進出に対抗-安倍首相
◯印・バングラ海洋紛争決着=ベンガル湾領有問題で裁定-ハーグ
◯バングラデシュ:NGO規制法、廃案を ドナー国政府は 公式に懸念を表明すべき
◯エマ・ワトソンさん「国連ウィメン」親善大使に

■鹿大近くに県内初のバングラデシュ料理店-元留学生が開く /鹿児島
 http://kagoshima.keizai.biz/headline/787/
 (鹿児島経済新聞 2014年6月30日)

 鹿児島大学近くに5月、県内初となるバングラデシュ料理専門店「Ruposhi Bangla(
ルポシバングラ)」(鹿児島市荒田、TEL 099-204-0774)がオープンした。店主は同
大の元留学生。(鹿児島経済新聞)

 鹿大生や留学生を中心に、さまざまな年代の客が訪れる同店。テーブル36席を設け
る店内にはバングラデシュの民族楽器や手刺しゅうなどを飾るほか、スタッフも民族
衣装をまとって出迎える。店名には「美しいバングラデシュ」を意味する言葉を起用
した。

 30種類もあるというカレーのメニューは、さまざまなスパイスと野菜をたっぷり煮
込んで作る。40センチもある大きなナンや、タンドリーチキン、鶏のモモ肉が入った
炊き込みご飯「ビリヤニ」、ナスをつぶしてマスタードオイルで炒めた「バルタ」な
ど、現地の家庭料理も100種類以上をそろえる。

 留学生として水産を学びに鹿児島にやって来た後、いったん就職して妻と一緒に同
店を開いたというカーン・ムハマド・イクバルさん。「母国の伝統料理と文化を鹿児
島の皆さまに紹介したい。鹿児島の国際化に少しでも役に立てれば」と話す。

 ランチは学生ランチ(500円)をはじめ、価格帯は800~1,500円。スペシャルカレー、
サラダ、チキンティッカ(骨のないタンドリーチキン)、ライス、ナンが付く日替わ
りランチ(900円)。ディナーセット(1,200円~)、アルコール類も用意する。

 毎週木曜の夜には、アメリカ人講師のマイケル・ケニーさんの英会話教室も開いて
いる。2,000円で食事付き。定員は15人。要予約。

 営業時間は11時~15時、17時~22時。

■とにかくバングラディッシュのラッシュアワーがすごい
 http://getnews.jp/archives/613071
 (ガジェット通信 2014年07月03日)

都市部での通勤の中で、非常に辛いのがラッシュアワー。

特に夏の時期、クーラーが効かないほどの乗車率となっている電車や地下鉄に乗ると
きは、まさに「大きな壁に挑む覚悟が必要」と言うとすこし大げさだが、そのくらい
の意気込みが必要に感じます。

ところが日本の通勤ラッシュにも負けないほどの乗車率を誇る鉄道がこの世界にはあ
りました。

そこは、平均最高気温が1年を通して25度以上の灼熱地獄、バングラディッシュのダッ
カです。

そんな暑い国でここまでの密着度で電車に乗ることを想像すると、少し日本のラッシュ
アワーの辛さが和らぐ?かもしれません。

もしバングラディッシュに行くことがあれば、恐いもの見たさ、で1度は体験してみた
いラッシュアワーです。

■エボラ出血熱の感染拡大 西アフリカ
 http://www.africa-news.jp/news_8YCdwmvym_850.html
 (アフリカ・ビジネスニュース 2014年6月29日)

エボラ出血熱の感染拡大 西アフリカ 
西アフリカの複数の地域でエボラ出血熱の大流行が制御不可能な広がりを見せている。
こうした恐怖の中で、BRAK(バングラデシュ農村向上委員会)は、この致死的な病の
感染拡大を阻止するためには追加支援が必要であると、6月27日ウェブサイト上で伝え
た。

BRACは1973年にバングラデシュの貧困をなくすことを目的として設立された団体。現
在では国際的に活動の場を広げ、アフガニスタン、パキスタン、アフリカなどでも活
動している。

