バングラデシュのニュース(2015/12/06) 

◆イベント情報◆
○国際ベンガル学会第4回大会 12/12,13
 http://www.tufs.ac.jp/ts2/society/Bengal/
○バングラデシュと日本間の人の移動―帰還したバングラデシュ人の生活― 1/12
 http://apfs.jp/event20151201_3331.php

■見出し(2015年12月06日) No2015-55
〇大量生産のファッションの代償とは? 映画「ザ・トゥルー・コスト」
〇バングラデシュGDP押し上げる女性の就業
〇バングラデシュのアパレル工場、8割以上が安全 政府が発表
〇貧困の中たくましく 篠山でバングラデシュ写真展
〇バングラの子に文房具
〇「風のバングラデシュ」パンフレットが完成しました!
〇【第1章・バングラデシュから】(1)井戸水
〇ミニチュアでほっこり写真!おもちゃで昔懐かしい風景を作ってみた
〇バングラデシュ、野党指導者2人の死刑執行 独立時の戦争犯罪で
〇バングラデシュ外国人連続襲撃事件のその後
〇邦人男性殺害で3人逮捕=拘束5人に-バングラ
〇バングラデシュで日本人女性の遺体
〇バングラで日本人女性殺害か 別名で埋葬の可能性も
〇バングラデシュ、60代日本人女性の遺体見つかる、
 警察は殺害容疑で男5人を拘束―仏メディア
〇バングラで女性の遺体、不明の日本人か 殺害の可能性も
〇バングラデシュ:宗教施設を襲撃 ISが犯行声明
〇バングラでモスク襲撃、イスラム国が犯行声明
〇ISが日本へ宣戦布告「すべての日本人を殺害」に広がる不安

■大量生産のファッションの代償とは? 映画「ザ・トゥルー・コスト」
 http://www.asahi.com/and_w/fashion/SDI2015112636801.html
 (朝日新聞 2015年11月27日)

 ファストファッションと呼ばれるような服が、どのように作られているのか?
 経済的に貧しい国での、低賃金の長時間労働、劣悪な労働環境、そして環境汚
染……。2013年4月にはバングラデシュで縫製工場の入った8階建てのビル
が倒壊して、1100人以上の死者、約3000人がけがをした事故もあった。
そうしたことはかなり知っていたつもりだけれど、現実感を伴ったものではなか
った。
 東京・渋谷のアップリンクで公開中のドキュメンタリー映画「ザ・トゥルー・
コスト」(真の代償)は、ファストファッションの服作りの現場が思っていたよ
りはるかに過酷で代償も大きいことを示している。また、十分に知らないでいた
ことへの反省という“代償”をも迫る内容だった。
 映画では、縫製工場とそこで働く女性たちの生活や思い、工場からの汚染水や
農薬による深刻な健康被害、川や海などの汚染による漁業被害の実情を、それと
は対照的なファッションショーの華やかな舞台や先進国の服の売り場のにぎわい
などの光景を織り交ぜながら淡々とリポートしていく。
 バングラデシュの首都ダッカの縫製工場で働く一児の母シーマは、朝から1日
12時間以上働き、つかの間の夜はバラックのような寮で寝るだけ。休みは月1、
2回。それでも驚くほどの低賃金だが、そのほとんどを田舎の家族に送金してい
る。子どもに会えるのは年に1、2回しかないという。
 衝撃的だったのは、カンボジア・プノンペンの縫製工場で2014年、賃上げ
を要求する工員のデモに政府の治安部隊が発砲する場面だった。それにより4人
の死者と多くの怪我人が出た。一人の女性はこう訴える。「私たちの血で作った
ものを、誰にも着てほしくありません」。そんな服を、品質のわりには安いとの
理由で、喜んで買って着ることができるのだろうか?
 アメリカのサンクスギビングデー翌日のバーゲンセールでは、価格をさらに下
げた服やバッグが並ぶ会場に大勢の買い物客が殺到。大きなかごにお買い得品を
これでもかと詰め込む姿も。その姿は楽しげで、楽しみのために必要以上に鳥や
動物たちを追い回して殺すハンターたちを思い起こさせる。
 代償は、服作りに直接かかわらない人たちにも及ぶ。インドの皮革工場から出
た汚染水は、周辺地域の人たちの健康に大きな影響を与えているようだ。皮膚に
ダメージを負った女性の顔は、まるで破れた大きな顔面マスクを被ったように見
えて心が痛む。服作りにはさまざまな有害化合物が必要で、大量に作ればそれだ
け大量の有害物質が排出される。服が大量に作られ消費されれば、大量のごみに
もなる。燃やせば温室効果ガスも出る。製作過程も含めてファッション・アパレ
ル産業が排出する炭酸ガスの量は、石油産業に次いで第2位なのだという。
 この映画では、こうした問題に危機感を持って活動している人たちの発言も紹
介している。環境問題にこだわるファッションデザイナー、ステラ・マッカート
ニーは「巨大で強欲な(ブランド)企業が大きな利益を上げているのに、何百万
という(この分野)の労働者たちになぜ適切な支援ができないのでしょうか」と
語っている。
 大量生産・消費がもたらす弊害が限界に差し掛かっているのは、ファストファ
ッションに限らず、多くの高級ブランドでも状況はさほど変わりはない。そして、
ファッション産業だけだというわけでもない。しかし本来は長期耐久品だった服
を消耗品にしてしまった現代のファッションは、これから率先して大量生産のあ
り方を変えていく義務があるのではないかと思う。
 そのためには服を着る側が、作る側で起きていることについて、知らなかった
りそのふりをしたりではいけない。誰かが、または何かが大きな犠牲になってい
るような服を着る「自由」などはないはずだし、そんな服を着てファッション本
来の楽しみなどは味わえないのだから。

