バングラデシュのニュース(2016/5/7) その2

■バングラデシュ人8人を逮捕、テロ計画の容疑 シンガポール
 http://www.cnn.co.jp/world/35082136.html
 (CNN 2016年5月4日)

シンガポール当局は4日までに、バングラデシュでのテロを計画していた疑いで
バングラデシュ人の男8人を逮捕した。
政府の声明によると、8人は「バングラデシュのイスラム国(ISB)」と称す
る組織のメンバー。当初はシリアへ渡航して「イラク・シリア・イスラム国(I
SIS)」に加わることをたくらんでいた。渡航は難しいことが分かったため、
政府を倒してバングラデシュをISISへ引き入れる計画に切り替えたという。

当局は爆弾製造や過激派メンバーの勧誘に関する資料や、武器購入のために集め
た資金などを押収した。男たちはバングラデシュ国内にある複数の標的を検討し
ていたとされるが、シンガポールで攻撃を計画していた形跡はない。
8人の年齢は26~34歳で、全員がシンガポールの建設業界や水産業界で合法
的に働いていた。逮捕の根拠となった国内保安法では、容疑者を起訴手続きなし
で最長2年間拘束することができる。
シンガポールには南アジアからの出稼ぎ労働者が多く、同地域に広まる過激思想
に当局が懸念を強めている。
外国人に対する大がかりなテロ取り締まりの第1弾として、今年1月には同法に
基づき、バングラデシュ人の労働者27人を逮捕した。このうち26人は送還さ
れ、残る1人はシンガポール国内で服役している。このグループからも子どもの
訓練風景を収録したビデオや周囲に気付かれない殺人方法を説明したイラストな
ど、過激派の資料が多数押収された。

■バングラデシュ、リキシャ5000台増に渋滞悪化危惧の声
 http://www.sankeibiz.jp/macro/news/160503/mcb1605030500009-n1.htm
 (SankeiBiz 2016年5月3日)

政府が「交通改善策」

 バングラデシュは、政府が首都ダッカで客を乗せて走る三輪リキシャを500
0台増やす方針を明らかにした。これに対し、世界最悪水準ともされる交通渋滞
に拍車をかけるだけだと反発する声が上がっている。現地紙デイリー・スターな
どが報じた。

 対象となるのは、圧縮天然ガス(CNG)を燃料とする原動機付き三輪リキシャ
で、1~2人の乗客を乗せて走る公共交通機関の一種。ダッカでは現在、2万台
が営業しているとされ、政府は車両の追加でサービスの向上と交通事情の改善を
図るとしている。

 政府の動きに対し、国が定めた1997年のダッカ都市交通計画と2008年
の交通戦略計画の2つの指針と矛盾するとの指摘が上がっている。両計画では、
小型車両が渋滞要因と特定されており、減少を目指すと明記されているという。

 ダッカ当局が、乗客数の少ないリキシャよりも収容数40~50人のバスの方
がはるかに効率性が上回るとして政府の動きに疑問を呈したほか、首都の交通警
察も事故が増える恐れがあるとして反対の声を上げた。いずれも小型車両の増加
は渋滞悪化につながるとの考えだ。

 専門家は「一般的に都市部では総面積に対して25%の道路面積が必要とされ
るが、ダッカは8%に過ぎない」と指摘し、少ない道路を効率よく使用するなら
小型車両を減らして大型車両を増やすべきなのは自明の理だと主張した。

 同国の首都商工会議所(MCCI)などが実施した調査によると、昨年のダッ
カの渋滞による年間損失額は5500億タカ(約7470億円)となり、10年
から約50%拡大した。道路整備が進展しなかった一方で車両だけが増加したの
が要因だ。

 調査に関わった専門家は、現在のダッカは許容量の7倍の車両であふれている
うえ、車両の増加が続いていると説明。「時は金なりというビジネスの金言があ
るが、ダッカでは多くの人が場所を移動するために膨大な時間を無駄にしている」
と嘆き、早急な改善の必要性を訴えた。