死亡者数と感染者数はこれまでで最悪
シエラレオネでは現在、エボラ出血熱は主にギニアとの国境近くのカイラハンに集中
しており、これまでのところ、死亡例の多くがカイラハンでみられる。

西アフリカでのエボラ出血熱の大流行は死亡者数および感染者数の側面では、これま
でで最悪と考えられる。

死亡者の埋葬から感染も
BRAKによる訓練を受けた地域の医療従事者は家を個別に訪問し、感染をどのようにし
て阻止するか教育を行っている。このウイルスは、主に人と人との接触を通して感染
する。この接触には安全ではない方法による埋葬も含まれる。

シエラレオネで400人の地域の医療促進者をまとめ、女性のみで構成されているBRACの
現場の幹部たちは、すでにエボラ出血熱の地域感染について、再度教育を受けている。

外部からの支援 必要不可欠
シエラレオネの農村地域を支援するために2007年に設立されたTaia Peace Foundatio
nは感染者や死亡者と接触する機会のある医療従事者に対し、使い捨て手袋や塩素を配
布しようとしており、同団体の共同設立者であるジェフリー・ライトは次のように述
べる。

■駐日バングラデシュ特命全権大使がAPUを訪問
 http://www.apu.ac.jp/home/news/index.php?page=article&storyid=2563
 (立命館アジア太平洋大学 2014年7月1日)

2014年6月13日(金)、駐日バングラデシュ特命全権大使であるマスード・ビン・モメ
ン 閣下がAPUへ来学し、山神進 APU副学長、モジュンダル アブドゥラ アル カフィ
国際経営学部教授、バライ ムニム クマール国際経営学部教授やバングラデシュから
の国際学生らと懇談しました。

懇談に参加したISLAM Tahmidul さん(国際経営学部3回生、バングラデシュ人民共和
国)は「大使はAPUについて、授業の内容から国際学生へのサポート体制、卒業後の進
路など様々な質問をされました。また、APUの先生方やその教育システム、ライブラリ
などが素晴らしいと仰っていました」と懇談の内容を教えてくれました。

大使らは懇談の後、バングラデシュの学生らとAPUのキャンパスツアーに参加しました。

現在APUでは42名のバングラデシュ人民共和国からの学生が学んでいます。

■鈴木理事及び小山学長補佐がダッカ大学(バングラデシュ)を訪問しました
 http://www.gifu-u.ac.jp/news/news/2014/07/entry03-1717.html
 (岐阜大学 2014年07月03日)

 平成26年6月28日(土)から29日(日)に,本学の鈴木文昭国際・広報担当
理事及び小山博之学長補佐が,本学の大学間学術交流協定大学であるダッカ大学を訪
れました。
 以下,今回のダッカ大学訪問中に行った内容です。

1)ダッカ大学学長を表敬訪問
 ダッカ大学学長を表敬訪問し,同学副学長等や既に現地入りしていた本学応用生物
科学部の海老原准教授及び岩本准教授らを交えて懇談を行いました。ダッカ大学は多
くの海外の大学と協定を結んでいますが,研究者交流が主で,学生交流を行っている
のは岐阜大学のみです。本懇談では,両大学による共同教育への協力体制について確
認しました。

2)岐阜大学客員教授の辞令交付
 本学連合農学研究科博士課程を修了し,現在ダッカ大学教授の職にある,ナビ・ヌ
ルン氏に,ダッカオフィスの運営等を担当していただくべく,岐阜大学客員教授とし
ての辞令交付を行いました。

3)学術交流協定書の更新
 本学とダッカ大学は,2004年に大学間学術交流協定を締結しており,研究者や
学生の交流が行われています。本協定は,5年ごとの更新となっており,本年6月が
更新時期であったことから,学術交流協定の更新を今回のダッカ大学訪問にて行いま
した。