■バングラデシュGDP押し上げる女性の就業
 http://www.sankeibiz.jp/macro/news/151117/mcb1511170500001-n1.htm
 (SankeiBiz 2015年11月17日)

 バングラデシュは、働く女性が増えている。世界銀行によると、同国の女性の
労働市場参加率は、今後10年間に現在の34%から82%に上昇する可能性が
ある。女性の就業による毎年の国内総生産(GDP)への上乗せ効果は1.8%
となる見通しだ。現地紙デイリー・スターが報じた。
 同国政府が2010年に実施した労働力調査によると、労働市場に参加してい
る女性の数は17万2000人だった。多くは農業と衣料品製造業に従事してお
り、近年もこの分野での就業が増加しているという。
 女性の労働市場参加率(15歳以上)を他の南アジア各国と比較すると、イン
ドの27%、パキスタンの25%より高いが、ネパールの80%より低い。なお、
男性の参加率は約80%となっている。

 世界銀行のダッカ駐在エコノミストはバングラデシュの女性の雇用促進につい
て、工業、農業、サービス業と幅広い分野で投資流入による雇用創出が必要と指
摘。今後の課題として、不平等な相続法の改正など法整備や、女性の社会進出を
押しとどめている社会意識の変革などを挙げた。

■バングラデシュのアパレル工場、8割以上が安全 政府が発表
 http://jp.fashionmag.com/news/%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%87%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%91%E3%83%AC%E3%83%AB%E5%B7%A5%E5%A0%B4-8%E5%89%B2%E4%BB%A5%E4%B8%8A%E3%81%8C%E5%AE%89%E5%85%A8-%E6%94%BF%E5%BA%9C%E3%81%8C%E7%99%BA%E8%A1%A8,593613.html#.VmLusNLhBdg
 (FASHIONMAG.COM 2015年11月11日)

 バングラデシュ政府は、国内のアパレル工場の8割以上が安全であると発表した。
2013年に起きたダッカ近郊ビル崩落事故以来、労働環境は改善されているという。

 労働監督官のサイード・アシュメッド(Syed Ahmed)氏は、政府の奨励策のも
と、1475もの縫製工場を監査したと語った。カナダ、オランダ、英国の国際労働
機関が支援している。

 監査を実施した工場の81%は建築基準を満たしており、安全性や火災、電気な
ども安全基準に達していた。

 基準を満たしていなかった工場のうち37社には、政府が閉鎖命令を出した。安
全対策を講じる能力がないと判断したためだ。また、他の209社にも、早急に問題
を解決しない場合は閉鎖を命じると警告を出した。