■米大使館職員襲われ死亡、活動家標的か バングラデシュ
 http://www.cnn.co.jp/world/35081790.html
 (CNN 2016年4月26日)

バングラデシュの米大使館職員で、性的少数者の問題を扱う同国初の雑誌の編集
者も務めていた男性が25日夜、首都ダッカ市内のアパートで武装グループに襲
われ、なたで切り付けられて死亡した。
米大使館によると、この男性はズルハズ・マンナン氏。地元警察当局者によると、
同氏が友人とアパートにいたところへ、荷物の配達を装った5~6人の若い男た
ちが侵入し、2人をなたで殺害した。その場にいた同氏の母と家政婦は助かった
という。
バーニキャット駐バングラデシュ米大使は声明でこの犯行を非難し、バングラデ
シュ政府に対して犯人の検挙を強く求めた。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルの幹部は、バングラデシュでは
直前に大学教授が刺し殺されたばかりだと指摘。同国は平和的活動家らへの保護
が極めて不十分だと批判した。
ラジシャヒ大学で英語を教えていたレザウル・カリム・シディケ氏は23日に殺
害された。警察は24日、この事件に関連して大学生1人を拘束したが、容疑の
詳細などは不明。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」は同
氏が「無神論を呼び掛けた」として犯行声明を出している。
ラジシャヒ警察の責任者は、犯行の手口からは同国で最近、世俗派のブロガーら
を次々に殺害しているイスラム過激派の関与が疑われるとしたうえで、「シディ
ケ氏はブロガーでもなく、反イスラム活動家でもなかった」と強調した。
アムネスティ・インターナショナルの同幹部は「バングラデシュ当局が暴力集団
を罰することができないでいるうちに、彼らは大学教授や性的少数者の権利を訴
える活動家にまで標的を広げてきた」と話している。

■同性愛活動家2人、刃物で襲われ死亡 バングラデシュ
 http://www.afpbb.com/articles/-/3085248
 (AFP通信 2016年04月26日)

バングラデシュの首都ダッカ(Dhaka)で25日、同性愛者の権利活動家2人が刃物
を持った集団に襲われ、殺害された。イスラム教徒が多数を占める同国では、少
数派が殺害される事件が相次いでいる。

 地元警察当局によると、同市カラバガン(Kalabagan)の7階建てのビル内にあ
る犠牲者の一人の自宅アパートに、少なくとも6人の男が宅配を装って押し入り、
2人をなたで切り付けて殺害。さらに1人が負傷した。

 民間テレビ局ジャムナTV(Jamuna TV)が目撃者の話として報じたところによる
と、襲撃犯らは「アラーアクバル(アラビア語で神は偉大なりの意)」と叫び、
立ち去る際には空砲を撃って周囲をパニックに陥れたという。

 警察は被害者らの身元を公表していないが、同国唯一のLGBT(レズビアン、ゲ
イ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)誌であるループバーン(Roopbaan)
の関係者によると、殺害されたうちの一人は、同性愛者の権利活動家のズルハズ
・マンナン(Xulhaz Mannan)氏だった。

 マンナン氏は、2年前に友人らと共に同誌を創刊した他、2014年から毎年4月に
実施されているLGBTパレード「レインボー・ラリー(Rainbow Rally)」の運営に
関わっていた。もう一人の犠牲者は同じく同性愛者で同誌の発行委員の一人だっ
たマハブブ・トノイ(Mahbub Tonoy)氏だったという。

 バングラデシュでは、同性愛関係は刑罰の対象とされる。今年のレインボー・
ラリーは安全上の理由から中止されており、開催予定日に先立ちマンナン氏はAF
Pの取材に対し、イスラム主義者らがインターネット上に脅迫メッセージを投稿し
ていたと明らかにしていた。

 同国では2日前の23日にも、北西部ラジュシャヒ(Rajshahi)でリベラル派の大
学教授が何者かになたで襲われて殺害されたばかり。この他にも世俗主義のブロ
ガーやリベラルの活動家が殺害される事件が相次いでおり、同国では衝撃が広が
っている。