4)岐阜大学ダッカオフィス開所式
 同オフィスは,昨年からダッカ大学内に設置されていましたが,ダッカ大学側のお
取り計らいにより,今回の鈴木理事らの訪問に合わせて,正式に開所式が行われまし
た。バングラデシュにある日本の大学の海外オフィス(研究拠点除く)は,ダッカ大
学にある本学のオフィスのみであり,本学とダッカ大学との友好関係の象徴と言えま
す。

■エヌ アイ カーン バングラデシュ郵政通信情報技術省 事務次官の藤江理事長表敬
 http://www.ipa.go.jp/jinzai/asia/kaigai/report-20140627.html
 (情報処理推進機構 2014年7月2日)

1.訪問概要

バングラデシュにおいては、JICAによる「情報処理技術者試験(ITEE)マネジメント
能力向上プロジェクト」がIPAの協力のもと実施されています。このたび、プロジェク
トの所管省庁であるバングラデシュ郵政通信情報技術省のエヌ アイ カーン事務次官
が藤江理事長を表敬し、IT人材育成等に関して意見交換を実施しました。両者は、今
後も協力関係を継続し、ITEE導入が両国経済関係のさらなる発展の契機となることを
期待する旨表明しました。
2.ITEEマネジメント能力向上プロジェクトの概要

2012年10月、情報処理技術者試験(ITEE)導入およびその運営能力向上を目的とした
JICAの「ITEEマネジメント能力向プロジェクト」がバングラデシュにおいて開始され
ました。プロジェクト期間は2012年10月から2015年12月までの約3年間となります。
IPAは、試験の運用の指導、日本の試験問題の提供などを行うとともに、問題作成ノウ
ハウの技術移転といったサポートを実施しています。
2013年10月27日には、第1回トライアル試験(日本における基本情報技術者試験に相当)
が実施され、合格率は、アジア共通統一試験を実施している 7ヶ国中2位(15.8%)で
した。また、本年4月27日には、第2回トライアル試験が成功裏に実施されました。
 ・アジア共通統一試験について
 http://www.ipa.go.jp/jinzai/asia/kaigai/002.html
この結果を受け、バングラデシュは本年9月に、アジア共通統一試験の実施国で構成さ
れた「ITPEC」への加盟を予定しており、本年10月には、正式なアジア共通統一試験を
実施する予定です。
なお、本年5月26日、安倍総理とハシナ首相は共同声明において、IPAおよびJICAの技
術協力により本年10月末までにバングラデシュにおける情報処理技術者試験の制度導
入が予定されていることを歓迎し、本制度の導入を含め政府の支援と民間セクタの関
与によって、バングラデシュのIT および関連産業が発展することへの期待が表明され
ました。
 ・プレス発表 本年10月のバングラデシュにおける「情報処理技術者試験」制度導
入について
 http://www.ipa.go.jp/about/press/20140528.html
 ・外務省 日・バングラデシュ首脳会談(概要)
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/s_sa/sw/bd/page4_000485.html

■バングラデシュにおいて情報処理技術者試験(ITEE)セミナーが実施されました
 http://www.ipa.go.jp/jinzai/asia/kaigai/report-20140615.html
 (情報処理推進機構 2014年7月7日)

1.概要

2014年6月15日(日)、バングラデシュ、ダッカにおいて、情報処理技術者試験(ITE
E)セミナーが開催されました。主な出席者は、郵政通信情報技術省、バングラデシュ
ソフトウェア情報サービス協会(BASIS)、バングラデシュコンピュータ評議会(BCC)
、ITEE合格者などです。

本セミナーには、IPAから坂口調査役、株式会社NTTデータから人事部の渡辺課長、グ
ループ経営企画本部の東川課長が出席し、日本企業におけるITEEの活用方法や、アジ
アにおけるITEEの活用事例、アジアで同じ評価指標を用いることによるビジネスチャ
ンスの拡大可能性などについて講義を行いました。

バングラデシュでは、政府がICTビジネスの促進、IT技術者の育成を政策として掲げて
おり、また、国民の英語リテラシーも高いことから、今後、ITEEのさらなる普及、発
展が期待されています。