 その他の工場に関しても、追加の監査が予定されているという。

 バングラデシュの繊維産業は世界第2位の規模を誇るが、2013年に1100人もの死
者を出した縫製工場の事故の一件で、大きく注目されるようになった。

 この事故がきっかけでアパレル工場の安全基準を見直す動きが生まれ、建物・
設備の修繕や安全性向上の措置に多額の資金がつぎ込まれた。

 国立衣服労働者連盟の会長は今回の調査結果を前向きに捉えていると述べ、閉
鎖された工場の従業員が新たな職に就けるよう、政府の支援を期待しているとい
う。
繊維産業はバングラデシュの重要な収入源であり、輸出額は230億ユーロ(約3兆
300億円)、雇用は400万に上る。

■貧困の中たくましく 篠山でバングラデシュ写真展
 http://www.kobe-np.co.jp/news/tanba/201512/0008618250.shtml
 (神戸新聞 2015年12月4日)

 バングラデシュの今を伝える写真展が、兵庫県篠山市乾新町のコミュニティカ
フェ「みーつけた」で開かれている。貧困の中でたくましく生きる人々の姿や子
どもの笑顔をとらえた57枚が並ぶ。25日まで。

 同国で教育支援活動を続けるNPO法人「P.U.Sバングラデシュの村を良
くする会」(同市京町)が企画。毎年12月から翌年3月まで現地で活動してお
り、そのときの様子を紹介している。

 スラム街で路上生活をしたり物乞いをしたりして暮らす人など、現地の様子を
生々しく伝える。同NPOの尽力で設立された学校の開校式や、クリスマスや正
月で喜ぶ子どもたちの表情も印象的だ。

 同NPOの女性(66)は「写真展は現状を知った者の務めだと思って開いて
いる。一生懸命生きている人たちのことを知ってほしい」と話す。

 午前9時半~午後5時。土日祝日休み。現地で作られた雑貨の即売もある。6
日正午からコンサートや食事会を開く。みーつけたTEL079・554・26
00

■バングラの子に文房具
 http://www.townnews.co.jp/0610/2015/11/28/310417.html
 (タウンニュース 2015年11月28日)

 国際ソロプチミスト秦野(上瀬節子会長)が11月18日、(一社)日本バングラ
デシュ協会の橋本羅名理事長(バングラデシュ出身)などを招き、ソロプチミス
ト秦野が今年から始めた同国への文房具送付に関連し、実際に現地へ届けた橋本
理事長から話を聞いた。
 独立から40年以上経つが7割の人が教育を受けられていないことに触れ「学校
の数が全然足らない。生きるために教育を受けることが必要。でも学校がなく、
あっても先生がいない」など同国における教育の現状を橋本理事長が熱弁した。

 国際ソロプチミスト秦野は平塚、東京弥生のクラブと共同で教育に必要な文房
具を集め、今夏に橋本理事長に預けた。現地の小学生に文房具を手渡した橋本理
事長は「みんな笑顔で、すごく喜んでいた」と当時の状況を報告した。
 同団体では「使えるけど、もう使わない文房具」を募集している。上瀬会長は
「ペンやノート、消しゴムなど使用未使用を問わないので、バングラデシュの子
どもたちのためにお寄せください」と話した。

■「風のバングラデシュ」パンフレットが完成しました!
 https://www.kaze-travel.co.jp/oshirase20161116_bangladesh.html
 (風の旅行社 2015年11月19日)

ヒマラヤからの大河が海へ流れ着く国、バングラデシュ。
この度、総合パンフレット「風のバングラデシュ」が完成しました。
アジアで初めてノーベル文学賞を受賞したロビンドロナト・タゴールが、「黄金
の国ベンガル」と讃えたバングラデシュ。現在でも村人の深い知恵に裏打ちされ
た、生活文化の豊かさが息づいています。
世界遺産巡りの他にも、そんなベンガル文化の伝統や自然の多様性、何より「暮
らし」を感じていただけるようなツアーを取り揃えました。
今、まさに激動の時代を迎えているMooving countryの「動と静」を、このパンフ
レットから感じ取ってみて下さい。