 大学教授殺害事件については、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯
行声明を出し、同教授が「無神論を標榜していた」ことを殺害の理由に挙げてい
るが、政府はISではなく地元過激派組織の犯行との見方を示している。

■なたでめった切り…バングラ、今度は大学教授が犠牲に
 http://www.afpbb.com/articles/-/3085055
 (AFP通信 2016年04月23日)

 バングラデシュの警察当局によると、北西部ラジュシャヒ(Rajshahi)で23日、
大学教授が何者かになたで襲われて殺害された。同国ではイスラム過激派による
世俗派や無神論者の活動家の殺害が相次いでおり、警察は今回も同様の事件とみ
て捜査を行っている。

 殺害されたのはラジュシャヒ市の公立大学で英語を教えていたレザウル・カリ
ム・シディーク(Rezaul Karim Siddique)教授(58)。市内の自宅から徒歩でバ
ス停に向かっていたところ、背後からなたで切り付けられたという。

 地元警察幹部はAFPの取材に「シディークさんの首は少なくとも3度切り付けら
れた痕があり、70~80%切れていた」と説明。襲撃の特徴から判断してイスラム
過激派集団の犯行とにらんでいると語った。

 警察の話では、シディーク教授は音楽などの文化的なプログラムに携わってお
り、非合法のイスラム過激派組織「ジャマートゥル・ムジャヒディン・バングラ
デシュ(JMB)」の拠点だったバグマラ(Bagmara)に学校を設立していた。

 バングラデシュでは2013年以来、世俗派のブロガーが殺害される事件が多発し
ており、いずれも国内で生まれ育ったイスラム過激派の仕業とみられている。今
月初めにも首都ダッカ(Dhaka)で同様の事件が起きたばかりだった。

■ヒンドゥー教徒の男性、襲われ死亡 バングラデシュ
 http://www.cnn.co.jp/world/35082049.html
 (CNN 2016年05月01日)

(CNN) バングラデシュ中部タンガイルで4月30日、洋服の仕立て屋を営ん
でいたヒンドゥ―教徒の男性が何者かに襲われて死亡した。
地元警察責任者によると、男性は自分の店の中にいた。複数の犯人がオートバイ
で乗り込み、なたで切り付けたという。男性は即死した。
同責任者によれば、この男性は2012年、イスラム教の預言者ムハンマドを侮
辱する発言をしたとして収監され、数週間後に釈放されていた。当局は、当時の
発言と殺害との関連を調べている。個人的な恨みなどの可能性も排除していない
という。
同国の首都ダッカでは先週、性的少数者の活動家2人が似たような手口で殺害さ
れたばかり。
このうち1人は米国際開発庁(USAID)の職員で、性的少数者の問題を扱う
雑誌の編集者も務めていた。もう1人は同性愛者として権利を主張する団体を率
いていた。いずれの事件も、国際テロ組織アルカイダ系の過激派「アンサール・
イスラム」が犯行声明を出した。
世俗派のブロガーらが刃物で切り付けられて死亡する事件は2013年から報告
され、昨年から今年にかけてすでに6人が犠牲になった。
イスラム過激派は昨年9月、国外のブロガーらも標的にすると宣言し、欧州や北
米の在住者を狙うとして名簿を公開していた。国際人権団体アムネスティ・イン
ターナショナルによると、同性愛者らが国外からバングラデシュ警察に脅威を訴
えようとしたところ、逆に「挑発的」な行動を改めなければ罪に問われると警告
されたという。

■首都開発公団と公共事業に閣僚の憤懣
 http://www.el.tufs.ac.jp/media/html/pc/News20160427_093032.html
 (日本語で読む南アジアのメディア 2016年04月23日付 Prothom Alo紙)