2.バングラデシュにおけるITEE導入プロジェクトについて

バングラデシュにおいては、ITEE導入およびその運営能力向上を目的としたJICAの「
ITEEマネジメント能力向プロジェクト」が、2012年10月より実施されています。
IPAは、試験の運用の指導、日本の試験問題の提供などを行うとともに、問題作成ノウ
ハウの技術移転といったサポートを実施しています。
現在までに、2回のトライアル試験(日本における基本情報技術者試験に相当)が実施
され、合計47名が合格しました。
この結果を受け、バングラデシュは本年9月に、アジア共通統一試験の実施国で構成さ
れた「ITPEC」への加盟を予定しており、本年10月には、正式なアジア共通統一試験を
実施する予定です。
 ・アジア共通統一試験について
 http://www.ipa.go.jp/jinzai/asia/kaigai/002.html

■外国人ビジネスマンにとっては憂鬱な季節、バングラデシュのラマダン(田中)
 http://kinbricksnow.com/archives/51904845.html
 (KINBRICKS NOW 2014年07月12日)

◆ラマダン(断食月)とは

2014年6月29日、バングラデシュではイスラム教の年間重要イベントの一つ、ラマダン
が始まった。

ラマダンというのはヒジュラ暦(イスラム暦)の第9月の名称。この月は、イスラム
教徒は新月から次の新月が見えるまでの期間断食をする事になっている。ヒジュラ暦
は陰暦で、閏月による補正を行わないので毎年10日ぐらい暦が太陽暦に比べて進む。
およそ33年で季節が一周する。

断食期間の決め方はとてもアナログで、月を目視して決める。新月がみえてから、次
の新月が見えるまでが断食の期間なのだ。各国でイスラム教の長老たちが肉眼で新月
を確認し、断食期間のタイミングが発表される。

断食といっても一ヶ月もの間ずっと飲まず喰わずではない。このひと月、日の出から
日の入りまでの間、食事や水を飲むことができなくなるのである。ただし、病気や旅
行中である場合、子どもや妊婦は対象外とされる。

日が出ている間だけの断食だから季節によって長さは異なる。夏ならば長く冬ならば
短いわけだ。現在の断食開始は朝4時前。3時半前ぐらいから起きて食事を促す放送が
モスクからかかる。アザーン(礼拝への呼びかけ)が始まるとそこから日没のアザー
ンまで食事はもうできない。

今年初日の断食は約15時間。かなりの長さだが、来年はもっと長くなる。ラマダン月
が夏至をはさみ、最も断食時間の長い、辛いラマダンとなる。

◆断食で太る?!

日が沈んだ後から次の日の出までは飲食が可能になる。断食明けに食べる食事をイフ
タールという。イフタールを食べた後、夕食を食べ、睡眠をして、また夜明け前に起
きて食べる。通常昼間食事をするのをすべて夜の間にやってしまわないといけないと
いうことだ。

イフタールのメニューはだいたい決まっていて、果物、デーツ(ナツメヤシの実)、
ナスの天ぷら、玉葱とマメの揚げ物、ムリ(いわゆるポン菓子)、豆の炒め物、キュ
ウリなどがセットになっている。油コッテリで胃に負担になるんじゃないのかという
メニューだ。ビールのお伴に最高だが、飲酒は不埒な外国の異教徒だからできること
である。

イフタールの食事は皆で集まってやるのがよしとされるため、非イスラム教徒の外国
人でもそこらじゅうで招待される。

私も招待されたことがある。最初に果物やジュースを飲んで、空っぽの胃を落ち着か
せてから他のものを食べるという説明をうけたが、まわりをみると胃袋を落ち着かせ
るような悠長なそぶりは全くなく、ひたすらむさぼるようにガツガツ食べる。一日中
食事をしていなかったから無理もないのだろう。

空腹でがっつくのだから食べ過ぎになることもしばしば。しかもイフタールの後、夜
10時頃にはまた夕食を食べるのだ。食べたら即座に就寝。というわけでラマダンに逆
に太ってしまったという金持ちムスリムは多い。