■【第1章・バングラデシュから】(1)井戸水
 http://www.the-miyanichi.co.jp/tokushu/category_189/
 (宮崎日日新聞 2015年11月20日)

ヒ素汚染 今も拡大

 バングラデシュ南西部の中心都市ジョソールから車で約2時間。宮崎市のNP
O法人「アジア砒(ヒ)素ネットワーク」(AAN、横田漠理事長)の川原一之
さん(68)=宮崎市=らを乗せた大型バンは、雨期で水浸しとなった大地を貫
く凸凹道を走りヒゾルダガ村に到着した。小さな集落の水くみ場は鉄分で赤茶色
に染まり、くみ上げる水が、鉄とともにヒ素を多量に含む可能性が高いことを示
す。川原さんらが、住民らに健康状態や水の利用方法などを尋ねる。30年ほど
この水を飲んでいる主婦アリア・ベゴムさん(55)は「もしヒ素に汚染されて
いるとしても、この水を飲むしか選択肢はない。生きていくためには…」と肩を
落とした。

 AANはヒ素に汚染された水を使い続けているこの村の状況を調べるため、活
動拠点を置くジョソールから10月上旬、現地へ赴いた。

 水くみ場の水をかぐと、人や家畜のふん尿などが混じっているような臭いもし、
不衛生なのは間違いない。川原さんらの問い掛けに「国内の水がヒ素に汚染され
ているなんて話は聞いたことがない」と答える男性の胸辺りには、慢性ヒ素中毒
が疑われる色素沈着が見られた。

 近くにある私立農業高校の校長室で、英語教師ハヒズル・ラフマンさん(40)
は、川原さんらにまくしたてるような勢いで懇願した。「生徒は皆、飲み水に困
っている。近くにある池の水が飲めるよう、フィルターを付けてほしい」

 村ではこれまで、政府や国際協力機関がヒ素に汚染された井戸の代替水源を設
けようとしたが、いずれも失敗している。学校側が一方的に川原さんらに要望を
伝えるのは、地元で粘り強く活動しているAANに対する期待の裏返しでもあっ
た。

□     □

 バングラデシュで初めて、ヒ素による飲料水汚染が明らかになったのは199
3年。当初は3500万人が、国の飲料水基準(ヒ素濃度50ppb)を上回る
汚染水を飲んでいるとされた。

 政府によると、現在も人口の8分の1に当たる約1900万人が汚染された水
を飲み続け、ヒ素中毒患者は約6万8千人に上る。

 この国の人口センサスによると、ヒゾルダガ村の人口は767人(2011年)
。AANは2006年に行った調査で、村内にある井戸32基のうち88%がヒ
素に汚染されていることを確認した。それを受け、国の公衆衛生工学局などは対
策としていくつもの深井戸を掘削。農業高校のすぐそばにも掘られたが、出る水
は硫黄臭がひどくて飲めたものではなく、半月で使われなくなった。

 2年生のディアダズム・イスラム君(17)は「生活に欠かせない水はお金を
払って近くの村から運んでいる。この国は毎年洪水に悩まされるほど水が豊かな
のに、生きるための飲み水は少ない」と訴える。

 帰路、土呂久ヒ素鉱害の被害者支援に当初から加わってきた川原さんがつぶや
いた。「社会の隅っこで被害が拡大するのは土呂久とよく似ている。ただ、その
規模は計り知れないほど大きい」

×     ×

 土呂久ヒ素鉱害告発から来年で45年。鉱害で苦しんだ高千穂町民の支援者ら
を母体とするAANは、バングラデシュで活動を始めて今年20年目を迎えた。
「土呂久」で培った知見を生かし、異国の地で粘り強く地下水のヒ素汚染対策に
当たっている。活動成果や現在の姿を伝える。

■ミニチュアでほっこり写真!おもちゃで昔懐かしい風景を作ってみた
 http://news.ameba.jp/20151130-13/
 (アメーバニュース 2015年11月29日)