A.H.M.ムストファ・カマル計画相は、首都開発公団(ラジウク)と公共事業の業
務について苛立ちを示した。同大臣は開発公団などのさまざまな仕事ぶりを取り
上げ、不満を述べた。
今日(土曜日)首都のダカクラブで開かれた、居住区開発部門に関する討論会に
主賓として出席したムスタファ・カマル計画相はスピーチの中でこうした態度を
示した。「国家経済における居住区開発部門」と題されたこの討論会は、コミュ
ニケーション・ネットワークセンター(CCN)が主催者となって行われた。スピー
チの中で大臣は「ラジウクの仕事ぶりに国民は満足していない。開発公団がやっ
ているのは国民を苦しめることだ。あの組織の考え方はいつも内向きで、前向き
の計画というものは持ち合わせていない」と語った。ムスタファ・カマル氏はさ
らに「首都は日毎に拡大している。2050年にはダカの人口はいったいどれくらい
になるのか、首都開発公団は知っているのか?しかし公団は握った権力を手放そ
うとしない。こういった状態から脱却する必要がある」と述べた。
計画相はさらに、首都開発公団とならび公共事業についても、仕事の質が低いと
不満を表明した。これに関し大臣は最近アブドゥル・ハミド大統領とキショルゴ
ンジョを訪問した際の体験を「公務員宿泊用のサーキット・ハウスでトイレに入
ったのだが、ドアの留め具が閉まらない。仕方ないので水が溜まったバケツを重
しにした」と語った。
またダカのモグバジャルで行われている立体交差の工事のことを取り上げ「右側
の工事を左側で、左側の工事を右側でやっている。全く妙な話だ」と述べ、ラジ
ウクと公共事業の担当者に本当の意味での研修を受けさせる必要があるとした。

ムスタファ・カマル氏は、すべての国民のために居住の場を政府が用意すると述
べた。大臣はさらに2019年までに上級公務員全員に住居を提供すると表明し
た。計画相はまた居住区開発部門の進展のためには、首都開発公団とリハブ(バ
ングラデシュ土地建物協会)の間の調整が必要との考えを示した。
CCNのジッルル・ロホマン理事長が司会役をつとめたこの日の討論会では、M.A.マ
ンナン経済計画副大臣、バングラデシュ商工会議所のアブドゥル・マトラブ・ア
ハマド会長、ミール・ナシル・ホセン元会長、アブドゥル・モジド元国税庁長官、
首都開発公団のエムダドゥル・イスラム元技師長などが意見を述べた。またこの
討論会ではジャーナリストのジャヒドゥッジャマン・ファルク氏が基調報告を行
なった。

■マレーシア政府、外国人労働者の受け入れ再開の考えを示す
 雇用不足との声多く
 http://www.mys-news.asia/news_4oEEKItTs.html
 (マレーシアニュース 2016年5月4日)

アーマド・ザヒード・ハミディ副首相が外国人労働者受け入れに言及 再開の方
向へ
産業構造の転換や、違法外国人労働者の増加、更に合法外国人労働者の数も非常
に多くなっていることなど、様々な理由から外国人労働者の新規受け入れを凍結
しているマレーシア。

しかしアーマド・ザヒード・ハミディ副首相は28日、マレーシア小売チェーン協
会(MRCA)の会議において、一部のセクターにおいて雇用が不足していることを政
府は認識しているとし、新規受け入れに向けて動きがあることを明かしている。

小売業界はマレーシア経済成長の鍵 バングラデシュ人を最大150万人受け入れか

またマレーシア政府が新規受け入れを凍結したことで、様々なセクターの人員が
不足し、新規受け入れ再開への声が高まっているとしている。既にマレーシアと
バングラデシュの間で、新規受け入れに関する覚書に調印がなされており、バン
グラデッシュ側は、今後3年間で最大150万人の受け入れがなされる見込みである
と、認識を示している。

マレーシア小売チェーン協会(MRCA)の会議に出席したアーマド・ザヒード・ハミ
ディ副首相は、原油やガス業界、農業、製造業に次いで、小売業をマレーシア経
済の成長の鍵であると位置付けており、先進国への仲間入りへ向けて、外国人労
働者の必要性が高まっている。

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