またラマダンの飲食店もちょっと面白いことになっている。断食期間中に食事をする
ことはありえないというのが建て前。ただお店がちゃんと営業しているのだが、入り
口や窓に布をかぶせて外からは誰がお店に入ったかわからないようにしている。

世間から隠れているだけではない。お店の人は「アッラーも見えないからダイジョウ
ブね」などと言うが、全知全能の神アッラーもずいぶん安く見られたものだ。まあ、
空腹時に人の食事姿を見るとイラっとくることは間違いない。他人様をいらいらさせ
ないエチケットというのが現実的な解釈だろうか。

◆イード商戦

ラマダンが終わるとイードと呼ばれるお休みになる。いわばお正月のようなもの。そ
のためラマダン期間中はお休みの準備で忙しい。断食というと空腹に耐えるためじっ
としているようなイメージがあるがまったくの逆だ。

多くの使用人を抱えているような金持ちはラマダン中に使用人に服を新調させ、イー
ドに里帰りさせるという風習がある。この風習が発展し、今ではイードの長期休暇前
にボーナスがでるようになった。

ボーナスがでれば当然消費が活発になる。イードの前にはどんな貧しい人でも服を新
調するから、服飾店の売上は通常月の10倍はあると言う。バングラデシュの服飾業界
はラマダンを中心に年間スケジュールを決めている。

人々の移動も活発になり、首都ダッカでは断食期間中の渋滞はひどいものに。物価の
急上昇も風物詩でイフタールの材料になる食品類の価格上昇が激しく、前月比何十%の
上昇などというニュースが連日新聞で報道される。日本でも正月の餅を買いたいがた
めに師走に泥棒が多いと言われているように、イード前は泥棒も増える。偽札の流通
量も増えるらしい。

◆外国人ビジネスマンの憂鬱

お祭り騒ぎのラマダンとイードだが、バングラデシュに仕事に来た外国人ビジネスマ
ンにとってはあまりありがたいイベントではない。

第一の問題は断食による労働者の集中力低下。とりわけ製造業で深刻だ。空きっ腹で
は戦はできぬと言う言葉は正しい。しかもラマダンが明ければ今度はイードの長期休
暇。里帰りした労働者は長ければ1カ月も帰ってこない。

いや1カ月後に帰ってきてくれればまだありがたい。イードのボーナスをもらって里帰
りした従業員が、別の会社に転職してしまったというのもよくある話。ラインを仕切
っている虎の子の若手リーダーがいつまでたっても戻ってこない。よくよく話を聞い
てみると他社に引き抜かれていたなどという話はざらだ。

製造業界にとってはラマダンとイードはリスクファクター。外国からバングラデシュ
にオーダーをする場合にも注意が必要だ。

第二の問題点はラマダンとイードが太陽暦で見ると毎年移動しているということ。日
本ではお正月は1月1日と決まっている。お正月に仕事を入れないのはもはや習慣だ。

ところがラマダンは毎年時期が違う。外国人はおろか、地元の人間でもいつ始まるの
かちゃんと把握していないし、一寸先は闇の途上国社会では数カ月先を考える習慣が
ないからオーダーを受けたが出荷予定日はイードの真っ最中。バングラデシュの担当
者が問題に気づいたのは出荷予定日の2週間前で大パニックに……などという悲劇もあ
る。

イスラム教徒にとってラマダンとイードは一年の中で最大のイベントである。断食は
飢えと渇きというある種の緊張状態を作り出す。その経験を人々が共有することで、
信仰と地域社会の連携を強める効果がある。地域社会の関係がうすくなってしまった
日本人からすれば、そのきずなの強さはむしろ羨ましくも見える。この時期にバング
ラデシュを来訪された方には一日でもいいので断食に付き合ってみることをおすすめ
する。たとえ一日やっただけでも非常に感謝され、友好関係を作るのに役に立つだろ
う。

■スリランカ、バングラ訪問へ=9月上旬、中国進出に対抗-安倍首相
 http://www.jiji.com/jc/zc?k=201407/2014070700558
 (時事通信 2014年07月07日)