 子供時代、遊んでいたおもちゃを思い出すことができるでしょうか。何かしら
のミニチュアを持っていた人も多いのではないでしょうか。それはミニカーだっ
たり、飛行機だったり、人形のための小さな家具だったかもしれません。そんな
「古き良き子供時代」を思い起こさせてくれそうな、ミニチュアを使った写真を
紹介します。
 これらの写真を撮影したのは、バングラデシュでファイン・アート・フォトグ
ラファーとして活躍するAshraful Arefin氏。彼は自身のプロジェクトの一環とし
て、ミニチュアを使ったノスタルジックな風景写真を撮影をしているのでした。

 Arefin氏はとにかく「ミニチュアの車が好き!」なのだそう。それらには子供
のころの懐かしい思いがあるのだとか。
 作品の製作には、ミニチュアのほかに落ち葉や小石などを使い、時には雨を降
らせたり、埃や荒れ模様の空を加えてムードを作ることもあるそうです。そうや
って、郷愁を誘う風景を作り上げるとのこと。見ていると、子供のころに遊んだ
おもちゃや原っぱなどを思い出させてくれるのではないでしょうか。

■バングラデシュ、野党指導者2人の死刑執行 独立時の戦争犯罪で
 http://jp.reuters.com/article/bangladesh-execution-idJPL3N13H05B201511
23
 (ロイター 2015年11月23日)

[ダッカ 22日 ロイター] – バングラデシュ警察は22日、1971年にパ
キスタンから独立した際の戦犯として2人の野党指導者を処刑したと発表した。
支持者からの反発が起きる可能性がある。

処刑されたのは、イスラム政党「イスラム協会(JI)」のアリ・ムジャヒド被
告とバングラデシュ民族主義党(BNP)のサラウッディン・チョードリー被告。
ハミド大統領が恩赦の訴えを却下した。

■バングラデシュ外国人連続襲撃事件のその後
 http://www.ihn.or.jp/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0-japanese-bangladeshi-matching-informtion/%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%87%E3%82%B7%E3%83%A5%E5%A4%96%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%A5%B2%E6%92%83%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E3%81%AE%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%BE%8C
 (INTERNATIONAL HUMAN RESOURCE NETWORK ORGANIZATION 2015年11月12日)

バングラデシュ北西部のロングプール県にて先日起こった「日本人殺害事件」か
らしばらく経ちました。
邦人殺害事件の数日前に同様の手口でダッカ市内にてイタリア人の殺害もあり、
この2つの連続した事件は「イスラム国」の犯行声明もあり、バングラデシュ在
留外国人の安全意識を一気に変えました。
いまだ肝心の邦人殺害事件に関しては謎が多く、解明されていないところも多い
ですが、イタリア人殺害事件に関しては2週間ほど前にバングラデシュ人容疑者
4人が逮捕されました。
彼らの供述によると、今回のイタリア人殺害事件に関してはイスラム国の犯行で
はなく「バングラデシュ国内の不安定さを外国人にアピールし、政権の無能さを
白日の基にさらす」というのを目的に、50万タカの報酬をもらい、「誰でもよ
いので白人を標的にせよ」という指示を受けた上の犯行だと話しています。
またその指示を行ったものはダッカ市内選出の元地方議員、野党関係者であり今
年1月5日の総選挙ごろにバングラデシュを離れ国外に出国している者、と話し
ているようです。
新聞各紙では、その指示をした者の名前も出ていますが、当然本人は否定をして
います。
また仲間である野党関係者も同様に否定をしており、「現政党のでっちあげだ」
としています。

ここまでの状況はある程度予想されましたので、どちらの話に信ぴょう性がある
のかは、このような発展途上国では判断が難しいところです。
それを証拠に、容疑者が逮捕されたとはいえ外国各国の大使館を含めた在留外国
人機関は用心を解いてはおりません。