 安倍晋三首相は9月6~8日の日程で、スリランカとバングラデシュを訪問する意
向を固めた。近年、両国への進出を強める中国に対抗する狙いがある。それぞれ首脳
会談を行い、経済分野を中心とする2国間関係の強化を確認する見通しだ。 
 中国は、中東やアフリカの原油などを運ぶ海上交通路の安定と親中ネットワークの
構築を目指し、南シナ海から紅海にかけ港湾・空港の拠点整備を進める「真珠の首飾
り」戦略を展開中。スリランカとバングラデシュもこの中に含まれており、将来の軍
事拠点化に向けた布石との見方も出ている。
 首相はスリランカのラジャパクサ大統領との会談で、貿易やエネルギー分野の連携
を確認。インド洋での海賊対策などを念頭にスリランカ沿岸警備隊の強化に協力して
いく方針を伝える考えだ。
 バングラデシュのハシナ首相は5月に来日した際、日本と議席を争う2015年の
国連安保理非常任理事国選挙でポストを譲る可能性に言及した。これを踏まえ、安倍
首相は9月の訪問時に日本への支持を求めるとともに、バングラデシュに対する経済
支援の拡大を打ち出すとみられる。
 日本の首相がスリランカを訪れるのは1990年の海部俊樹氏以来で、バングラデ
シュ訪問は2000年の森喜朗氏以来となる。

■印・バングラ海洋紛争決着=ベンガル湾領有問題で裁定-ハーグ
 http://www.jiji.com/jc/zc?k=201407/2014070800928
 (時事通信 2014年07月08日)

 【ニューデリー時事】インドとバングラデシュがベンガル湾海域の領有権をめぐっ
て争っていた問題で、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所(PCA)は8日までに、
バングラ側の主張の大部分を認める裁定を下した。これにより資源不足に悩むバング
ラにとって、海底油田や天然ガス開発の道が開けたことになる。

■バングラデシュ:NGO規制法、廃案を ドナー国政府は 公式に懸念を表明すべき
 http://www.hrw.org/ja/news/2014/07/07/ngo
 (ヒューマンライツウオッチ 2014年07月07日 )
 
(ニューヨーク)バングラデシュ政府は、すでに規制で苦しめられている国内のNGOに
対し、さらに厳しい規制を課す法律を提案していると、ヒューマン・ライツ・ウォッ
チは本日述べた。バングラデシュ政府を経済支援しているドナー国・機関は、政府批
判の封じこめを目的とした規制に対し、公けに懸念を表明すべきだ。この法案は国会
の常任委員会に提案、検討される予定だ。2014年の外国寄付行為(ボランティア活動)
規制法が成立すると、外国から資金を受けとるすべての団体、および外国に本部があ
るか国際的に活動する組織の現地事務所には、活動と資金調達面で制限が加えられる。
また首相府付のNGO局は、外国の資金援助を受けた事業について、承認の権限を持つこ
とになる。さらに同局は、団体や個人による「活動の査察・監視・評価」を行うとと
もに、団体の活動停止、および団体登録を廃止する権限を得ることになる。

ヒューマン・ライツ・ウォッチのアジア局長代理フィル・ロバートソンは「今回の法
案は、NGOのまったく合法的な活動に制限を加え、政府に批判的な人びとを攻撃するこ
とに簡単に悪用される可能性がある」と指摘。「政府と民間部門には汚職が蔓延して
いるため、政府がNGOを標的とした法律の制定に時間を費やしているのは何ら不思議で
はない。」

この法案は撤回されるべきだと、ヒューマン・ライツ・ウォッチは述べた。しかし、
仮に法案が国会を通過してしまった場合には、常任委員会は最も問題のある条項を改
正する必要がある。NGOが資金の枯渇に悩まされ、恣意的な規制に服するのを防ぐため
だ。