現在のバングラデシュ国内の状況ですが、バングラデシュ政権も今回の事件を重
大に考えており、ダッカ市内のセキュリティはかなり高まっています。
在留外国人が多く住むグルシャン・バリダラ・ボナニ地区では検問所が常にあり
ますが、最近は心なしか検問自体も頻繁に行われているようです。
バングラデシュという国は、まだまだ外国からの投資や援助を成長の後押しにし
ており、国内の不安定さは、せっかく視線を集めてきた「ネクスト・チャイナ」
という視線を自ら妨げていることにつながります。
地元のバングラデシュ人の声ですが、「バングラデシュ国内で外国人を標的に事
件を起こすなんて、本当にばかげているし、憤慨している」と話しています。
いまだバングラデシュは1億6000万人の人口を抱え、外国人を標的にした犯
罪比率だけを見ると、他国に比べ低いのかもしれません。
ただし、今回は「イスラム国の犯行声明」と「外国人コミュニティの狭さ」が、
在留外国人の不安を増大させました。

日本の外務省からも「不要不急の渡航の自粛」が出され、文字通りビジネス関連
の不要不急な訪問は避けられる傾向にありますが、仕事の中ではどうしても来訪
しなければいけない事象もあるかと思われます。
我々は、その際にもできる限り様々な案件にお手伝いいたしますので、お気軽に
相談ください。

■邦人男性殺害で3人逮捕=拘束5人に-バングラ
 http://www.jiji.com/jc/zc?k=201511/2015111300776&g=soc
 (時事通信 2015年11月13日)

 【ダッカAFP=時事】バングラデシュ北西部ランプルで10月、日本人男性
ホシ・クニオさんが銃撃を受け殺害された事件で、治安部隊幹部は13日、容疑
者の男3人を同日逮捕したと明らかにした。同幹部は「3人はホシさん銃撃犯の
目撃情報に合致している」と述べた。事件の拘束者はこれで5人となった。
 3人は隠れ家で発見された。当局は当初、違法な武器所持の容疑で捜査してい
たが、取り調べの過程でホシさん殺害を認めたという。

■バングラデシュで日本人女性の遺体
 http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/60095-%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%87%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%81%A7%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%81%AE%E9%81%BA%E4%BD%93
 (イランラジオ 2015年11月25日)

バングラデシュの警察が、埋葬された日本人女性の遺体が見つかったとしました。

フランス通信によりますと、この日本人女性の死の前にも、この2ヶ月の間にイタ
リア人と日本人がバングラデシュで殺害されています。
バングラデシュの警察は、24日火曜、「60歳の日本人女性が、首都ダッカの墓地
に埋葬された」と発表しました。
バングラデシュのテレビ局は、この事件に関連して3人の容疑者が逮捕されたと伝
えました。
2ヶ月前にも、日本人男性、星邦男さん66歳とイタリア人1名が、バングラデシュ
で何者かに射殺されました。
テロ組織ISISが、この2人の殺害について犯行声明を出しました。

■バングラで日本人女性殺害か 別名で埋葬の可能性も
 http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000063165.html
 (ANNNEWS 2015年11月25日)

 バングラデシュの首都ダッカで60代の日本人女性が殺害され、別人の名前で墓
地に埋められた可能性があるとして、警察が捜査を開始しました。
 現地メディアなどによりますと、殺害された可能性があるのは60代の日本人女
性、ミヤタ・ヒロエさんで、ダッカの墓地に別人の名前で埋められたとみられて
います。ミヤタさんは10年ほど前からバングラデシュで衣料品関係の仕事をして
いて、約3週間前から行方が分からなくなっていたということです。警察は今後、
墓から遺体を出して、身元を確認する予定です。また、ミヤタさんの電話の通話
履歴などから浮上した5人の男の身柄を拘束し、取り調べを行っています。

■バングラデシュ、60代日本人女性の遺体見つかる、
 警察は殺害容疑で男5人を拘束―仏メディア
 http://www.recordchina.co.jp/a123883.html
 (レコードチャイナ 2015年11月25日)