法案は省庁に対し、NGOの事業の見直しを求めたり、事業中止を命令する権限を与えて
いる。法案はさらに、ボランティア活動に関わる全員について、事業内容に関連する
出国の事前承認を義務づけている。この条項は、すべての人に自国を含めたあらゆる
国を離れる自由を認めた、自由権規約(市民的及び政治的権利に関する国際規約)12
条に違反する可能性がある。

バングラデシュ政府は、この法案について、独立系の団体との協議を行っている。そ
の結果、法案についての懸念は部分的には解決されたが、現在もなお不要で煩わしい
干渉的な規定が存在する。NGO局は、曖昧でどうとでも取れる表現を利用して、NGO活
動を実質的に規制できることになる。

外国からの資金援助について事前承認を定めた条項により、外国から援助を受ける団
体が取り組む問題について、政府の監督権限が実質的に生まれることになる。この条
項は、外国からの資金援助をすでに受け取ったか、これから受け取る団体について、
NGO局への登録を義務付けるだけではない。団体に対して査察の受け入れと団体代表者
による月例調整会合への参加、資金受領以前に活動計画のすべてに承認を求めること
も義務付けている。報告義務の設定や活動規制策以外にも、この法案は団体と個人の
双方について、コンプライアンス違反で厳しい制裁措置(罰金刑と投獄の両方)を課
すとの条項がある。

「一党独裁や権威主義体制の国家を連想させる類いの規制は、バングラデシュのよう
な民主主義国にはふさわしくない」と、前出のロバートソン局長代理は述べた。「政
府は、事業の良し悪しを判断し、国民の国外への自由な移動を許可する立場にあるべ
きではない。」

同法による命令に不服があれば、当該NGOや個人は首相府に異議申立を行うことができ
るとされる。しかし法案によれば、首相府の判断は最終的なもので、独立した司法手
続に訴えることはできない。

NGO局は過去に団体の資金受け取りを妨害し、政治目的での捜査を行ったことがあると、
ヒューマン・ライツ・ウォッチは指摘した。たとえば、信頼を集める人権団体Odhika
rは、たびたび資金受領を妨害されている。政府に批判的な立場が原因だろう。Odhik
arのアディル・ラーマン・カーン(Adilur Rahman Khan)氏とASM・ナスィルディン・
エラン(ASM Nasiruddin Elan)氏は、身柄の拘束や嫌がらせを受けており、政治的動
機に基づいて情報通信技術法違反で起訴されている。

有名な人権団体Ain-o-Salish Kendraも、政府からの監視が強化されていると訴える。
5月には、同団体の調査部長モハンマド・ヌール・ハーン(Mohammad Nur Khan)氏が、
正体不明の人物から誘拐されかかる事件が起きた。氏は超法規的処刑を批判したとし
て治安部隊から脅迫を受けている。

「NGO局の過去の恣意的な行動と透明性の欠如を踏まえるなら、独立した異議申立手続
きの設置は絶対に必要だ」と、前出のロバートソン局長代理は述べた。

バングラデシュ政府は、会計面などでの不正行為を防ぐため、NGO規制法が必要だと主
張する。だがバングラデシュには、独立組織らによるテロなど違法行為を取り締まる
法律が存在していると、ヒューマン・ライツ・ウォッチは指摘した。刑法、テロ対策
法、税法のほか、NGO活動を対象とした既存の規制により、違法行為を行う組織や構成
員に対処する枠組みはすでに整っている。

国際非営利法制センター(International Centre for Not-For-Profit Law: ICNL)は
これまでにも、バングラデシュ政府のNGO規制手続きには、時間の長さ、要件の多さ、
透明性の欠如、決定の恣意性といった問題があることを指摘してきた。法案が成立す
れば、既存の手法が法文化され、手続きはさらに面倒なものとなる。

バングラデシュ政府を経済支援するドナー政府・機関は、アワミ連盟率いる現政権に
対し、各団体が資金を受け取れるように、そして政府の無用な干渉を受けずに活動で
きる環境を保証するように、働きかけるべきだ。バングラデシュ政府は法案を撤回し、
団体の活動には既存の規則で対応すべきだと、ヒューマン・ライツ・ウォッチは述べ
た。