24日、AFP通信によると、バングラデシュの警察当局は同日、首都ダッカで60代の
日本人女性の遺体が見つかり、殺害の可能性があるとして、5人の男を拘束したこ
とを明らかにした。写真はバングラデシュ。2015年11月24日、AFP通信によると、
バングラデシュの警察当局は同日、首都ダッカで60代の日本人女性の遺体が見つ
かり、殺害の可能性があるとして、5人の男を拘束したことを明らかにした。
警察によると、遺体で見つかった女性はダッカ在住の「ミヤタ・ヒロエ」さんで、
墓地には異なる名前で埋葬されていたという。警察は殺害の可能性があるとみて、
ミヤタさんと仕事で関わりのあった男5人を拘束して調べている。バングラデシュ
では先月にも日本人男性が殺害される事件が起こっており、過激派組織「イスラ
ム国(IS)」が犯行声明を出している。

■バングラで女性の遺体、不明の日本人か 殺害の可能性も
 http://www.sankei.com/world/news/151124/wor1511240045-n1.html
 (産経ニュース 2015年11月24日)

 【ニューデリー=岩田智雄】バングラデシュ警察によると、首都ダッカの墓地
で24日までに、60代の日本人女性とみられる遺体が見つかった。当局は女性
が殺害された後に埋められた可能性があるとみて捜査している。

 当局者によれば、女性は先月、行方不明になり、女性とみられる遺体は、偽名
で埋葬されていた。女性の捜索願を出していた母親が遺体を確認したが、当局者
は、身元の断定には検視が必要だとしている。

 一方、地元メディアは、女性は病死し、母親にも連絡したとの女性の友人の話
を伝えた。現地の日本大使館は、日本人女性が殺害されたとの情報は聞いていな
いとしている。

■バングラデシュ:宗教施設を襲撃 ISが犯行声明
 http://mainichi.jp/select/news/20151129k0000m030064000c.html
 (毎日新聞 2015年11月28日)

 バングラデシュ北西部で26日、イスラム教シーア派モスクが武装集団に襲撃
され、銃撃で宗教指導者が1人死亡し、3人が負傷した。過激派組織「イスラム
国」(IS)支部を名乗るグループが27日に犯行声明を出した。PTI通信な
どが伝えた。
 バングラデシュでは10月24日、シーア派の宗教施設で爆弾事件があり、1
人が死亡し、約90人が負傷した。同国の多くはイスラム教スンニ派で、シーア
派標的の事件は珍しい。スンニ派のISはシーア派を敵視している。
 事件は北西部ボグラ周辺で発生。複数の男が礼拝中のモスクに押し入り、発砲
した。
 バングラデシュでは9月下旬から10月上旬、首都ダッカでイタリア人男性、
北部ランプル近郊で日本人男性が射殺され、同グループを名乗る犯行声明が出さ
れた。ただ、ハシナ政権は国内でのISの活動を否定している。

■バングラでモスク襲撃、イスラム国が犯行声明
 http://www.sankei.com/world/news/151127/wor1511270025-n1.html
 (産経ニュース 2015年11月27日)

 バングラデシュ北部ボグラで26日、イスラム教シーア派のモスク(礼拝所)
が武装集団に襲われ、AP通信によると、銃撃を受けた1人が死亡、3人が負傷
した。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の支部を名乗る組織が犯行を
認めた。
 バングラデシュでは、邦人男性殺害事件でもイスラム国が犯行声明を出してい
るが、政府は国内のイスラム国の存在を認めていない。

■ISが日本へ宣戦布告「すべての日本人を殺害」に広がる不安
 http://news.nicovideo.jp/watch/nw1911091
 (ニコニコニュース 2015年11月25日)

 パリの爆破テロにも関わったとされるイスラム過激派組織「IS」が、「日本人
を虐殺する」と名指しで宣告し、ネット上に不安が広がっている。
 日本やバングラデシュへ名指しで宣戦布告
 21日、一部ウェブメディアが、アメリカのキリスト教雑誌「クリスチャン・ト
ゥデイ」が、ISが刊行する雑誌の18日最新号に掲載された「(ISは)日本の市民
を虐殺するための計画を立てており、その作戦を南アジアのアメリカの同盟国、
バングラデシュで拡大するつもりだ」というコメントを引用。そして同雑誌が主
張する「すべての日本人を殺害し、彼らの財産を消失させるつもりだ」という考
えを述べている。
 これに対しネット上では、「怖いな」「週末の原宿駅でやると凄まじいことに
なるな」と不安を口にするユーザーも少なくない。

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