「法案が原案通り成立すれば、バングラデシュでの重要な開発・人権活動にドナーが
資金提供する際の著しい障害となる」と、ロバートソン局長代理は指摘。「ドナー側
は公的にも、また非公式にも懸念を表明し、法案の撤回を求めるべきである。もし法
案の撤回が適わない場合には、独立団体が政府協議の場で挙げた問題のある条項を削
除するよう、法案の見直しを求めるべきだ。」

■エマ・ワトソンさん「国連ウィメン」親善大使に
 http://www.yomiuri.co.jp/culture/20140709-OYT1T50047.html?from=ytop_ymag
 (読売新聞 2014年07月09日)

【ニューヨーク=水野哲也】国連で女性の地位向上を目指す機関「国連ウィメン」は
8日、映画「ハリー・ポッター」シリーズなどで知られるイギリスの女優エマ・ワト
ソンさん(24)を親善大使に任命したと発表した。

 ワトソンさんはこれまでバングラデシュやアフリカのザンビアを訪れるなど、女児
への教育の促進などに取り組んできた。ワトソンさんは発表文の中で「まだ学ぶべき
ことは多いが、いずれは知識や経験、意識していることなどを生かしていきたい」と
コメントした。

■[書籍] 大河が伝えたベンガルの歴史 「物語」から読む南アジア交易圏
 http://www.akashi.co.jp/book/b181100.html
 (明石書店 鈴木 喜久子 著)

イギリス植民地化以前のベンガル交易とそれに携わった人々の生活や社会を、歴史と神話が混交し独自の発展を遂げたベンガル語の詩歌、物語詩、物語群から読み取り、史料に乏しいこの時代のベンガル史を再構築して描き読者に提示する。

はじめに
第Ⅰ部 「物語」から読む南アジア交易圏

第一章 変容する香料商人の物語
 1 背景
 2 チャンド商人とドノポティ商人の物語
    モノシャ霊験記のあらすじ
    ドノポティ物語のあらすじ
 3 ドッキン・パタン(南の港市)での交易
    チャンド商人の交易
    ドノポティ商人と息子スリモントの交易
 4 描かれた商人社会
 5 商人の妻の物語
 6 商人と女神たち
 7 そのほかの新興神

第二章 稲作世界を語るシレット地方の物語詩
 1 交易路の発展
 2 デワーナ・モディナの背景
 3 バニヤチョング周辺の歴史
 4 ハオル地帯の農耕の変化
 5 スロトジャン・ビビ
 6 貝貨
 7 ハオルを往来する米商人

第三章 手工芸の発展と工芸職人たち
 1 ベンガルの工芸職人たち
 2 モノシャ霊験記に見るムスリム入植地の織工
 3 工芸神ビッショコルマと工人たち
 4 糸紡ぎの女性たちの信仰
    女性たちによるビッショコルマ神への祈願儀礼
    マイチャンパの物語
 第Ⅰ部 注
 引用・参照文献
第Ⅱ部 物語編
 1 商人の妻の物語──戻ってきたラクシュミー女神の宿る積荷
 2 デワーナ・モディナ
 3 スロトジャン・ビビ
 4 モノシャ霊験記──ハサン・ホセン篇
 5 ビッショコルマ神への祈願儀礼の縁起
 6 マイチャンパの物語

 関連年表
 あとがき

▼つの本が出ました。
 一つ目は『遡河(そか)』17号 (バングラデシュの社会と文化の同人誌)
 二つ目は MIDORI TO AKA 3rd (駐日バングラデシュ大使館発行の雑誌)

 遡河はこちらのURLをご確認下さい。(広島大学外川先生のHP)
  http://home.hiroshima-u.ac.jp/fakir/soka.html

 MIDORI TO AKA(緑と赤)は大使館主催のイベントで配られますが、
 大使館のHPにいずれアップされると思います。
 第二号はこちら http://www.bdembassy.jp/upload/pdf/notice/1385522850_pdf.pdf
 

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